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palmofcordoba
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「『国民経済』の創出と利権の回収」についてはなるほどなあと思いました。ただ、オスマン帝国からドイツへの食料供給は疑問に思います。オスマン帝国自体、大戦が始まる前から自国の食料供給がうまくいってなかったんじゃないかと思われ、大戦中はとても悪い状態になっています(脱走者が多発するほど
2016-05-11 23:28:43
『カブラの冬』によると、戦前にはアメリカ、カナダ、ロシア、アルゼンチン、ルーマニアなどから主に大麦・小麦を輸入していて、大戦中これらの国から輸入することがむずかしくなります。オスマン帝国による戦時中の食料供給は出てこず、木村靖二『第一次世界大戦』でも出てきません。
2016-05-11 23:36:43
Ordered to die(この本にも食料供給は出てきません)は、ドイツによる人材派遣よりも膨大な兵器・弾薬援助を強調しています。物的援助をしてオスマン帝国が戦い続けてくれればそれだけ主戦場である西部戦線への圧力が弱まるというわけです。
2016-05-11 23:44:20
実際、頭数が足りんから兵を回してくれとドイツに言われて計7コ師団をヨーロッパに派遣してるぐらいですから、食料よりもマンパワーを期待してたんじゃないかなあと(たしかヒンデンブルクの回想録にも同様の趣旨があったはず
2016-05-11 23:48:05