事故を機に満ち溢れた恐怖を与える言論により不安のどん底に陥れられた人と、前者たちの言論に痛めつけられた人の間の亀裂

まとめました。
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airis @airisarisia

前5つのRTからの続き。 開沼さんは現在も放射線の危険を煽る「惨事便乗型言説による実害が発生し続けている」と言われてるけれど、それにあたる言説は具体的に書かれていないから悪意なく 不安を口にした人々も攻撃の対象にされてしまう。このことに憂慮する人が少ないのは何故なんだろう。

2016-04-29 10:54:48
airis @airisarisia

私は最近、原発事故による風評被害の問題でインテリの方々が風評被害にあった人々に対しては心を寄せても、何方かと言えば事故の影響を不安がる人々に対しては冷淡な態度であることが気になっていた。

2016-04-29 10:54:56
airis @airisarisia

buveryさん、菊池さん、等インテリの方々のTweetを読んでもらえれば一目瞭然なように彼らは原発事故の影響において科学的説明をしてもなお 不安を抱く人々に対しては冷淡で、科学的説明を受ければ合理的判断が出来る人々に対しては概して暖かい。 (1

2016-04-29 10:55:03
airis @airisarisia

私は彼らの態度は国民に対する差別だと思う。このように複数のインテリの方々が同じ日本国民を知識レベルで分け隔てすることが悔しかった。あんまり悔しいから次の選挙では自民党に投票しようと思ったくらい。嗚呼これが差別された悔しさで極右政党に投票する人々の感情なのかなと思った。 (2

2016-04-29 10:55:10
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

福島原発事故により、大衆の放射能観は「物語」で済ませられた時代から実生活を左右しかねない時代に投げ込まれた。空白から知識を学ぶのではなく、戦後長い時間支配してきた既存の放射能観を修正するような学びが必要になった(客観状況に合理的に対処しようとするならば)。

2016-05-12 08:37:18
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

福島事故から5年という歳月は、知識そのものを得る時間として決して短いとは言えないが、知識が身体化される時間としては全く不足しているように思う。まして、学校教育とは異なり、様々な攻撃や軋轢、しこりのなかでの作業。時間がどこかで止まってしまった人もいるだろう。

2016-05-12 08:50:29
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

「放射能に言及すること」の問題が「放射線の問題を声高らかにいいたてる」問題に変移し、それが「デマを言う」にまでズレて行く。何か、議論の対象を叩きやすい対象に少しづつシフトさせられているようで、議論がしにくい。

2016-05-13 06:42:50
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

それと、いちいち放射能に言及することは(「高らかに」かどうかはともかく)人を攻撃しているわけではないが、「声高らかに非科学を非難し、放射脳などと嘲う」言動はそれ自体が人に対する攻撃なんだよね。その意味で「お互い様」という関係ではない。この違いは理解して頂かないと。

2016-05-13 06:48:17
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

原発事故から間もない時期に、市民が線量を測定するという至極当たり前の行為があれこれと理由をつけて否定的に言われたことがあった。「正しい使用法の支援」ではさらさらなく、「素人が手を出すな」という測定行為自体への非難。「不安を煽るな」言説の一つのバリエーションでしょう。

2016-05-13 06:50:44
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

そういう極端な例ではなく、少なからぬ人々が大きな飛躍なくその危惧を共有し、不安を口にするような事例が「デマ」や「不安を煽る」として批判されることを問題だと私は書いているわけです。ここを理解して頂かないと私の論とは噛み合いませんし、現実は何も変わらないと思います。

2016-05-13 06:56:09
airis @airisarisia

原発事故発生の後、 福島で被曝の影響を誇大に言う人々の発言で被災に遭った人々が傷ついている状況をTwitterで知った。ざっくり言って被曝の影響を誇大に盛って話をする人又はデマを信じて話をする人には悪意の人と善意の人に分けられる。 (1

2016-05-14 18:34:12
airis @airisarisia

悪意の人とはリベラルとしての自分の立場を世間にアピールする為に原発に反対し被曝の影響を盛って過大に言いたてる人で善意の人とは原発事故と事故当時の民主党政権の失敗とのダブルのショックで過剰に権力不信に陥っている人。 (2

2016-05-14 18:34:20
airis @airisarisia

最近デマを批判すると 『なんとなく不安』という人も遠ざけてしまうんじゃないの?と懸念する人がけっこういる。この現象自体が事故直後に比べて被曝について過激なデマを話す人が極端に減っていることを物語っている。事故から5年たってデマを煽る人々に勢いが無くなったから (4

2016-05-14 18:34:36
airis @airisarisia

強くデマに反論すると善意の人まで遠ざけてしまうかな?と気づかう余裕もでてきたわけ。しかし減ったとはいえ過激なデマを話す人がいれば当然批判は必要だと思う。 (5

2016-05-14 18:34:43
airis @airisarisia

今、私からみて いわゆる善意の人がTwitterで被曝について不安な気持ちを吐露した呟やきが影響して被災地で暮らす人々の生活が脅かされて実害を及ぼすものがあるようには思えないのだけれど、それでも事実誤認の話が公にあれば指摘すればよいと思う。 (6

2016-05-14 18:34:50
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

以上の道草さん・airisさんのツイートは、非常に大事でかつ語るのが難しいことを語ろうとしている。なぜそれが難しいかのが重要。おそらく、科学の守護者を担える自律した科学者集団、社会学的素養に満ちた厚い言論、健全なゲートキーパーができる思慮深く信頼されたメディアの3つが必要なのに、

2016-05-15 08:03:33
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

科学者集団・言論人・メディアのどれもが軽薄にすぎ、原発事故後の相互不信という社会の亀裂を埋められずにいるのだろう。この3極さえしっかりしていれば、事故を機に満ち溢れた恐怖を与える言論により不安のどん底に陥れられた人と、前者たちの言論に痛めつけられた人の間の亀裂はなかったと思う。

2016-05-15 08:09:13
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

記事「放射能恐怖という民主政治の毒」で書いたが、原発問題を利用して人々に恐怖を吹き込むような言論を意図的に行い、人々の不安を他の目的のために煽った人は責められるべきだが、不安に取り憑かれただけの人を彼らと同列に扱ってはいけない。 bylines.news.yahoo.co.jp/onomasahiro/20…

2016-05-15 08:23:33
リンク Yahoo!ニュース 個人 放射能恐怖という民主政治の毒 (1)放射線と政治(小野昌弘) - Yahoo!ニュース 今の日本には白昼堂々おばけが歩き回っている。放射能おばけというおばけが。おばけは人々に恐怖を吹き込み、恐怖は毒となって社会の全身を巡り、放射線問題の解決を困難にするばかりか、民主政治を麻痺させている。
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

もっとも不安に取り憑かれた人は他人に不安を感染してしまうもので、こうして放射線問題への漠然とした不安が再生産され拡大し、現実に被災者への心理的・現実的な損害を与えてきた。だから、現実に被害を受けた側からみれば、不安を煽った人と不安に取り憑かれた人の区別はつきにくいのも確かだろう。

2016-05-15 08:34:26
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

この不毛な亀裂を埋めるためには、どういう言論が不安と恐怖を煽ったのか、なぜそのような言論が現れ流布したのかを見直すべきだろう。 一方で、これだけでは社会の亀裂は成立しない。すなわち、恐怖を煽った人と恐怖に陥れられた人々を一括りにして彼らへの敵意を煽った言説もまたあったことだろう

2016-05-15 08:41:03
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

ツイッター立ち上げてびっくり。通知が「99+」って初めて見た。記念スクショ。 pic.twitter.com/9bMOYpiR94

2016-05-15 08:50:43
拡大
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

放射線への恐怖を煽る言説が多くの人に不安と社会への不信を与えた。一方で、風評被害という被災地の苦境の原因を放射線恐怖に苦しむ人々に一方的に帰する言説が前者の人々への軽蔑と敵意を煽った。日本社会はこうして残酷にも二つ裂きになった。bylines.news.yahoo.co.jp/onomasahiro/20…

2016-05-15 08:54:53
リンク Yahoo!ニュース 個人 放射能恐怖という民主政治の毒(11):煽られる不信・くすぶるデマ(小野昌弘) - Yahoo!ニュース 原発事故による行政・責任者への怒りが、いつのまにか専門家全般に対する不信にすり替えられた。人々の怒りが盗まれたのである。そしてこの不信がデマの温床となり、人々の不信と分裂を深めている。