「自然豊かな田んぼ」はどこへ向かおうとしているのか

オイカワマル@oikawamaru さんの一連のツイートとそれに対するリアクションをまとめました。
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オイカワ丸 @oikawamaru

とても良い水路。なお地域の満場一致で便利なコンクリ水路への転換が決定している様子。不便なものは少しでも便利に、そして少しでもお金につながるように、それは今のこの世の中では正論ではある。 pic.twitter.com/UMoNGRiviO

2016-05-19 17:22:37
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オイカワ丸 @oikawamaru

ここに限った話ではないけど、よくある展開。「希少種がいるって、別にここにだけいるわけではないのでしょう?」「地域の人がずっと待っていた改修なんですよ?」と言われるともはやなんとも。「風景じゃ食えない」ごもっとも。「将来的な価値なんて誰が保証するんですか?」ああそうですよね。。

2016-05-19 17:27:53
オイカワ丸 @oikawamaru

この水路の風景もこの夏が最後かと思うと悲しい。まあこんなことはここに限らず全国各地で現在進行形で起こっていることだけども。隣の水路もその隣の水路も数年前に改修が終わってピカピカの白いコンクリート。安全に効率よく農業ができているよ。誰だってそっちの方がよいよね。当然だよ。

2016-05-19 17:45:35
おはドジョウ @mushisakana

@oikawamaru それでもなんだか悲しいですよね

2016-05-19 17:48:09
オイカワ丸 @oikawamaru

@mushisakana そうですね、なんだか悲しいと思ってくれる人が今よりももっと増えれば、良いのだと思います。身近な生き物が好きな人を増やしていくことは、遠回りではありますが一つの確実な良い手段でしょう。

2016-05-19 17:50:05
ぼんきち @yotsubato10

@oikawamaru @sekihang_MYBK 圃場整備をした田畑を見て、自然がたくさんあって良いとか言う人がいるので、なんともかんとも、、、、。

2016-05-19 18:06:38
せきはん🚗ぜっしゃか!3巻発売中 @sekihang_MYBK

@yotsubato10 当事者ではない僕たちにはどうすることもできないことが多いですね

2016-05-19 18:07:54
オイカワ丸 @oikawamaru

なんだか生き物がいなくなって残念だな、と思う人を増やすと同時に、生き物が棲んでいる環境を(結果的にでも)守っている人たちに対して、その環境を維持し続けることができるように金銭的な援助を行う枠組みがないことには、どうしようもないのだろうと考えている。

2016-05-19 22:07:52
オイカワ丸 @oikawamaru

ちなみに言えば、身近な生き物がいなくなるのは単に「残念」で済む問題ではない。クロマグロとかニホンウナギとかの激減&価格高騰もそういうところとつながっているのである。それはほんの一例で、身近な生き物がいなくなることは長期的には人類にとって色々な面で大きな損失である。

2016-05-19 22:10:24
オイカワ丸 @oikawamaru

まあでも身近な生き物がいなくなるという損失、というのはやはり金銭的な経済的な文脈ですべて語るべきではないと思う。いなくなったら残念、さびしいというところ。そこが大事なのではなかろうか。昔はいっぱい生き物がいたよ、捕まえて遊んだよ、って楽しそうに語ってるでないか。そういうところ。

2016-05-19 22:14:46
オイカワ丸 @oikawamaru

金銭的な援助、とはようするに税金が主になるわけで、まあそういうのにお金使ってもいいんじゃない、と言う空気が世に出てくるためには、生き物好きを増やさねばならない。と、こう思うわけです。そしてそれは、好きになれ、という形ではなく、かっこいいでしょう?共感する?という形であると良い。

2016-05-19 22:22:25
1月に一時帰国予定の蟲喰ロトワ (むしくろとわ) 著書「おいしい昆虫記」by おいしい昆虫生活™️ @Mushi_Kurotowa

@oikawamaru 税金を使って水路をコンクリ化したものの、その後整備不良や耕作放棄で使えず、本来の環境も破壊されたような最悪な結末を懸念しています。 単に金銭面で環境保護は開発に勝てない、のではなく開発計画そのものの杜撰さが無駄な環境破壊を招いているような気もしています。

2016-05-20 16:04:14
オイカワ丸 @oikawamaru

@Mushi_Kurotowa 実はそれは現実に起こっています。耕作者が居ないのです。することになっているからする、という部分があるのは事実です。お金も生き物も風景もすべてを失って何も残らないのでは、あまりに悲しいので、なんとかしたいのですが。

2016-05-20 16:12:08
1月に一時帰国予定の蟲喰ロトワ (むしくろとわ) 著書「おいしい昆虫記」by おいしい昆虫生活™️ @Mushi_Kurotowa

@oikawamaru 耕作放棄地問題が放置されつつ、コンクリ水路が新設される状況はなんとも変です。「長期的に誰も儲からず、儲かるからと破壊された自然がうかばれない」という状況はなんとも子孫に申し訳ないです。

2016-05-20 16:18:28
オイカワ丸 @oikawamaru

@Mushi_Kurotowa まさにその通りです。しかし、以前に話し合いの中で、きれいに改修したら若い人が参入してくれるかもしれない、この汚い水路を改修せずそのままにしておくのは子孫に申し訳ない、という意見を年配の農家と行政担当者から言われたことがあります。

2016-05-20 16:34:42
1月に一時帰国予定の蟲喰ロトワ (むしくろとわ) 著書「おいしい昆虫記」by おいしい昆虫生活™️ @Mushi_Kurotowa

@oikawamaru そう思うヒトがいてもいいですが、農地に関わる意思決定が年配の農家(とそれに同意するだけの行政)に残ったまま、という意味で、若い人に任せる構造になっていないですね。農地を私的財として守り過ぎ、所有者の意思が過保護で公共の利益を損なっているように見えます。

2016-05-20 16:47:55
オイカワ丸 @oikawamaru

@Mushi_Kurotowa そう思います。農地は私有地で改修には負担金もありますが、事業には多額の税金が使われるわけで、その落としどころは、もっと広い視野をもって決定されるべきと思います。とにもかくにも当事者以外にほとんど興味をもつ人がいない、といのも問題です。

2016-05-20 17:15:02
ドリトル柴田 @shibalabo

水田は稲の生産の場であるので水路をなんとかするしかないと思っています。 twitter.com/oikawamaru/sta…

2016-05-20 17:52:15
オイカワ丸 @oikawamaru

人間が水田水路をつくったから棲めるようになった、のではなく、人間が氾濫原湿地を水田水路化したあとにも、なんとか頑張って棲んでいた、ということ。いまの水田水路にいる生き物たち、かつて氾濫原湿地にいた生き物たちは、今の水田水路に棲めなくなったら、もう生きる場所がほとんどないのです。

2016-05-20 11:17:21
オイカワ丸 @oikawamaru

@shibalabo そう思います。なんとかできそうなのはおそらく水路ですね。

2016-05-20 18:01:21
1月に一時帰国予定の蟲喰ロトワ (むしくろとわ) 著書「おいしい昆虫記」by おいしい昆虫生活™️ @Mushi_Kurotowa

@oikawamaru バランスとしては農家を儲けさせる立場の農協や消費者、販売の側の人がもっと農地の環境保全に興味を持ったほうが健全な気がします。今のバランスだと儲けようとする農家に非当事者がマッタをかけているような構図が多いです。

2016-05-20 18:26:08
マルコ・K @KawanokoI

@oikawamaru 嫁実家の爺さんと議論したことがあります(^^ゞ 昔のままの用水路の方が環境に良いのは解っているけど 半年ごと村をあげての労働奉仕 草刈・土かき 三ちゃん農業の農家にはきつい作業だと・・ なにか良い解決方法は無いものでしょうか・・・

2016-05-20 18:40:45
haino @haino1974

@Mushi_Kurotowa @oikawamaru 改修工事には地元の建設業が関わってて税金で収入を賄いハッピー、その知り合いor親戚筋の農家もハッピーなんて場合も。私有地の農家も初期から関わり、自身の負担金を拠出する覚悟を決めた後だと、旗を翻すのが恥ずかしく思う事も。

2016-05-20 19:26:48
オイカワ丸 @oikawamaru

水田水路は人工的なものだから野生生物の保全の場として挙げるのはいかがなものか、というような意見はしばしば聞くのだけど、そもそも平野部の水田水路地帯は自然の氾濫原湿地を改造したものが多いので、かつてそこにいた生き物が改造後もいるのであれば、居続けられるように努力することに理はある。

2016-05-20 11:03:49
オイカワ丸 @oikawamaru

人間が水田水路をつくったから棲めるようになった、のではなく、人間が氾濫原湿地を水田水路化したあとにも、なんとか頑張って棲んでいた、ということ。いまの水田水路にいる生き物たち、かつて氾濫原湿地にいた生き物たちは、今の水田水路に棲めなくなったら、もう生きる場所がほとんどないのです。

2016-05-20 11:17:21