【随時更新中】知人のDV被害話に首を突っ込む

ひょんなことから知人のDV被害話に首を突っ込む事になった筆者のドタバタ学園ラブコメディー
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知人の30代女性は10年超、内縁関係の男(30代)と交際、5年ほど前から同居中でした。こどもはなし

事の発端は被害を受けた女性からの電話。
正確には被害女性の要請で救急隊員からの連絡。

「A子さんが大けがをして救急搬送されている、病院に立ち会うことはできないか?」とのこと。

なぜ筆者に連絡しようとしたのか定かではないが、たぶん、その、頼りになると思ったんでしょうw

いぬけん™ @Sanbugorin

10年以上にわたり内縁の妻に日常的にDVを行っていた男が先日ついに大けがを負わせ逮捕。女は全治1月で入院中。ウソ八百の調書でたった3日の拘置で釈放。警察は「本人は猛省している。再犯の可能性は無いと思う」って信用できるわけないだろう

2016-05-14 10:38:17

病状は右側頭部に7針を縫う裂傷。右上腕部打撲、右大腿部打撲、右足甲骨折など。

救急隊員の機転で警察へ通報。内縁の男が傷害罪で逮捕されました。

家庭内における配偶者への傷害事件なのでいわゆるDV法が適用され、同法に基づき被害女性本人には保護命令が下り、男からの訪問、電話、メール等の一切の接触が禁止されます。

いぬけん™ @Sanbugorin

これまでも三歩歩いたら逆のことを言うような男だよ。せめて保護命令の申し立てが受理されるまで置いとけなかったものか

2016-05-14 10:39:54

女性の言い分は交際を始めた当初から酒を飲むと暴れており、理不尽な事を言っては罵り、手を上げられてきたと。同居後はさらにエスカレート。

「酒を飲まなければいい人なんだけど」と言うが、酒を飲もうが飲むまいが暴力をふるう人はいい人ではないと思うのだが……

男は3日拘留された後釈放。

しかしどうやらこの男、自分の置かれた立場や警察から説明されたであろう事柄をあまり理解していないようで、釈放されるやいなや女に電話。当然出ず。その足で女性の両親宅へケーキを持って訪問するというわけのわからない行動に出る

いぬけん™ @Sanbugorin

釈放されたその日に女の携帯に電話をかけてよこし、何度かけても出ないので共通の友人にかけ「あやまりたいから電話に出るように言ってくれ」とか言う男だよ。すでに女の親戚連中にもコンタクトしまくってるし。信用できるわけないだろう

2016-05-14 10:40:50

釈放の翌日、公表していないはずの病院に女性をたずねて見舞客があらわれる

いぬけん™ @Sanbugorin

昨日は公表していないはずの入院している病院に見舞客が訪ねてきた。門前払いしてもらったがいつ殺されてもおかしくないよね

2016-05-14 10:42:53

当然受付にはお願いしてあるので「そういった名前の患者さんは入院しておりませんが」と答えられ退散したもよう。

病院側に聞いた背格好の特徴が男と一致したため、おそらく本人とみられる。ケーキのような包みと花束を持っていたと。

近隣で救急搬送される病院といえばいくつかに絞られるので、男はどうやら片っ端から病院をたずねて歩いていると推測。

このとき筆者は思いはじめていた。保護命令を無視して接触すれば逮捕されるのわかってるのかな?んー、この男あほなのではないかな?と

いぬけん™ @Sanbugorin

カッコよく言えば身辺警護かな。まぁ乗りかかった船なんで沈むか接岸するまで乗るわ

2016-05-14 10:47:19

今後の事を含めて計画を立てていかなければならないので、女性の両親とも連携を取り、相談していく。また、知りうる限りの男の交友関係や仕事関連の知人の連絡先をかき集め、有事に備える

いぬけん™ @Sanbugorin

今日はDVを受け療養中の女の両親宅にDV男があらわれた。最悪の事態は避けられたが保護処分がもっとスムースにおりればお縄だったのにとくやまれる

2016-05-15 23:02:23

ここでいう保護処分とは、女性以外の親族等への接近禁止のことです。DV法では被害者そのものは自動的に保護されるものの、親族やそれに準ずる近しい人々への保護は裁判所に申し立てをしないといけません。

本人が申し立て後、相手を読んだ聴聞会が行われ早ければそのタイミングでほぼ命令の範囲が決定され発動されます。

とはいえ女性は全治一カ月の大けがで身動きも取れないこともあり、いまだ申し立てもしていない状況。出遅れました。

そんな中、女性は日常的な暴力で精神を病んでいたことと経済的に自立していなかったこともあり、またご両親にも迷惑をかけたくないとの思いで、ケガが治ったら男のもとに戻ろうと言いだす

Atsuko TAMADA @atsukotamada

パリの警察署に貼られていたDVのポスターの内容が忘れられない 御主人に殴られた翌日、御主人は花を買ってきました。 あなたは御主人を許しました。 再び殴られた翌日、再び御主人は花を買ってきました。 最後に殴られた日、友人全員があなたに花を贈りました。 その日はあなたの葬儀でした。

2016-05-16 14:38:05

このころはまだ余裕のある筆者

いぬけん™ @Sanbugorin

現在つきっきりのDV被害女が最近男のもとに「戻ろうと思う」と言いだしててね。想像してたけど、やっぱり依存しているんだなと思った。ある程度までは説得するけどもういい大人だし最後は本人の判断にゆだねるよ

2016-05-17 00:06:11
いぬけん™ @Sanbugorin

職権乱用気味に警察にも行政にも根回ししてるんだけどね。しょうがないよね。お前の常識は世間の非常識

2016-05-17 00:08:26

仕事柄、生活安全課には顔見知りも多く、比較的スムースに対応してもらってはいるものの、DV案件は管轄が刑事課と生活安全課に分かれていることもあり少々疲弊し始める筆者。

そんな中、被告人男が「ひとこと女にあやまりたいのだが連絡が取れない、どうすればいいか?」と、泣きながら生活安全課を訪れてきたという。想像の斜め上を行く行動に所轄も筆者も苦笑

いぬけん™ @Sanbugorin

DV男「(10年以上酒飲むたびに暴れてきたけど)もう二度としないから戻って来て欲しい」 女「戻ろうかな」 DV男「お前の好きな焼酎をまた一緒に飲みたい」 警察と俺「もう好きにしてください」

2016-05-17 22:42:11

警察も筆者も「結局最後はご自身の判断にゆだねるしかないですからね…」という仮結論。あたりまえっちゃあたりまえ。大人だからねぇ。

ついつい悟りっぽいつぶやきをしてしまう筆者

いぬけん™ @Sanbugorin

人間とは何が悪で何が正義とか何が正しいとか何が間違っているとかそういう単純な二極で語れないほど複雑な感情を持っているのだな

2016-05-17 22:44:30
いぬけん™ @Sanbugorin

DV被害女の両親宅でご両親と話をしていたところDV男があらわれた。図らずもついにもてさんDV男本人との対面である

2016-05-18 23:50:34
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