前田くんと金沢　まとめ

前田くんと金沢観光しましょうマップ @maeda39tsr

③しかし、利常は利家公側室（かつお松の方の元侍女）の子。直之は利家正室お松の方の孫。利常生母とお松の方で、一時期家督について対立があり、内憂となっていたようです。

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④はたして、直之は父の遺品をすみやかに献上し、主君への忠節を示したか。それとも後年に献上したか。 以降は願望ですが私は前者であったらいいなと思っています。前田くんによって、加賀藩の内憂がおさまっていたらいいな、と。

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⑤前田土佐守家資料館へ行けばわかりますが、お松の方の家族大切だいすきはかなりのものです。昨年、石川県立美術館にてのお松の方の展示があり、そこでみた資料も含め、家族そして藩をとても大事にされていたようです。そのお松の方に、血の繋がる唯一の男児として養育されたのが直之です。

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⑥家督のもめ事はあったものの、結局はお松の方の意向もあり、直之は12歳で利常の家臣に。(翌年にお松の方は逝去) 徳川という外患もあり、内憂にかかずらうほどの余裕は加賀藩にはなかったのだと思います。

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⑦また、利常公と直之はそう仲も悪くなかったと思います。むしろ良好だったのではと。証拠になるかわかりませんが、後年光高公が急逝されたとき、子息の綱紀公は3歳。ここで後見に立ったのは、隠居していた綱紀公の祖父利常公でした。もちろん、徳川の意向があったとの話ではありますが。

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⑧もしこのときに先の内憂があったなら、直之が光高公にかわり藩主となっていても血統的にはおかしくありません。（しかしながら、直之の父・利政公は関ヶ原で東軍（徳川方）に協力しなかったために領地没収・京都に軟禁となっているので、徳川は直之に味方しなかったと思われます）

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⑨なお、享保名物帳での前田くんの由来は「前田孫四郎所持、子息三左衛門より加賀宰相殿へ上る」となっているようです。利常が藩主だったのは1639年迄ですので、記述からしても1633～1639年の間に献上されたのではないでしょうか。 pic.twitter.com/j3gzmt97BY

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来歴の記された鞘によりますと、前田藤四郎が献上されましたのは、延宝八年（1860年）12月に三左衛門(前田直之公)より、とのこと。 前田直之公没が1854年11月半ばですので、公の没後に七回忌を待って土佐守家より、ときの前田家当主(綱紀公)へ献上されたご様子です。

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直之公は、お父上利政公のご懐刀を生涯大事になさったのですね。

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お食事はお済ませですか？　大典太さんを含めた最終できました*｡٩(ˊωˋ*)و*｡ また、信濃くんをお迎えできました。おいであそばせ！ pic.twitter.com/zei1UuACjP

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さて、平野くんですが加賀藩（前田家）には二度下賜されています。 一度目は秀吉より前田利長へ。時期は不明ですが、秀吉が手にした時期や利長が隠居時に秀忠へ献上していることを鑑みると、利長が家督を継いだ前後に下賜されているのではないでしょうか。

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二度目は、1617年徳川秀忠より前田利常へ。直之が利常の家臣となり、加賀藩が安定してきたころかと。この時期には、前田くんはまだ利政のもと（京都）にあります。

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次に愛染くんですが、信濃くんとはニアミスですね。 信濃くんを所持していた前田光高の子息綱紀が2・3歳で徳川家光（綱紀の母・大姫の養父）より愛染を贈られています。祖父から孫へ、健やかに育つようにとの贈り物ですね。そのすぐあと光高公が急逝し、綱紀公はわずか3歳で藩主となります。

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さすが天下五剣・前田第一の家宝である大典太さんは、前田家に腰を落ち着けていらっしゃいます。 どのように前田家へ来たかは諸説ありますが、霊を祓う、病治癒、「鳥とまらずの蔵」と不思議な逸話がありますね。さて、前田くんの「鳥の声をきいていました」に大典太さんは関連しているのでしょうか。

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まとめますと、年表をみてわかるとおり1633年の利政公逝去および光高・大姫成婚を境に、金沢へ集合しています。この時点では大典太・前田・平野・信濃・白山。1639年に信濃くんが抜けて、1645年に愛染くんとなります。

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金沢へのアクセスですが関東方面からなら北陸新幹線で2時間40分。関西方面からならサンダーバード（大阪・京都）。ほか地方からは飛行機で小松空港利用、空港-金沢駅（40分）でしょうか。 小松空港は航空自衛隊小松基地と滑走路を並べていて、管制も航空自衛隊が行っている空港です。

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まちのりは、こうしてポートの在車数がわかるのは便利ですし、安心して利用できますね。 pic.twitter.com/6qtFVHtPfk

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なお、金沢のバスは事情につきまして。 金沢のバスは、主に北陸鉄道バスと西日本JRバスが運行されております。 観光においても、兼六園シャトル、金沢周遊バスは北鉄バス。まちバス、ふらっとバスはJRとなります。

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観光のみであれば、北鉄バスの「北鉄バス１日フリー乗車券」500円がおすすめです。こちらのフリー乗車券提示で、前田土佐守家資料館などの施設の入館料が割引となりますので、往復のみの乗車でも充分です。 ただし、前述のとおり会社が異なるため「まちバス」にはご利用いただけません。

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また、北鉄バスでは「ICa(あいか)」と申しますICカードが主流です。一部の車輌ではSuica、PASMO、ICOCAなども利用できるようですが、フリー乗車券を購入されない方は念のために小銭をご用意ください。 pic.twitter.com/HbiS0gQL8L

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