論文部分和訳【小児がん生存者調査における放射線関連の新規原発性固形がん】Yurihiranumaさんのツイートまとめ(2016.5.29作成)

論文タイトル全文『小児がん生存者調査における放射線関連の新規原発性固形がん:放射線量反応の比較と治療効果の改善『
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

甲状腺がんの過剰リスクが高線量で下降傾向。さらに、甲状腺がんリスクが放射線がん治療を受けなかった人たちで化学療法による上昇したが、甲状腺への高線量を受けた人で減少し、甲状腺線量が20Gy以上だと消えた。どちらも細胞死によるものか。 twitter.com/miakiza2010090…

2016-05-29 11:37:49
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

論文(無料): 子ども時代に放射線がん治療を受けた人の固形がんリスク researchgate.net/publication/28…  2016年、Inskip(米NCI)ら。Veiga ら参加。 様々な固形がんの線量応答、特に高線量での場合について。 著者が上げてくれている無料版。

2016-05-29 06:01:08

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)ディスカッションより「(前略)甲状腺がんの線量反応の下降傾向が細胞死によるものだとしたら、われわれの観察から、高線量の放射線は、放射線由来の発がんの可能性を持つ甲状腺損傷だけでなく、化学療法のような他の曝露による甲状腺がんの発がんに対しても『防護する』と示唆される」

2016-05-29 11:43:18
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)「(前略)この下降傾向がなぜ他の固形がんでは見られないのかは明らかでない。しかし、線形線量反応関係があるからと言え、必ずしも細胞死が起こってないという意味ではないことに留意すべきである。何週間にもわたる照射では、放射線誘発性の幹細胞補充の時間が得られ、(続)

2016-05-29 11:54:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)放射線誘発性細胞死を埋めあわせることができる。長期にわたる幹細胞補充は、急性放射線被ばくにおいてよりも多くの細胞に転換リスクをもたらし、高線量での細胞死が大量に起こっている時でさえ、高線量での線形線量反応を生ずることができる。

2016-05-29 11:54:47
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(高線量では、特に甲状腺細胞の細胞死により、甲状腺がんのリスクが下がるとは言え、臨床的には甲状腺機能に問題出るだろうから、甲状腺がんになる可能性が低くなっても体調への影響はあるだろうな。)

2016-05-29 11:56:42
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

正直、どの線量で甲状腺がんになるかならないかとか、甲状腺がんになっても治療すれば大丈夫、とかいう議論には、当事者が直面する様々な臨床上の問題の考察が欠落してることが多い(特に物理関係の人らで)ので、そういう議論はもうお腹いっぱいでござる。

2016-05-29 12:09:45