昨日は、また東京音楽大学の博士後期課程、共同研究Bの授業がおもしろかった。今年度はまずは「ビブラート」がテーマになっています。年度始まってからしばらくは教員と学生がそれぞれの専門の楽器に於ける「ビブラート論」を展開する。昨日の発表はチェロの田代櫻さんとサックスの菊地麻利絵さん。
2016-05-31 07:00:53お二人の発表で非常に面白かったのは、やっぱり弦楽器、管楽器と我々声楽のビブラートについての認識がかなり違うと言うことでもあるのだが、そこから「そもそもビブラートとは何か」というところに想いが向かわざるを得ない。
2016-05-31 07:05:06田代さんの発表の中で、よくチェロの世界でビブラートに関して言われる事として「ビブラートはお化粧」「心からビブラートをかけろ」というのがあった。特に後者が僕にとっては面白かった。発表の後の質問でも話題にしたのだが、このビブラート問題、「無意識性」が一つのポイントになるかと思う。
2016-05-31 07:10:09我々声楽家は「ビブラートのかけ方」を習うことは殆どないと思う。ビブラートの無意識性はかなり高いと言えるだろう。それに比して、チェロ、サックスではビブラートは完全に「習って習得するもの」なのだ。 …僕の場合は教えるときにビブラートをかけるように促す事が結構ある。
2016-05-31 07:15:06といっても僕の場合はビブラートは「手段」であって、目的ではない。…なんて言ってもナゾナゾみたいかも知れませんが。 チェロではビブラートを実践する器官、部位は視覚的に観察、コントロールが出来る。サックスでは見えない(口、唇)が意識でやる。声楽では見えず、かなり無意識。
2016-05-31 07:20:05いずれにしても、この「ビブラート問題」はかなり面白いのだが、要素、軸が多岐にわたり、完全な解明はかなり難しいでしょうね。引き続き取り組みたいと想います。
2016-05-31 07:25:07二期会公演「フィガロの結婚」本チラシが出来ました!ポップな感じのチラシです。 pic.twitter.com/ZvdWDaos6E
2016-05-27 07:51:16今年7月に演じるアルマヴィーヴァ伯爵。昨年夏のドイツでの演奏会で歌ったアルマヴィーヴァ伯爵のアリアです。僕が歌っていた街の一つ、アルテンブルクの城、煌びやかなFestsaal(大広間)でコンサートをやらせてもらいました。bit.ly/1ngn1iA
2016-05-26 07:51:06東京二期会の「フィガロの結婚」のチケット、好評発売中です! bit.ly/1L88qJk 僕のHPのニュースレターをご登録いただくとチケットの優待、優先販売もあります。是非この機会にご登録下さい。 bit.ly/19tJie4
2016-05-25 19:50:59ホームページから、色々な情報を発信している不定期の「『テューリンゲンの森から』ニュースレター」。最新の出演情報や、プロダクションによっては優待チケットの案内などもさせて頂いています。 teru.de/h/web/newslett…
2016-05-30 07:51:40東京二期会のオペラ公演「ナクソス島のアリアドネ」に音楽教師役で出演します。この役、4回目です。1995年の「邦人原語初演」の日本R.シュトラウス協会、東京オペラプロデュース共催で歌ったのが初めて。ドイツでは2008年だったか。bit.ly/1pi70tm
2016-05-28 19:51:29