【ブーブス・メディーバル！】後編

ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

【BSSB！そろそろ始まりそうだぜ！お待ちかね！ダンテもかつてここにあり！】

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【ブーブス・メディーバル！】後編

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「「「ウワーッ！」」」突然の爆発で農夫のラインダンスが吹き飛んだ！衝撃で吹き飛ばされて転がるブーブス達！地面の泥で、身体が濡れてぬめってしまう！「滑る！」ブロンディとドールハウスはもがいて絡み合った。黒太子は爆発の向こう側で霞む影を見た。一体何が起きたのだ！？

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『ウンダバー！ブリッツクリーグ！ブリッツクリーグ！』拡声器から響く笑い声！姿を現したのはフランス軍クロスボウ部隊と共に進撃する鋼鉄砦！車体にはゲルマン綴りで「ティーゲル戦車」と書かれている！「黒太子！我が軍のロングボウが全く効きま」伝令に砲弾命中！KA-DOOM！「ウギャーッ！」

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自鞭教徒は必死で自分を鞭で叩く！KA-DOOOM！「ウギャーッ！」「退却だ！早くしな！」フォクシーがブロンディとドールハウスを促す。「起き上がれないよー」「ハアーッ……ハアーッ……」汗と泥まみれになって、二人のおっぱいとヒップがぬるぬる光ったり、重なり合う。これは大変な事に！！

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「撃て！撃てーッ！」放物線を描いて放たれるロングボウの矢。しかし戦車には全く効果が無い。「鉄の獣だ！」イギリス兵がそれっぽい驚き方をした。黒太子は状況判断し、森を指差した。「退却せよ！森で体勢を立て直す。散り散りになり追撃をしのぐのだ！」KA-DOOOOM！KA-DOOOOM！

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「フォクシー、バンがやばい！」「ファック！」「ドーナツも積んだまま！」「ひとまず楽器だけ持って逃げるよ！」このままでは砲弾で消し炭にされてしまう！ブーブスは楽器を取り出して担ぐと、騎士たちの馬に飛び乗って２ケツだ！「ヒヒーン！」軍馬がいなないて走り、深い森の中でおっぱいが揺れる！

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「ハアーッ、ハアーッ！」馬の背でブーブス・バンドの四人は上下！凄いホット・ロデオだ。「ウウーン」ブロンディは顔を赤らめ、騎士の背中におっぱいを押し付けた。「エイッ！エイッ！」騎士は手綱を繰り返し馬の背に叩きつけて頑張る。黒太子を先頭に、皆が森を駆ける……やがて開けた森広場には！？

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「「「「ウワーッ！」」」」大変だ！そこには大きなつり上げ式の網の罠が何個も仕掛けられていて、騎士たちとブーブスは馬ごと全員捕まってしまった！無様につり上げられ、森の中で揺れる！「ファック！」「これは何事だ！」「解りません！ここにフランス軍がいるなどという報告は…！」「では誰が！」

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「か、身体が」「大変！」ブーブスの四人は網の中で絡み合い、荒い息を吐く。これはかなりいけない。「おのれ、何奴！」黒太子が叫ぶと、応えるように木々の闇の中から槍を持った灰色の肌の者たちが出現した！「オデたちはホブゴブリンだど！」「森を荒らす人間！」「捕まえたど！」「ウィーピピー！」

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「ホブゴブリンだと？確かに森は自然なので都市部で失われた怪異が姿を現す事もあるという」黒太子が言った。ホブゴブリンの老人が杖を振り上げた。「人間は愚かじゃ。自然を切り開き、森へのリスペクトを忘れた。産業が地球を壊す事を反省し……ウギャーッ！」兵士の一人が網から手斧を投げて殺した！

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「妖精も殺せるぞ！」「皆殺しだ！」叫ぶ兵士たち！「見た目がかわいいから殺しちゃダメ！」良心に訴えかけるドールハウス！その時、森の中から不思議な声が響いた。「やめなさい」皆が一斉にそちらを見た。ほぼ全裸、白く輝くローブを着て蝶の羽を持つ女性が、老木の枝の下でブランコに乗っていた。

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「私は妖精の女王です、私の森でみにくい争いはゆるしません」女王は無邪気に笑い、まるで体自体が光っているかのように神々しく、美しかった。当然、その豊満なおっぱいは白く薄いローブ越しにほぼ丸見えだった。男たちは皆、エドワード黒太子ですら、魔法にかけられたように、その場で凍りついた。

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「女王様」「女王様」ホブゴブリンたちが跪いた。女王はブランコから降りた。「苦しゅうない。おや、これは？」草の上から拾い上げたのは黒太子のスマッホである。「キノコでしょうか？」イヤホンを不思議そうに見る女王。「耳に入れるの」ドールハウスが促した。女王は耳に入れた……ロックンロール！

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一方その頃ナチスでは！KA-DOOM！KA-DOOM！「「「ウギャーッ！」」」「ウンダバー！ブリッツクリーグ！」村々を蹂躙しながら進撃する戦車から、カギ爪の男が顔を出し笑う！「マインフューラー！勝利を捧げ、歴史を改変し、チャーチル野郎の血筋を予め根絶やしに！」プロフェッサーKだ！

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「水も漏らさぬ計画ですわ」黒いセクシーな鎧の女騎士がプロフェッサーKを褒めた。ジャンヌ・ダルク？否！それはプロフェッサーKの懐刀、デジー・シュタッデルマイヤーだ。本物の登場がこの時代より少し後なのをいいことに卑劣！「イギリスを滅ぼしフランスを骨抜きにすれば後で第三帝国が簡単に！」

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「ウンダバー、左様。我らには歴史知識がある。どこで何が起こるのか全てお見通し。無知蒙昧なフランス人共は、我々を神の使いとして崇拝し、ジャン二世もナチス党員となった！サードライヒ！サードライヒ！」プロフェッサーKが勝ち誇り笑う。その時、デジーがガレキ山を指差した。「あのバンは！？」

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「何か嫌な予感がするぞ」双眼鏡を取り出し、覗き込んで3秒後。プロフェッサーの怒りの握力で双眼鏡が砕け散った！「あれはブーブス・バンドの車！何故奴らがこの時代に！我々の時間ワームホール理論実験の場に奴らが通りかかったのか！？」「オィエー！？破壊してしまいましょう！」だが、その時だ！

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「ウワーッ！」「ギャーッ！」「ヴィヴラフランス！」ティーゲル戦車の周囲にいたフランス軍クロスボウ部隊が次々絶命！周囲の森から突然、手投げ槍やボーラやスリングなどの原始的投擲武器が飛んできたのだ！「ドゥハストミッヒ！」デジーが盾で防ぐ！「イギリス軍の足掻きか！？」Kが双眼鏡を覗く！

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「ホーッ！ホーッ！」「ホーッ！ヒッホホー！」ホブゴブリンだ！「何だあれは！ええい、とにかく下賤な連中であること間違いなし！撃ち方ァー！」KA-DOOM……戦車砲弾は空中で大きなシャボン玉になり、地面にバウンドして、無数のキャンディになっちゃった！「ウバー！ダスイストクアッシュ！」

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こんな魔法が使えるのは一人だけ。蝶の羽を羽ばたかせ上空を舞う……妖精の女王だ！だが一体何が彼女をこの行動に駆り立てた！？女王はメロイックサインを掲げ叫ぶ！「ロックンロール！」そう、答えはもう一つの魔法にあったのだ！「プロフェッサーK！ブーブスです！」デジーが村の中心部を指差した！

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「バカな！」プロフェッサーKが目を剥いた。村の中心部、教会前の広場に組み上げられた櫓の上に颯爽と立つ四人の晴れ姿！背後に「B・S・S・B」と書かれたタペストリー！逮捕時にバンから運びだされ黒太子が管理していたアンプ類もステージ上に並べられている！フランス兵は迷信的恐怖に慄いた！

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「ヘル・ブーブス！」ギャオーン！フォクシーがマイクに向かって叫び、パワーコードを奏でた！「ヘルだって！？」「悪魔の音楽だ！」迷信深い住民やフランス軍は恐れた！だがすぐに……ぎこちなく体を揺り動かし、薄々おかしいと思っていたナチスの洗脳をかなぐり捨て、内なる衝動に身を任せ始めた！！

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「バカな！電気は？」「プロフェッサー！あれを」デジーが指差した。教会尖塔にくくりつけられたスマッホに妖精のパワーが注がれ、それに引き寄せられて稲妻が繰り返し落ちている！落雷のエネルギーで電力を賄っているのだ。「こんなのはじめて！私、今まで退屈でしたわ！」晴れやかに笑う妖精の女王！

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「そりゃよかった」フォクシーが微笑み、激しくギターをかき鳴らす。「ロックンロールに時代も国境も要らないのさ」ジェーン９の激しいドラミング！「B！S！S！B！」ホブゴブリンやブシェーミ、イギリス兵、フランス兵も踊り出す！「今思うと胡散臭いドイツ傭兵に何故従ってたのか反省だぜ！」