【香港事情】福島香織さんのツイートまとめ【2016/06/04】

福島香織「なぜ中国は台湾を…」発売中！ @kaori0516kaori

幼稚園児を持つ母親の友人に、香港独立派の若者をどう思う？ときいたら、香港独立は香港人の本音だ、と。でも、不可能なので、無駄なことだ、とも。自分たちにできそうな最善の選択は、台湾移民だと。台湾に猛烈に憧れている、と。

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子供を持っていて一番不安なのは、愛国教育だと。幼稚園で、北京と香港の関係を教えられるのだと。台湾にいけば、公正な教育を受けられるので、台湾に移住したい人が増えているそうだ。

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幼稚園で北京教育を受けた日、友人の子は、先生に北京ってどんなとこですか？と質問。若い女の先生は、楽しい所ではないです、と答えたそうだ。

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彼女は子供の小学校選びには、歴史などであまり愛国色の強くない所がいいという。でも、国語は普通語、スピーチコンテストも普通語。これから広東語より普通語が得意な子供が増えるだろう。子供が中国人になってしまうのではないか、と不安なのだそうだ。

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香港人は中国から来た人たち。なぜそんなに故郷の人を嫌うのか。そう聞くと、当たり前じゃない、中国が嫌いで逃げて来たのが香港人なのだから、と。

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2003年、サーズのあと香港経済を救ったのは、中国人観光客であり、その頃、一部香港人は、中国人の爆買いを歓迎したのだと。だが気がつけば、中国人は香港のすべてを買い尽くし、不動産もなにもかも、香港人が買えないほど高くなってしまい、香港は中国人の持ち物になってしまった、と。

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教育、メディア、出版文化、子供の心ですら、中国の支配下に置かれるかもという不安。それがいまの香港の不安。日本も、中国人の爆買い喜んでいるのは、今のうちよ。香港は10年後の東京よ、と友人は言ったが、さあ、あなたはどう思う？

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以前、香港の私塾ね若い女の先生に聞いた話。我々香港人は、と話したら7歳の女の子が、先生は間違ってます。私たちは中国人です、と注意されたのだと。彼女も、愛国教育にはものすごい危機感をもっていた。学民思潮の運動や雨傘のもりあがりは、こういう現実と背中あわせにある。

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来年、香港返還20年。雨傘の挫折、続く銅鑼湾書店事件などで、今の香港には、夢も希望もない、と嘆く人も多い。金があれば、移住したい、老人たちは抵抗せず、中国を怒らせないようにやり過ごそうという。問題は、エリートでもなく、海外脱出できる資金もない若者たちだ。

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雨傘でも無理だったから、もう何もできるわけない、と諦めの境地の人も多いのだか、失うものはないと開き直る人も、少数ながらいる。来年、香港返還20年目、党大会もあるし、何か、大きな変化が起きても不思議ではないタイミングではあるのだ。

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香港映画 十年、遅ればせながら見たけど、香港の不安を映像にすると、ああなるのだ。

Yahoo!ニュース @YahooNewsTopics

【ピカチュウ「改名」反発 香港】任天堂がピカチュウの中国での名前を標準中国語に統一。広東語風の名前に慣れ親しんだ香港のファンが猛反発し、抗議デモも。 yahoo.jp/IImcoP

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一部メディアで 香港のポケモンデモが報じられた。ポケモンの名前の普通語表記に反対するデモ。あれは単なるオタクのこだわりデモではない。反中国政治デモだ、とポケモンデモ参加者の友人はいう。自分たちの文化侵略に抵抗するデモだ、と。任天堂は、中国の文化侵略に加担しないでほしい、と。

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任天堂への嘆願書のことは兼ねてから知っていたが、そんな深刻な気持ちからだとは、思わなかったし、任天堂の担当者も思ってないだろう。今、ありとあらゆることが中国への抵抗と結びついているので、

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任天堂の担当者は、多少の情けが、あるなら、嘆願書に誠意ある返答をしてあげてほしい。