2016年6月4日

二艘木洋行"大ポスター展|DIE Posters"の感想

みそにこみでんによる二艘木個展の感想まとめ 二艘木洋行 大ポスター展|DIE Posters 2016.5.26 - 2016.6.23 http://www.taliongallery.com/jp/press/37nisougi.pdf
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みそにこみおでん @misonikomioden

二艘木洋行"大ポスター展|DIE Posters"TALION GALLERYを初日に見た。以下感想を書く。→

2016-06-04 00:24:44
みそにこみおでん @misonikomioden

タイトルから展示の予想ができ、また屋外で絵を乾かす状況をtwitterへアップしていたがその状況は面白いものの新しいことが無いことを予見させた。事実以前グループ展へ出した際に見た表現を様々に展開したものであった。→

2016-06-04 00:25:21
みそにこみおでん @misonikomioden

本展作品はお絵かき掲示板で描いた絵をキャンバスへプリントしパネル張りした絵で「複製」なのだが、その上に「にそ」等と二艘木自身の名前を「ペインティング」で描きそれを「サイン」とすることで作品価値が保証され、それが油彩ペインティングであることでいっそう価値がつく。→

2016-06-04 00:25:48
みそにこみおでん @misonikomioden

つまり唯一の美術家が描く唯一の作品として「オリジナル」へ変貌させていた。→

2016-06-04 00:26:01
みそにこみおでん @misonikomioden

プリントされたキャンバスにはデジタルならではのマチエール、その上に描かれたサインには油絵の具の物質感と筆致そして重力で偶然下方に垂れて流れた絵具の跡という油絵らしいマチエールという2つのレイヤーで描かれた絵であること、→

2016-06-04 00:26:30
みそにこみおでん @misonikomioden

更に大型パネルに貼られたキャンバス作品のアートピースとしての存在感、ホワイトキューブの壁へカジュアルさを感じさせつつもスタンダートに絵が並べられたことから美術作品らしい絵として見え、所有欲を掻き立てられた。→

2016-06-04 00:27:26
みそにこみおでん @misonikomioden

コレクターには非常に魅力的に見えるし、美術館にとってもコレクションしやすく、コマーシャルギャラリーとして扱いやすい作品であるといえるだろう。→

2016-06-04 00:27:41
みそにこみおでん @misonikomioden

所有欲を掻き立てる絵としてコマーシャルギャラリーで売れる作品をうまく目指したものと言えるが、実はそれこそ罠でないだろうか。それは二艘木は本展を通じて現在の美術における価値付け、つまり美術価値でなく市場価値により作品の価値が決定づけられる状況を端的に表わそうとしているからだ。→

2016-06-04 00:28:11
みそにこみおでん @misonikomioden

二艘木の作品はお絵かき掲示板で作画されていること、そしてネットを通じて誰のモニターで見ることができまたモニター越しに見ることに価値がある。→

2016-06-04 00:28:33
みそにこみおでん @misonikomioden

またそのような二艘木作品の評価を如何にするかで美術価値も問われる。それは中ザワヒデキを経由しつつgnckが評したようにデジタルならではのマチエールが現れた絵であり、美術の本質へ繋がり哲学思想まで遡るものだからだ。→

2016-06-04 00:29:06
みそにこみおでん @misonikomioden

そしてネットを経由しモニターで見る時点で複製されており、実際のところ鑑賞者は自由にコピーすることもできる。そのため一点もののオリジナルとして価値を見るのは難しく、それどころかその価値破壊的なところこそ価値があるといえる。→

2016-06-04 00:30:14
みそにこみおでん @misonikomioden

だからこそコマーシャルギャラリーというシステムと咬み合わない。 そこで今回の展示となる。つまり複製でありながらも一点もの作品としての価値を油彩でペイントしたサインで保証し、市場価値を持つ作品を作り出し販売可能とする。→

2016-06-04 00:30:34
みそにこみおでん @misonikomioden

それを更に分かりやすくパフォーマンスで示していた。。 私がレセプションに間に合うようギャラリーへ行く途中の辻で二艘木を発見した。→

2016-06-04 00:30:54
みそにこみおでん @misonikomioden

彼はスーツを着用し「神は実在します。お金ください。ありがとうございます。」と英語で?スマホへ読ませ足元にはお金を恵ませる箱が置いていた。実際お金を入れると「ポスター」をもらうことが出来た。→

2016-06-04 00:31:13
みそにこみおでん @misonikomioden

これは自分自身がコマーシャルギャラリーで販売できる作品を作り展示し売ってるという皮肉であり、コマーシャルギャラリーとアーティストのあり方は自身の物乞いパフォーマンスと同様であると皮肉ってもいるのだろう。→

2016-06-04 00:31:42
みそにこみおでん @misonikomioden

更に本展ではマーシャルギャラリーで販売する複製でありながらサインを施すことで高額でな一点ものとして販売する行為へ対置させるようパフォーマンスでは複製をほぼタダ同然で渡していた。これはお絵かき掲示板とコマーシャルギャラリーの状況を表したものだろう。→

2016-06-04 00:32:05
みそにこみおでん @misonikomioden

思い出してみれば本展のDMそれ自体がポスターであった。→

2016-06-04 00:32:19
みそにこみおでん @misonikomioden

これはアイロニーだ。そして分かりやすい。そこでタイトルへ戻る。→

2016-06-04 00:32:31
みそにこみおでん @misonikomioden

「大ポスター展|DIE Posters」、お絵かき掲示板で描かれた絵をプリントアウトしたものを複製可能なポスターと呼びそれを展示する。二艘木の絵はそのポスターであることこそ評価であり価値はあるものの、本展を通じた表現によりそれはすでに死んでる。→

2016-06-04 00:33:43
みそにこみおでん @misonikomioden

しかしこのアイロニーによって二艘木作品の価値がどこにあるか示すだけでなく実際のところその強度を一層増しているのではないだろうか。 そういえば辻で配っていたポスターは余ったのかオープニング最後にはタダで配っていた。それはそれで二艘木の作品として正しいと思う。

2016-06-04 00:34:07
みそにこみおでん @misonikomioden

二艘木洋行"大ポスター展|DIE Posters" TALION GALLERY 2016.5.26 - 2016.6.23 taliongallery.com/jp/current/

2016-06-04 00:34:21

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