不平等を考える――稲葉振一郎著『不平等との闘い ルソーからピケティまで』(読書メモ)

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紀伊國屋書店 新宿本店 @KinoShinjuku

[3F]稲葉振一郎さん(@shinichiroinaba)『不平等との闘い』発刊記念、「不平等を考える ピケティの問題圏再考」フェア、無料配布の数学註の新Ver.に加え、入荷遅れの仏語原書なども揃いました。レジ前で開催中です。Y.O pic.twitter.com/byLePPQKTC

2016-06-10 10:47:56
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未発育都市 @mihatsuikutoshi

ピケティブームの真実とは? 18世紀のルソーから始まった「不平等との闘い」を総ざらいする 『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 (稲葉振一郎 著) hon.bunshun.jp/articles/-/4854 「ピケティが示した不平等の歴史的な展開を、さらに歴史的に俯瞰する。」(続く

2016-05-20 12:42:37
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)「目新しさという点では、「資本」という言葉に目をつけたのはいいですよね。アメリカ大統領選でサンダース候補が社会民主主義を標榜して票を獲得するなど、時代は大きく変わってきているのではないでしょうか。貧困から脱却するにはただ単に所得が保証されるだけではだめで、(続く

2016-05-20 12:45:36
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ピケティの言う「資本」つまりは財産が形成されないとだめなのです。むろんそこに教育、「人的資本」も入るのですが、物的資本もまだまだ重要だ、というのが優れた問題提起でした。」

2016-05-20 12:46:14
未発育都市 @mihatsuikutoshi

稲葉振一郎著『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 amazon.co.jp/dp/4166610783 5/20発売。メモ_φ(・_・

2016-05-20 12:48:34
未発育都市 @mihatsuikutoshi

富める国の不平等。稲葉振一郎『不平等との闘い』を読んで。 - HIROKIM BLOG hirokimochizuki.hatenablog.com/entry/inaba.sh… 「現在の実証研究においては「…国内的不平等が悪化すればするほど、その国の経済成長率は低くなる傾向がある」と指摘されています。」 メモ_φ(・_・

2016-05-24 22:25:54
未発育都市 @mihatsuikutoshi

経済発展によって不平等を解消できるか否かについての理論史 稲葉振一郎『不平等との闘い:ルソーからピケティまで』文春新書, 文藝春秋, 2016. - 29Lib 分館 blog.goo.ne.jp/hiroyuki-ohba/…「「現状、議論はここまで来ている」というのが確認できる好著である」

2016-05-24 22:58:08
未発育都市 @mihatsuikutoshi

稲葉振一郎『不平等との闘い』文春新書 - BLOGOS blogos.com/article/176420/ 「『不平等との闘い』は、経済学における制度学派的な意味での社会政策の新しい入門教科書」「今、社会政策で勧めるべき入門書をと問われれば…この『不平等との闘い』をあげるでしょう」

2016-05-25 23:09:21
未発育都市 @mihatsuikutoshi

稲葉振一郎著『社会学入門』は前に読んだな。僕のブログでも何度か引用した。ちなみに、この本の第7講「モダニズムの精神」ではモダニズム建築についても論じられている。建築関係者や建築学生にもオススメの本ですね。>RT twitter.com/mihatsuikutosh…

2016-05-25 23:16:37
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)モダニズム建築は、ものを作るのではなく、ものがその中に存在する『空間』そのものを作ることへとシフトしようとする運動なのです」(稲葉振一郎著『社会学入門』より) amazon.co.jp/dp/4140911360

2014-04-11 13:11:45
東京新聞文化芸能部文化班 @tokyobunkabu

読書面左面の書評には、「不平等との闘い」(稲葉振一郎)、「大きな鳥にさらわれないよう」(川上弘美)、「『大正』を読み直す」(子安宣邦)、「B面昭和史」(半藤一利)の四冊がひしめいています。(と)

2016-06-12 08:16:45
未発育都市 @mihatsuikutoshi

【書評】不平等との闘い 稲葉振一郎 - 東京新聞 tokyo-np.co.jp/article/book/s… 「思想史に詳しい著者の関心を反映して、「ルソーからピケティ」に至る主要な経済学者の不平等問題へのアプローチの仕方を根本から捉え直した好著に仕上がっている」

2016-06-13 15:31:27
未発育都市 @mihatsuikutoshi

稲葉振一郎『不平等との闘い』(文春新書) 8点 - 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期 blog.livedoor.jp/yamasitayu/arc… 「経済学のどのような文脈の中からピケティの研究が出てきたかということを明らかにしようとした本」「非常に経済学的な議論がなされている…

2016-06-15 00:38:31
未発育都市 @mihatsuikutoshi

一応、稲葉振一郎著『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 amazon.co.jp/dp/4166610783 は今日、買ってきた。すぐ読むかどうかはともかく…^^

2016-05-25 23:34:17

第0章「はじめに」

未発育都市 @mihatsuikutoshi

昨日、稲葉振一郎著『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 amazon.co.jp/dp/4166610783 の第0章を読んだ。内容はこの本の主旨についてで、それはAmazonの商品説明に書かれているので割愛するけど、一つ思ったのは「自然状態」「自然法」等の用語の「自然」が(続く

2016-05-28 09:12:52
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ホッブズやロックとルソーやアダム・スミスでは全く違うということが詳しく書かれていて、考えてみると今の日本の建築言論では「自然」という用語が明確に定義されないまま、漠然と、雲のように、ふわっとした良きイメージを代理する用語として用いられすぎているのではないかということですね。

2016-05-28 09:15:35
未発育都市 @mihatsuikutoshi

まぁ、オギュスタン・ベルク著『空間の日本文化』 togetter.com/li/966570 に書かれているように、日本人は西欧人のように概念を積み重ねていくことが苦手だから(良し悪しはともかく、日本では概念化よりも現場主義が尊ばれる)ということも関係しているのかも知れないが。

2016-05-28 09:20:13
未発育都市 @mihatsuikutoshi

要するに、日本では現場主義が中心にあって、その際に付属して語られる建築言論で用いられる「自然」という用語は、その現場の文脈(コンテクスト)に依存しているのですね。(良し悪しはともかく

2016-05-28 09:22:54
未発育都市 @mihatsuikutoshi

日本人は西欧人のように「自然」という用語そのものを概念として捉えて、そして更なる概念化を積み重ねて、例えば望ましい「社会」はどうあるべきかといった問いにまず論理的体系を構築することで応答し、そしてその応答を具現化することで社会改良につなげるといった合理主義的なプロセスよりも(続く

2016-05-28 09:26:10
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)日本人に好まれるのは「その場その場」の応答である。良し悪しはともかく、これはルソーやアダム・スミス等に関する政治哲学の本と向き合う度に僕がつくづく実感させられることではある。読み始める時はいつも自分の頭のなかのモードをチェンジしなければならないというか。(^_^;

2016-05-28 09:28:33
未発育都市 @mihatsuikutoshi

いずれにせよ、この本は副題の「ルソーからピケティまで」にあるように、ルソーの『不平等起源論』やアダム・スミスの『国富論』等の古典から、2013年にフランス語で公刊されて以来、世界的な大ブームとなったトマ・ピケティの『21世紀の資本』までをコンパクトに解説されている本のようである。

2016-05-28 09:31:28
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ポイントは、ピケティが統計的実証研究で明らかにしたように「長らく経済学者、のみならず社会学者や政治学者の間でもあまり関心が持たれなくなっていた経済的不平等」の問題が、20世紀終盤の1990年以降、再浮上してきたことだろう。現実に不平等はどの先進国でも急拡大しているのである。

2016-05-28 09:35:55
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)つまり、経済的不平等の問題は現代の最先端の議論なのである。これは日本でも同じである。かつての1億中流階級幻想はもはやない。よって、建築言論においても仮に「日常」や「社会性」等といった一般性のある用語を用いるのであれば、この経済的不平等の問題は、既に避けて通れなくなっている。

2016-05-28 09:39:45
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)もちろん、前述したように、現場主義的で「その場その場」の応答を僕は否定しているわけではない。終わり。

2016-05-28 09:42:44
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