漫画家・松田未来氏「どんな絵でも、物語でも、誰かの「気に障る」リスクは根絶できない」

まとめました。
109
PMFむつらぼしΣ @MiyaPPOTEZ540

富野御大、まさに正論「僕は条例に決して賛成ではないが全面的に反対ではない。公共に向けての表現はおのずとある品位というものがなければならない」公共に向けて=アニメ作品の事でしょうね  http://p.twipple.jp/G7yNH #hijitsuzai

2011-02-09 17:04:53
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

@MiyaPPOTEZ540 作り手側が品位を持つべきという論は、当の作り手側が言う限りは正論です。仰る通りです。ですが、他人に強制したり、法律にしたり、押し付けがましくなれば急に色褪せます。品位なんて人・時代によって振れ幅が大きすぎますからね。

2011-02-09 17:16:12
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

富野監督は「ジャリ番」と蔑まれてきたロボットアニメを作り続けてきた人ですから、あの人でないと言えない重みのある正論だと思います。決して外野が作家に対してぶつけたり、ましてや法律で画一に規定していいことじゃない。

2011-02-09 17:21:58
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

何度も言いますが、どんな絵でも、物語でも、誰かの「気に障る」リスクは根絶できないのです。だから、作家は世に自分の作品を出すにあたっての覚悟とリスクを求められると同時に、表現の自由という担保を必要としている。

2011-02-09 17:26:18
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

自由というのは一般的にイメージされる野放しの自由ではなく、非難・批評されることをも含む“自由”です。かつて「エスパー魔美」という藤子・F・不二雄先生の作品の一エピソードにおいて、画家である魔美の父親が美術評論家の酷評に対して放った台詞があります。

2011-02-09 17:35:13
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

「公表された作品については、見る人全部が自由に批評する権利を持つ」「どんなにこき下ろされても妨げることは出来ないんだ」「それが嫌なら誰にも見せないことだ」(「くたばれ評論家」より)

2011-02-09 17:40:07
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

「剣鋭介(注:評論家)に批評の権利があれば」「ぼくにだって怒る権利がある!」「あいつはけなした!ぼくはおこった!」「それでこの一件はおしまい!!」(「くたばれ評論家」より)

2011-02-09 17:43:37
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

とまあこの一連のやりとり、作家としての覚悟と同時にお互いに言いたいことを言える「担保」があるからこその台詞です。もし作品を批評することに対して法律の後ろ盾が生じたらどうでしょう。ある人はいいと思っている作品(表現)が法律ではダメと規定されたとき、このやりとりは出来なくなります。

2011-02-09 17:48:31
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

良識や品格を法律で強く規定することは、作品を批評する権利も失わせる側面があります。不快に思っている作品を「不快だ」という権利も立派な「表現の自由」の中に含まれていることを、規制に賛成する方は忘れているのかも、と思う時があります。

2011-02-09 17:52:27
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

同時に描き手側も、常にこの表現がどう受け止められるかを考えながら世に作品を送り出すことが求められるでしょう。そして、あがってくる批評に対して受け止める覚悟も必要かと思います。

2011-02-09 17:56:14
松田未来 新作「翼駆人アラン第Ⅰ章」発売中!「夜光雲のサリッサ」連載中! @macchiMC72

ただし、それは決して法律で強制されるべきではない、と考えています。

2011-02-09 17:57:37

コメント

なかつ くにあき⋈🎏🐙 @nakatsukuniaki 2011年2月9日
やはり藤子・F・不二雄先生は偉大であった…
0
inatak @inatak 2011年2月9日
誰かの気に障るリスクをできるかぎり小さくしようとすると、新聞の四コママンガになる。
0
卓越魔法少女新戸@ヮ≦)ノω(特定長時間勤務有期雇用職員) @Doctor_NEET 2011年2月10日
「誰かが嫌がるから」というので規制していったのでは、戦前の検閲無双状態の再来ですからね。苦情というのも一つの表現ですし、原則としてあらゆる表現が許されるべきだと思います。容易に規制する雰囲気が醸成されると、どうしても歯止めがききませんし。
0
3n2c @3n2c 2011年2月10日
@macchiMC72 私は藤子F作品の中でもエスパー魔美とチンプイがお気に入りなのですが、都の青少年健全育成条例以前に、芸術表現としての少女ヌードが既に社会的に圧殺されている、つまり佐倉十朗氏が自分の娘をヌードモデルにする行為が児童虐待とされる現状はどうお考えになりますか?
0
にゅい @nuitluna 2011年2月10日
青少年健全育成条例は「誰かが不快になるから規制」では無いのだからちと話が違うような。どっちかっつーと刑法175条の問題の方?
1
hamp@横浜山中 @32hamp 2011年2月10日
いや、実質は「PTAのお母さん方が不快に思うように仕向けてロビー活動」だった訳ですから……  集団と政治の場合、「それを真剣に考えない人にも決定表が与えられることが多い」から、「理屈が正しくても、感情には負ける」事は多い。今回の保護条例可決時にそれが解ったはず。だから「理屈」だけじゃなくて「品位」だとは思います。
0
ナカバヤシ @nakabayashi_135 2011年2月10日
「品位」という発想はわからなくはないが、この問題を全て感情の「快、不快」に還元することは問題の本質を取り違えると思う。
1