細胞診は適応を絞る方向に変化か
鈴木氏は過剰診断がほとんどないと考える理由の1つとして2次検査では厳しい診断基準で抑制的に細胞診を選択していることを挙げている。その結果、診断されたものの多くが手術適応の基準を充たしていると考えているようである。しかし、細胞診の適応基準は初めから抑制的だったわけではなさそうだ
2015-06-15 00:36:15細胞診施行率は、年々低下(23年64.3%、24年44.3%、25年29.7%、26年20.1%)。これは細胞診をなるべく行わないように適応基準が変化しているためと考えられる。本格調査では安定してくる頃だと思うが、まだ試行錯誤が続いていれば27年度は26年度より下がるかも。
2016-06-12 20:31:12一次は積極的にA2、B判定を検出する方向に変化
診断基準の揺らぎについては、細胞診だけでなく一次検査の基準も変化していると思われる。B判定率(A2を含めた全結節に占めるBの割合も)は23年度が最も低く、その後上がっている。 pic.twitter.com/unAJuLNDkc
2016-06-16 12:28:59これは初年度は従来の感覚で一次で細胞診が必要なものを選別し、2次で高い確率(64.3%)で細胞診を行ったのに対し、24年度以降は見逃し批判もあって一次で境界付近はB(5.1mm以上)として2次に判断を委ねるように変化したのではと。あくまで想像ですが
2016-06-16 13:24:292巡目での細胞診率低下について
@kazooooya そうですね。2巡目のB判定には1巡目から変化のないものが含まれるので細胞診率は自然と下がります。23→25年度の1巡目内の変化は、二次検査での細胞診の適応が抑制的に変化したためか、一次での拾い上げを多くしたため(0.5%→0.9%)ではないかと考えています。
2017-05-26 23:17:041巡目のB判定率が後の方ほど高くなったのは、おそらく見逃し批判の影響。それが1巡目内での細胞診率の低下傾向の一因となっているだけでなく、2巡目内での細胞診率の差に影響するかもしれない。つまり26年度よりも27年度のB判定に1巡目で既にBだったものが多ければ経過観察を選択しやすい
2017-05-27 20:25:53