茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1815回【英国のEU離脱論議に見られる、民主主義の原則】連続ツイート

2016.6/22 茂木健一郎氏 【英国のEU離脱論議に見られる、民主主義の原則】連続ツイート …EU離脱をめぐる、英国の国民投票が、現地時間の明日6月23日(木)に迫っている。残留、離脱の議論が拮抗していて、どういう結果になるか、予断を許さない情勢である…
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1815回をお届けします。文章は即興で書いています。本日は、感想です。

2016-06-22 08:57:31
茂木健一郎 @kenichiromogi

EU離脱をめぐる、英国の国民投票が、現地時間の明日6月23日(木)に迫っている。残留、離脱の議論が拮抗していて、どういう結果になるか、予断を許さない情勢である。

2016-06-22 09:01:32
茂木健一郎 @kenichiromogi

そのEU離脱をめぐる議論は、英国内で延々と続いており、EUを離脱した際の英国のメリット、デメリットや、英国の将来の国家像などが、論争されている。その中で、人々は、自分なりの判断をして、投票することになるのだろう。

2016-06-22 09:03:14
茂木健一郎 @kenichiromogi

EU離脱に賛成か、反対か、ということは、議員のレベルで見れば、保守党、労働党などの党とは関係なく、個々人の判断になっている。たとえば保守党党首で現首相のキャメロンさんはEU残留派だが、同じ保守党で前ロンドン市長のジョンソンさんは、EU離脱派である。

2016-06-22 09:04:55
茂木健一郎 @kenichiromogi

EU残留か、離脱かという、国政の重大事については(1)十分な期間をとって、明示的な議論をする(2)議員は、所属政党に関係なく、それぞれの良心、見識に従って投票をするという「原則」が貫かれている。これは、当然のことだろう。

2016-06-22 09:05:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

さて、日本の政治を見ると、憲法改正の是非がどうやら「隠れた」争点のようである。なぜ「隠れた」かというと、今回の参議院選で、表立った争点としては提出されていないからだ。

2016-06-22 09:06:31
茂木健一郎 @kenichiromogi

さらに、事前に、改憲に積極的な政党と、消極的な政党の、議員数が争点だと報じられている。しかし、そもそも憲法改正という重大事は、個々の議員の判断で決まるべきであり、政党の議員数の数合わせだけで結果が予測できるというのは、おかしな話だろう。

2016-06-22 09:07:47
茂木健一郎 @kenichiromogi

国政の重大事については、(1)十分な期間をとって、明示的な議論をする(2)議員は、所属政党に関係なく、それぞれの良心、見識に従って投票をするということは、立場に関係なく認められるべき「原則」であるはずだ。日本の「民主主義」において、これらの原則が守られることを、心から望む。

2016-06-22 09:09:15
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1815回「英国のEU離脱論議に見られる、民主主義の原則」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

2016-06-22 09:09:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

英国のEU離脱論議に見られる、民主主義の原則 lineblog.me/mogikenichiro/… pic.twitter.com/QcKbfRcfBJ

2016-06-22 09:11:45
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