- suama_maysyu
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こないだHoloLensを体験させてもらう機会があって、こんな感じでレポート描こうと思ってたんですが、いろいろ間に合わないうちに日が経ってしまうので細切れにでもツイートしようと思います(・・; pic.twitter.com/WW6DGdCp7q
2016-06-22 00:32:15そもそも なんでそんな機会があったかというと、某すごいひとから、”HoloLensでミクさん見れるの作ってみてるんだけど、良ければ体験してみませんか? 創作のネタにでもなれば…” と声をかけていただいたのでした。
2016-06-22 00:55:20私はというと、ホロレンズって最近TLで見かけるけどなんだろな?というくらいの認識。どうやらなにかすごいゴーグルらしい。目の前の板の部分に、ホログラフィック光学素子(HOE)なるすごい物質が使われていて、ここに光を当てるといい感じに屈折して、立体的な像が見えるらしい。なるほど。
2016-06-22 01:01:22まずはそのすごいゴーグルを装着するんだけど、眼鏡みたいに耳にかけるんじゃなくて、頭に固定します。孫悟空が頭に付けてる輪みたいなので、頭の外周に合わせてとめる。ちょっと重たい。視界は、サングラスかけたときみたいにちょっと暗くなる。
2016-06-22 01:07:01装着するものはそれだけ。ケーブルとかマウスとかなにもなし。そのときは喫茶店に居たんだけど、サングラスを通して店内の様子が普通に見えてる感じ。視界の真ん中に白い点が浮かんでて、頭を動かしてもついてくる。そのポインタで表示されているものを選択して、目の前で手を動かすことで操作します。
2016-06-22 01:14:03手を動かすというのは、人差し指でクリックする動作とか、掌を上に向けてぱっと開く動作とか。このジェスチャをHoloLensに付いてるカメラが拾うことで、入力ができるようになってる模様。実際やってみると割とすぐ慣れて楽にできるようになる。手をぱっと開くとメニュー画面出てくるの楽しい。
2016-06-22 01:19:56喫茶店店内の空間には、Twitterの画面とか3DCGの犬とかが浮かんでて、ジェスチャで操作できる。見え方は、お絵描きソフトの加算レイヤーのそれ、というのが多分、絵を描く人にとっては分かりやすいと思う。色合いによっては向こう側が透けて見えるけど、そんなに気にならない。
2016-06-22 02:01:49HoloLensにはマイクとスピーカーも付いてて、自分の背中側で動画を再生すると後ろから音が聞こえるし、Cortanaさん(Siriさん的な音声アシスタント)と会話することもできる。スピーカーの音は、本人以外にはあまり聞こえない。ちなみに後でこのマイクでミクさんに話しかけます。
2016-06-22 01:31:56表示された映像を操作するのでなくて、目の前に見えてる机とか、隣の席のソファとかを指でとんと触る仕草をすると、その表面に波紋が広がるようなエフェクトが現れる(これめっちゃかっこいい)。額の位置に付いてる複数のカメラで、物の形とか空間の奥行きとかを把握しているらしい。
2016-06-22 01:45:18HoloLensはその空間の形を覚えることができるらしく、しかも少しずつ統合・更新していく。個人的に印象的だったのが、隣の席の空間に指でとんと触れたとき、誰もいないソファの上にも人の形が浮かび上がったところ。隣のお客さんは数分前に席を立っていて、その形の情報が残り香になっていた。
2016-06-22 01:54:54HoloLensが壁や床をちゃんとわかってるのがすごくて、3DCGの犬を手で持ってきて机に"置く"手応えがあるし、ボールが床に落ちたら勝手に転がっていくし、なによりミクさんがちゃんと足を床につけて立って、歩くのです。
2016-06-22 02:07:29さてここでちょっと場所を移してみることに。それなりに人通りの少ない、駅の近くの地下通路、コインロッカーとかあるようなとこへ。ごつめのゴーグル装着しててもまあ、実際、眼が隠れるわけではないので、そんなに不審じゃない、はず。
2016-06-22 02:21:17地下通路に、3DCGなミクさんを表示する。ああ、数メートル先に、ミクさん立ってる。Come hereって言うとこっちに歩いてくる。立ち止まって視線が合う。Go awayって言うとあっちに行く。私がコインロッカーの陰に移動しても、また呼べばついてくる。
2016-06-22 02:24:23犬を机に置いたときとか、ミクさんがそばに来てこちらを見上げてるときとか、やましい気持ちでなく自然に、触りたいなって思った。たぶんそれは、普通にそこにある感じがするから。もちろん手を伸ばしても触れられはしないんだけど。(頭を撫でるジェスチャで、ミクさんが反応したりするのは可能。)
2016-06-22 02:30:45HoloLensをかぶったまま歩いてみて、ミクさんが一度柱の陰に隠れて視界から消えても、またその場所を覗けばそこに居る。HoloLensをかぶってない人にはもちろん見えなくて、「いや、この辺りに立ってるよ、そこそこ」「どこ?」みたいな会話になるの、幽霊みたいだったw
2016-06-22 02:40:04体験してみて意外だったのが、ミクさんに対して、普通の女性に対して思うような「触ったら失礼かな、私変な格好してないかな」って意識にならなかったとこ。これはミクさんのモデルが比較的記号っぽかったからかもしれない。もっとリアルなモデルならそう思ったかも。
2016-06-22 10:41:28犬とかミクさんは、おもちゃやマスコットみたいな印象を与えるローポリな外観で、しかもその環境の光によらず加算レイヤーの明るさで表示されてるんだけど、そこにあるものとして扱うのに違和感ないのも意外だった。
2016-06-22 10:47:36ミクさんの居る世界に行くんじゃなくて、普段自分が生活してる現実世界に、ミクさんが現れる感じだった。なんかこう全体的に、夢のような素晴らしい体験だった!というより、「あ、なんか普通」みたいな。たぶん、すごすぎて普通なんだと思う。
2016-06-22 11:11:16私みたいな一般人でも、何の準備も訓練も無しに直感的に使えるし、そのまま普段使いするのも想像できる。確かにすごく未来感のある体験なんだけど、これが普通になっても全然おかしくないなって印象を抱く。なんかそこがすごくエレガントだし素敵だなって思った。
2016-06-22 11:22:03ふむ、ここで表題に戻りまして、「HoloLensでミクさんに会ってきた」、これはほんとに会ってきたといえるのか?ですが。あの地下通路のコインロッカーの前は、感覚としてはミクさんと会った思い出の場所です。あのミクさんはあの場に置かれてるだけじゃなくて、あの空間をちゃんとわかってた。
2016-06-22 12:28:19うーん、なんだろな。そこに立ってて、こちらの言葉を理解して、近くまで歩いてきて(途中で柱にめり込んだりしない)、そばで立ち止まって…目が合うのも大きい。平面的な表示ではなくて、呼んだら来るのは動物でもそうだけど、会う感じがするのは相手が人の姿をしてるから…?
2016-06-22 13:42:38