NHK「趣味どきっ!おいしい浮世絵」第二回で紹介された国芳の「大蒲焼」。この団扇絵はシリーズ名こそないが一つの揃物で、もう一枚「御茶漬」というのがある。江戸のグルメとその地でたくましく生きる女性に焦点をあてた国芳らしい逸品。 pic.twitter.com/c3W6gJOsBl
2016-04-14 20:08:41国周筆「現時五十四情 竹川」 縁側で竹の子を調理する母と娘。背後で幼児がしゃぶっているのは、梅干しを竹の子の皮に挟んだもの。潰した梅干を皮の間から少しずつ吸い出して酸味を味わう駄菓子。 「竹の子や 雪の白歯の うつくしき」 pic.twitter.com/tYnB8ojvqV
2016-04-16 19:48:28歌川国貞(三代豊国)の描く母子像は、前時代に活躍した喜多川歌麿の作品を参考としているものが比較的多い。 #浮世絵 #歌川国貞 #喜多川歌麿 pic.twitter.com/cydHjwAI5b
2016-04-17 20:29:05自己の調査では、歌川国貞が喜多川歌麿の作品を参考とした美人画作品は(『歌川国貞 これぞ江戸の粋』で太田記念美術館が新たに示した一件を加えて)30件弱、このうち子供を描いた作品が全体の40パーセントを占める。 pic.twitter.com/kE1LiiCl8c
2016-04-17 20:54:12浮世絵に見る文様「桜草」① 図は「寛政三美人」の一人「冨本豊雛」の紋所に描かれた「七本桜(桜草)」です。豊雛は富本節の名取として活躍した女性で、その富本節の定紋が七本桜です。茎の長さが異なる桜草の花が七本一組で描かれています。 pic.twitter.com/3diNIgyIbC
2016-04-18 20:40:44浮世絵に見る文様「桜草」② 桜草は簡略化された桜の花と長い茎の二つの要素でのみ構成されます。桜のように葉を伴って描かれることもなければ、花の構造が異なるため桜の花のように放射線状のしべを伴って描かれることもありません。 pic.twitter.com/7h8UkOt313
2016-04-18 20:43:18浮世絵に見る文様「桜草」③ 桜草をモチーフとした文様の出現頻度は非常に低く、ほとんどが富本節に関連しています。国貞の「美人八景 柳橋の帰帆」は桟橋から船に乗り込む富本節の芸者とその箱持ち(三味線箱などを担ぐ人)を描いたものです。 pic.twitter.com/aFGNuf7J0m
2016-04-18 20:44:05浮世絵に見る文様「桜草」④ 芸者の傍にしゃがみ込み、船の舳先を引きよせる男の浴衣は、七筋縞の所々に陰陽の桜文を配ったデザインで、背中の大風呂敷に染め抜いた富本の定紋と同じ「七本桜」をモチーフとした粋な柄であることがわかります。 pic.twitter.com/8jsvRZuaUb
2016-04-18 20:44:58浮世絵に見る文様「桜草」⑤ この浴衣のデザインは、シリーズ内の「首尾の松の落雁」にも登場します。描かれているのは屋根船で手長海老を釣る銀杏髷の娘ですが、この娘も富本節を習っているか、あるいはそれに従事している者であると考えられます。 pic.twitter.com/fy0kzMuhNN
2016-04-18 20:45:34国芳の団扇絵「春の虹蜺」は連想ゲーム? 描かれた虹🌈と鰻。この二つ実は意外なところで共通している。 虹の虫偏は蛇🐍を現すものとされ、一方の鰻(ウナギ)に含まれる「ナギ」という言葉ももともとは蛇に似たものを指す言葉だったようだ。 pic.twitter.com/sSdfIYt7cA
2016-04-19 21:56:25虹は条件が良いときに、主虹と副虹の二本が向かい合ってみえ、これを虹蜺(こうげい・虹=雄、蜺=雌)の雄雌一対とみなすらしい。ちなみに鰻屋の二階といえば、男女の逢引に使われた場所でもあり、ともに虹を眺めているのは親しい殿方かもしれない。 pic.twitter.com/SehDRXw8XV
2016-04-19 21:57:12一人は耳盥の上で紺桔梗の合羽を絞り、右の二人は煙草盆に付属した火入れの香炉に火鉢の炭を入れた即席の火熨斗(アイロン)で着物を乾そうとしている。彼女らの機転はさることながら、ここまで尽くして貰える旦那というのは一体どんな人物だろう。 pic.twitter.com/HMiciGj34u
2016-04-21 20:20:08@kurok_yuu これは上の図の異版。右上にある絵のタイトル「江戸八景 吉原ノ夜雨」が「岡本屋長太夫部屋之図」に変更されている。 pic.twitter.com/HEFXVg6ecN
2016-04-21 20:48:50@kurok_yuu 火熨斗(ひのし)をするまでの手順を追うと、 ①タバコ盆から火入れの香炉を取り出す(1枚目)。 ②香炉の中の灰を火鉢の中に捨てる(2枚目)。 ③空になった香炉へ赤くなった火鉢の炭を入れる(3枚目)。 pic.twitter.com/ZdyOC1UM4S
2016-04-21 20:56:13今週、原書房(@harashobo)さんの「えどげいじゅつ」84号が届きました。 左にあるのは、1975年に発行された第1号のカタログです。 pic.twitter.com/zDs0tUhRYQ
2016-04-23 21:58:54岩井粂三郎の扮する娘姿。麻の葉鹿子に変わり麻の葉の流水取りという振袖模様が斬新です。二人の両側に立つのは相撲の力士。当時の力士は若い女性にもたいへん人気がありました。力士を眺める二人の視線の色もどこか違って見えます。 pic.twitter.com/j6StmMfwwS
2016-04-24 20:06:42酒の銚子と口取りの肴を運ぶ料理屋の女中。色柄の地味な着物を着ていますが、頭に差したものをよく見ると、前髪の櫛にさりげなく描かれた三日月と簪の蝙蝠が粋な組み合わせ。後差しの銀の細簪に金メッキを施した雀はねぐらへ帰るところでしょうか。 pic.twitter.com/lccFgvSzZp
2016-04-25 20:03:11北斎、若冲を意識? 葛飾北斎筆 団扇絵間判「群鶏」 天保6年(1835)乙未 #北斎 #若冲 #にわとり #団扇絵 pic.twitter.com/1iVUHlk1oB
2016-05-02 19:26:395月5日はおとなこどもの日です。 子供二モ負ケズ、童心二返ツテ遊ビマセフ。 歌川広重筆「狂戯藝つくし(たわけげいつくし) 二」 pic.twitter.com/6EoHphxjTf
2016-05-05 10:23:17@kurok_yuu 左から, 羽むしとり 胸へ紙を貼り、舌にてとる。 飯の曲喰い しころ引き 耳の根競べ。 pic.twitter.com/2Ic1Y6fZjv
2016-05-06 19:26:59@kurok_yuu この手綱引はあんまり人がしるめへが、俺さへしらねへからさ。 ハイ、どう/\。 どっちも互角のむま(馬)だ/\。 pic.twitter.com/Z7lR4MOAVD
2016-05-06 20:43:03@kurok_yuu 手のひらへ豆をのせて、しゃんと叩いて口にて受けます。 それこの通り。いくつでも外れませぬ。 pic.twitter.com/hsSpUB2K0g
2016-05-07 17:47:24@kurok_yuu 膝を首へひっかけて手で歩く。 これがすなわち達磨大師の夜這いのかたちだ。 pic.twitter.com/VLOVSxC7MN
2016-05-07 20:39:35@kurok_yuu 足で明かりを消しておめにかけます。 何をさせても器用な男だ。 pic.twitter.com/Gx3eH5R4Fj
2016-05-08 20:59:42