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このままいけば日本家屋は日本から全滅する
リンク NAVER まとめ これで本当に国内なの!?北海道には日本家屋が存在していなかった! - NAVER まとめ 都市化の進んだ現代社会だが、地方に行けば日本各地に、その土地ならではの様式で存在しているはずの日本家屋。しかし、北海道ではもともと日本家屋が存在しないという。寒...
ボンにいは間も無く台湾に行く @bonchacchanga
有名な話だが、北海道には日本家屋がないという。北海道出身者は、日本本土に初めてやってきたとき「まんが日本昔話」のような日本家屋の風景があることに仰天するのだという。日本には各地に固有の伝統的な家並みが存在している
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もともとはアイヌ民族の島である北海道は明治維新以降、本土から移民が移り住んだ開拓地帯である。広大な自然の広がる場所で、農林水産業やエネルギーなどさまざまな資源を獲得し、近代化を遂げた。その産業発展の中心にあったのが鉱業だ。北海道には炭鉱で栄えた地域が多い
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これが「炭鉱住宅」と呼ばれる社宅の街並みだという。コンクリート造りに赤い屋根にエントツ。見た感じ日本離れしている。植林といい、大陸的である。ロシアや中国東北部の雰囲気に近い。そして日本は戦前、満州やサハリンに支配を拡張していた pic.twitter.com/U4kAZREyMn
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ただし、考えてみると今の日本本土の街並みは極めて「北海道化」しているとも思う。茅ヶ崎はもとは別荘地帯だが、庭の立派な古き良き大邸宅が老朽化すると、必ずと違切り売りされる、直線の道路が引かれ、ハウスメーカーの作る全く同じ様式・外観の3LDK住居やレオパレスアパートに生まれ変わる
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これは何も都市部に限らない。地方に行くと、伝統的な町並みのある古い集落・地域共同体は否定され、何も無かった田んぼに高規格道路が引かれ、その沿線にニュータウン気取りでイオンが建ち、宅地分譲による画一的な住宅群がずらっと広がる
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日本各地の固有の家並み、つまり地域共同体の構成員たちの住まう風景の担い手は団塊世代が最期であるといえる。団塊世代が今後高齢化していく中で、地方の集落はすべてが空き家として打ち捨てられ、郊外から本来の古い雰囲気が失われ、都会ビルの合間に消えていた空襲を生き延びた民家が人知れず消える
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おそらく日本から日本家屋の完全消滅は15年後くらいではないか。団塊世代の寿命と共に終わるのだ。しかし、これは何も虚しいことでもない。北海道出はそもそも開拓時代からそんなもの存在しなかったわけで、160年ほどの時を経て本土がようやくそれに追い付くというだけのことである
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実際に行ってみると本当にスゴイスケールなのだが、直線に引かれた網目状の区画があり、そこに住宅地・商業地・工業地・農業地などが分類されている作りにはびっくりする。特急電車やバスで何時間乗っても、これが続いているのである pic.twitter.com/nEy40ZWsIN
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戦後昭和期に多摩ニュータウンや港北ニュータウンがやったこと、あるいは、平成になって「ファスト風土化する地方」がやっていることは、これをなぞっているだけ。つまり北海道化なのである
産業喪失と高齢化の問題も北海道が先んじている
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今の日本は超高齢社会になり、人口減少局面を迎えている。内需に依存していた経済はこのままでは縮小段階である。そのため、長年日本をささえていた各大手家電メーカーは不景気を脱出できぬまま慢性的な赤字体質となり、整理・縮小を繰り返している
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これもある意味「北海道化」ではないか。北海道の炭鉱業は戦後昭和の高度成長期にはすでに衰退していた。平成不況どころかバブル経済の遥か前である。原因は日本のエネルギーが自国での生産から輸入中心に切り替えるようになったから。これも今の「グローバル経済による国内企業の低迷」を先んじている
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夕張市や赤平市・歌志内市・美唄市・三笠市と言った北海道の自治体は1970年に一気に人口が減っている。三笠市は1970年時点で40,553人が75年には25,749人。いまや10,225人と、衰退問題は北海道ではすでに昭和40年代には当たり前だった。このままいけば未来の日本の姿だ
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戦前の日本、つまり大日本帝国は、北海道を編入し、そこを足掛かりに千島列島やサハリン(樺太)に拡張を続けた。その先には大陸があったわけである。つまり当時北海道に渡った人は、旧来の伝統共同体を否定し、新天地を目指した人たちである。日系移民と同じ境遇でもあろう
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バブル崩壊で潰れた地元を代表する金融機関「北海道拓殖銀行」はロシアとなったサハリンに豊原支店跡の建物が今も残っている。拓殖と言う言葉は、新天地開拓の意味である。たとえば「拓殖大学」も建学目的は、日本統治下の台湾の開拓者たちの人材育成だった
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戦後日本では植民地は失われたが、「金の卵」という人材移動があった。地方の伝統共同体から東京にやってきた人たちが大勢いたのが団塊世代だ。境遇はかつての開拓移民と同じではないか。そして、彼らが日本の経済成長をアシストし、バブル絶頂期、日本企業は東京を踏み台に全世界を目指したのである
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バブル時代の「日本企業の先に世界経済があった」常識が切り離され、日本ローカルな企業同士がチマチマと慣れあうようになり、FAXでの業務連絡や手書きの履歴書が横行している感じは、サハリンやその先の「大陸」と断絶した北海道の終戦後と重なる pic.twitter.com/hIq0SbtYvA
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クールジャパンという北海道化
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ただしネガティブなことだけではない。良い特徴も「北海道的に」なっていると思う。私たち日本人にとっては北海道ブランドに対する信仰が長らく存在している。こういうCMで表現されるようなものだ youtu.be/IT1m_Xi4DsE
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北海道と言えば何かにつけて観光旅行の人気最上位である。北海道を舞台にした人気ドラマシリーズもあったし、「札幌ラーメン」のようなファストフードにも人気がある。戦後に産業を失って細るだけの北海道が、新たに手に入れた武器はコンテンツや観光のブランド力である
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これはまさに、いま日本が力を入れている「クールジャパン」とか「ビジットジャパン」の先駆けではないだろうか。アジアを中心とした外国人観光客は、北海道では2000年の時点で20万人もいた。中華圏ではすでに北海道ブランドが存在していた pic.twitter.com/Smoe2RmYWB
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ネット原住民・冷笑系ほどバカなのかまるでわかってないのだが失われた産業が回帰することはありえないのである。戦後右肩下がりの衰退地方に土建屋利権のバラマキ開発をやっても税金の無駄でしかないのと同じである。つまり、エネルギーからブランドにシフトした北海道を私たちは見倣うべきなのだ
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ソニーにはスマートフォンを発明できなかったし、パナソニックはLGよりも先に地球の裏側の田舎の市場を開拓することはできず、ロンドンのピカデリーサーカスの三洋電機のネオン看板はヒョンデ自動車のデジタルサイネージに切り替わった。センスのなさは明白だ。この国が経済で蘇ることはありえない
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