「待機児童の問題はどう考えてるの？」「政治資金問題の説明は？」 #民進党に質問 全回答まとめ #参院選

出演者

回答：山尾志桜里

司会・進行：藤本祐司

質問と回答

Q1. 待機児童や奨学金の問題はどう考えているの？

A. これからもしっかり訴えていく

児童扶養手当で支援する層と額を厚くしていこうという対案を出しているが、残念ながら私たちにとっては不十分と思えるようななかで法案が通ってしまうというジレンマがある。
特に待機児童の問題。「保育園落ちた」のブログは総理に「誰が書いたかわからない」と言われ、たくさんの方が「保育園落ちたの私だ」と立ち上がってくれた。しかし政府与党から出てきたのは、基準を下げて余白にひとりでも多くの子どもたちを押し込むようなもので、本丸である保育士さんの給与については4年前に決めた6000円アップで幕引き終わってしまった。保育士さんの給与は平均と11万円も差があるので、5万円上げてもらって、その質を維持しながら待機児童問題を解決しようとしたが、今国会では審議拒否で終わってしまった。このまま幕引にするわけにはいかないので、これからもしっかり訴えていく。
給付型の奨学金について。富裕層のみなさんの税率を少し上げさせてもらって、若い人に投資をさせてもらいたい。「かわいそうだから助ける」以上に「この国の未来に投資をする」ということなら、きっとご理解いただける。給付型奨学金のスタートさせるのは今だと思う。
これらの財源については、株取引などの税率を20%から25%に上げさせてもらう。所得税も累進性を高めさせてもらって、ゆとりのある方に多少の負担をしてもらって未来に投資する。きっちり計算し財源の見合いをつけて提案している。

Q2. 経済対策について、具体的な代替案を示してほしい。地方再生のためにどいうことができるのか

＊該当ツイートが見つからないので書き起こし

A. 「三本の矢」よりも「三本柱」

行く場所がわからない「三本の矢」よりも、「子ども・赤ん坊への投資」「働き方を帰る」「年金を含む社会保障の安心」という大事な「三本柱」。
地域が元気にならないと日本の実体経済は元気にならない。北海道のような農業を中心に日本を支えている地域の当事者には、民主党政権時代の個別所得補償が支持されていた。今の政権では幕引きの方向に進んでいるので、農家のみなさんを支えていく個別所得補償はもう一度しっかり打ち出していく。

Q3. 高齢者向けの政策は多いけど、働く若者向けの政策は？

A. 所得を上げて長時間労働を規制する

働く人の所得を底上げする。どこでも誰でも最低賃金1000円。いま最低賃金は都市部と地方の差が開き始めているので、そこを縮めて地域のみなさんにも最低賃金で働けば暮らしていける、家族を持てるということを打ち出していきたい。
働く人に自分の人生や家族のための時間を持ってほしい。長時間労働をなくそう。残業が当たり前の社会を変えよう。私にも5歳の息子がいるが、今日なんかはもう寝顔しか見られない。そう思うと日中の効率が下がる時もある。でも「今日は早く帰ってこどもとごはんを食べる」と思えばがんばれる。それが自然な働き方だだと思いう。だからちゃんと長時間労働を規制する。仕事の終了から開始までのインターバルをしっかりと確保する。これは生産性を上げる、働く側に立って効率を良くするという意味でも、働き時代が求めている提案だと思うので、次の国会では審議拒否せずに与党にも議論に応じてほしい。

Q4. 日本が攻撃されたらどうやって国民を守るの？

## A. 安全保障の対案、大きな考え方がある

「近くは現実的に、遠くは抑制的に」。日本の近海をちゃんと守らないといけないという時代の要請のなかで、武力攻撃に至らない事態だと自衛隊のみなさんが迅速に活動できないという制約が今の法律の中にある。そこで領域警備法を提案している。与党のなかにもこの法案の必要性を感じている人もいると思うので議論に応じてほしい。
日米同盟の問題では、憲法違反にあたる今回の安保法制は白紙にしないといけない。日米安保そのものはすごく大事だと思っているで、周辺事態法の改正を提案している。「周辺」という概念はしっかり維持しながら公海上での補給を可能するなど、一定の制約のなかでの日米の連携を強化するという具体的な対案を出している。この機会に知っていただきたい。

Q5. 党員は岡田克也代表にどんな印象を持ってるの？