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ルネサンス研究会「政治と真空―『リヴァイアサンと空気ポンプ』から三〇年」

2016/7/2(土)のルネサンス研究会で行われた発表、坂本邦暢「政治と真空―『リヴァイアサンと空気ポンプ』から三〇年」のツダりまとめです。 http://www.gwc.gakushuin.ac.jp/news/2016/06/post_103.html
人文 科学史 リヴァイアサン ボイル 真空 ホッブズ ポンプ
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ytb @ytb_at_twt
「リヴァイアサンと空気ポンプ」が空気ポンプの伝記だと言うのなら、数学的帰納法や選択公理の伝記があっても良さそうなものだ。
Kuni Sakamoto @kunisakamoto
ルネサンス研究会では「政治と真空―『リヴァイアサンと空気ポンプ』から三〇年」という発表もあります。これほどはやわかり的にこの本の主張と問題点を解説する発表はもうないと思います。その点でお得感はあるかもしれない(ただし独創性はない)。 gwc.gakushuin.ac.jp/news/2016/06/p…
saebou @Cristoforou
今から @kunisakamoto の「政治と真空 『リヴァイアサンと空気ポンプ』から30年」。ツダれと言われましたが今日はPCが無い… pic.twitter.com/imdazzmP8D
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saebou @Cristoforou
『リヴァイアサンと空気ポンプ』の紹介。1985年に出て、だんだん話題に。科学史研究ではトマス・クーンの科学革命の次くらいに有名。90年代に日本語訳企画があったが出版社ごとつぶれた。 #airpump
saebou @Cristoforou
あ、#airpump は使われてるから #airpumpjp にします
saebou @Cristoforou
ただリヴァイアサンと空気ポンプはめちゃテクニカルで皆読んで無い。今日はこれを紹介する。←私も昨日読んだが、クーンの比じゃないテクニカルな研究。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
実験を理解するということ。実験で知識をゲットするパラダイムの最初の代表者はロバート・ボイル。空気ポンプ実験やってた。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
科学史家はボイルの実験の詳細についてはいっぱい研究してたが、なぜボイルみたいな実験にもとづく研究方法が当たり前になっていったのかはあまり研究されていなかった。むしろ科学史家は、実験にもとづく研究は唯一の正しい手法だから当然広まるだろというバイアスを持っていた #airpumpjp
saebou @Cristoforou
実験を用いる研究は今では当たり前だが、ボイルの時代には全然当たり前ではなかった。それなら、自然科学における実験中心主義を批判していた人とボイル派の論争を見るべきでは? ⇨批判派には大物がいる。かのホッブズ。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
真理とか適切さとかも、自明視してはいけない。昔の人が考えていたことを知らないといけない。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
実験の目撃の重要性。いっぱい人が見ている、秘教的でないところで実験して目撃証言を増やす。だからロイヤルソサエティとかでやる。さらに、物理的に実験を見に来られない人のためには、実験をめちゃめちゃ詳細に記述して人に知らせないといけない。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
皆空気ポンプとか作れない。だから実験のことを皆に詳しく文章で教えて、仮想目撃をしてもらわねばならない。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
実験の論述はできるだけ誠実でなければならない。論述の正しさを保証するには?失敗した実験も隠さず記述する。事実と解釈を分けて、事実だけ書き、断定的に解釈しないようにする。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
謙虚さや誠実さを持たぬ者は実験コミュニティから排除されねばならない。ボイルのモデルでは、そういう人を入れておくことはできない。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
トマス・ホッブズがこれに反対した。リヴァイアサンは政治哲学書と思われているが、実は当時の自然科学と切り離せない。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
リヴァイアサンは、政治権力の二重化に強く反対する。王と教会みたいにふたつ権力があると闘争不可避だからヤバい。 #airpumpjp
有賀暢迪(科学史の人) @ariga_prdgmmkr
科学史業界で『科学革命の構造』、『リヴァイアサンと空気ポンプ』の次に有名な本は何だろうな……。『宮廷人ガリレオ』とか『イメージとロジック』とか『ヴィクトリアン・センセーション』とか、そのあたりだろうか(どれも未邦訳)。
saebou @Cristoforou
ホッブズによると、教会は非実体的、スピリチュアルなものを管理してると主張してるが、それは違う。物体しかない。⇨真空は物体じゃない。物体と物体でないものが出てきたら、二重性が発生してしまう。これはいかん。 #airpumpjp
有賀暢迪(科学史の人) @ariga_prdgmmkr
というかその前に、『科学革命の構造』は果たして科学史の本なのかどうかという疑問はあるけど。
saebou @Cristoforou
この頃の実験についてのモデルでは、事実だけを提供する科学には内戦の危険がない。実験家は相反する解釈をしながら平和でいられる。内戦からの秩序回復というホッブズと共通する問題意識を持ちながら、全く異なる議論をする。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
ホッブズはこれを批判した。実験コミュニティは自分たちしか扱えない特別なものがあると主張する、専門家集団。権力を持っていて、社会に複数性を導入している。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
だから実験家は聖職者や法律家のコミュニティと同じである。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
実験家も聖職者と同じ。啓示を受けたと考えてる。 #airpumpjp
saebou @Cristoforou
哲学コミュニティの政治的な構造と生み出される知識の真正さに結びつきがあるという考え。 #airpumpjp
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コメント

鮎麻呂 @aymro 2016年7月2日
未読リストに追加。初期のアメリカ科学技術史からラヴォワジエの軌跡を辿ったことがあった。さらに1世紀前のオックスフォードの実験科学と政治シーンを想像してみようか。
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