「ケルン市歴史文書館倒壊と市民による救助活動」@資料保存セミナー

2011年2月4日の資料保存セミナーにおける松下正和氏の報告「ケルン市歴史文書館倒壊と市民による救助活動」関連ツイート
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FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会/企業史料協議会主催 資料保存セミナー、開始です。ちょっとつぶやくの無理かも #jsai_20110204

2011-02-04 13:15:10
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

報告3 ケルン市歴史文書館倒壊と市民による救助活動 講 師 松下正和氏(歴史資料ネットワーク副代表) #jsai_20110204

2011-02-04 13:18:04
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

再開。松下報告:自己紹介から。阪神淡路大震災をきっかけとした史料ネットの活動→神戸大での地域連携事業。丹波市で旧村単位での史料掘り起こしを。ケルンは地下鉄工事の影響による倒壊だが、地震+水害の対応例との比較が可能では #jsai_20110204

2011-02-04 15:41:18
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:倒壊後(2009/03)早期に被災資料の処置方法についてドイツ総領事館から問い合わせ。いくつかの呼びかけ。科研プロジェクトで研究会(2009/11)。実際に見学(2010/08)しアーキビストから聞き取りを行った。 #jsai_20110204

2011-02-04 15:45:36
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:参考文献等については神戸大のリポジトリなどにも紹介。ほかにはこちらが http://goo.gl/OTszm #jsai_20110204

2011-02-04 15:48:55
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:建築前はコンクリの壁が厚い自然空調を取り入れた建物。70S以降のアーカイブズのモデルの建物とされる(ケルンモデル)。資料は10世紀のものを含めた証文書+公文書も。2001年段階で容量オーバーの状態。 #jsai_20110204

2011-02-04 15:54:35
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:目の前の道路で地下鉄工事。うち壁が崩れ、文書館の建物全体(地上7階・地下1階)が穴の中に倒壊。もともとケルンは町中に排水管が張り巡らされている状況。瓦礫にはともかくビニールをかぶせ、雨よけを。救出作業継続中。85%は回収。5%は失われた。 #jsai_20110204

2011-02-04 15:58:58
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:2月末には残りの10%も回収予定。もともと地下の部屋は防空壕の設計。この部分は無事だった、とのこと。想定外の問題。修復には200人体制でかかっても30年かかると見積もり。ショベルカーで瓦礫をすくってそのなかから仕分け #jsai_20110204

2011-02-04 16:02:36
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:被害程度での分類。水損のひどいのは水洗い後フリーズドライ。ドイツ全土で19カ所で作業。当初は職員の精神的ショックも大きい。教訓として柔軟に動ける組織と臨機応変に動ける人材。修復専門家との協力体制。ボランティアの効率的な組織化が必要 #jsai_20110204

2011-02-04 16:05:38
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:デジタルケルン歴史文書館プロジェクト。建物自体は2014or2015に再建。仮施設で開館中。興味深いのは修復・公開の考え方。22万の断片にわかれた資料をつなぐソフトを開発予定。職員の増員、35→70(→150予定!!)。 #jsai_20110204

2011-02-04 16:10:32
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:個々人が複写してた文書館資料をネット上で公開共有。利用者サイドからプロジェクトが生み出される。web上でバーチャルに再建しよう。あとから文書館もこのプロジェクトに参加。マイクロのデジタル化。救出資料もこのDBに統合。再建までのつなぎを超える事例 #jsai_20110204

2011-02-04 16:14:20
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:同じ事が日本でできるか?次の段階としての市民アーカイブ構想。再建の際にいかに市民を巻き込めるか。もともと利用が少ない、知名度がないなど、文書館にも危機感。この事故によって存在があきらかになった側面もあるか #jsai_20110204

2011-02-04 16:17:40
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:対応の早さ。次の日にケルンの諸団体からの要望が。日本での活動も猪刈由紀氏を中心に3日後に組織。日本人留学生の活動。署名活動。提出後にも一定のレスポンス。国内的、国際的動き → 事故後、市民文書館というコンセプトを打ち立てる #jsai_20110204

2011-02-04 16:24:28
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

松下:館長いわく。市共同体への統合へ文書館が貢献。市民からの寄託も。自分たちの歴史を市民全体の歴史にしたい。アーキビストいわく、事故後にできたネットワークを生かしたい。/今後は国際比較を。日本の地方文書のあり方やスピード感。ボランティアのあり方 #jsai_20110204

2011-02-04 16:31:30
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

隣の民家の方が RT @toshiitoh: へーっ、歴史文書館が丸ごと倒壊するという事件があったのか。館員に犠牲者は出なかったそうだが。RT archivist_kyoto 松下:目の前の道路で地下鉄工事。うち壁が崩れ、文書館の建物全体(地上7階・地下1階)が穴の中に倒壊。

2011-02-04 16:32:10
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

聞いてみまする RT @knagasaki: ソフト開発、資料の記述の際にどういう規格を使うのか聞いてください!! RT a_k: 松下:デジタルケルン歴史文書館プロジェクト。22万の断片にわかれた資料をつなぐソフトを開発予定

2011-02-04 16:33:01
FUKUSIMA,Yukihiro @archivist_kyoto

Q.断片化した資料をつなぐソフトは?松下:資料の被害状況・措置を記入する情報がある。これで統計がでる。規格は詳しくは不明だがフラウンホーファー研究所 http://goo.gl/oplcM に開発を依頼しているとのこと #jsai_20110204

2011-02-04 17:24:51
瀬畑 源 @hajime_sebata

松下さんのケルン市歴史文書館倒壊後の話は、文書館の位置づけをどう考えるかという点でも色々と参考になる事例だったかなと思う。ケルンの話は倒壊直後にドイツ史の人から話を聞いたぐらいだったので、その後の状況を聞けて良かった。#jsai_20110204

2011-02-05 14:07:18
瀬畑 源 @hajime_sebata

松下さんの話で印象的だったのは、倒壊後すぐに文書の救出活動が色々な所で一気に盛り上がっていったが、日本で同じ事がおきたときに同じような動きがでるだろうかということ。ケルンでも倒壊前は市民の無関心のために予算がまわってこないなどの問題はあったという。#jsai_20110204

2011-02-05 14:09:41
瀬畑 源 @hajime_sebata

それでも救出活動に携わるボランティアの多さや対応の早さはすごいと。例えばいま、日本のアーカイブズで、アクシデントで倒壊したとしたときに、どれだけボランティアとかですぐに人が駆けつけてくれるだろうかと。#jsai_20110204

2011-02-05 14:11:49
瀬畑 源 @hajime_sebata

資料ネットで活動していても、災害時に民間資料は救いに行けるけど、行政文書(役場とか)ではあまり活動できない(個人情報とかで断られる)という。日本ではそういうことができる土壌がどこまであるのかと。考えなければならない問題だと思う。#jsai_20110204

2011-02-05 14:15:09