アルカさんの片道勇者☆オンライン!~その3~
そして最終章(仮)!
~前回までのあらすじ~
・いろいろあったが一人旅
・魔王は愉快な厨二病
・何があってもネコミミを忘れるな!!
・友情テレカ……怖い……
21日目!
魔王チャレンジはフルでやったわ!!
【北大陸・新情報!】 伝説の武具が水中にあっただと…むやみに極寒の水の中に突っ込んでいったおかしな者たちの行動にも意味があったのか! だがリアルではマネしちゃいけないぞ、絶対にだぞ! 地下遺跡は楽しみだな。 #片道勇者ONLINE twitter.com/owh_online/sta…
2016-07-05 11:33:23【北大陸からのお知らせ】 勇者候補のみなさま、探索お疲れ様です。 今回の探索点ナンバーワン、北大陸からの報告をお送りします。 pic.twitter.com/QhGxoGzJ3K
2016-07-04 21:18:53【魔王/危機】魔王から必死で逃げるうち、アルカ・セプター@北に闇が近づいてきていた。ここからすぐに離れなくては! 全力で走るならLP-6。慌てないならDK-5。どちらの場合も伝説P+4。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者ONLINE
2016-07-05 18:17:38@ameori_z 旅人たちの手を借り、辛くもマオ――魔王から逃げ延びたアルカ。 ……しかし日付が変わった途端にヤツは来た。 「おーいアルカ。やっと見つけたー。ちょっと死合おうぞー」 「なんでそんな軽いノリで試合なんて……って死合!? 殺し合いですか余計勘弁ですよそんなの!!?」
2016-07-05 18:42:03@ameori_z 「ははは。小粋な魔王ジョークであるぞ。相変わらず良いツッコミだなおぬしは。……ていうか昨日もせっかく会えたのに、アレちょっと空気読めてない輩多すぎではなかったか? 我は不完全燃焼なので、やっぱり死合おうぞっ♡」 「いい笑顔で何を言うかと思えば……っ!」
2016-07-05 18:46:11@ameori_z 初めて会ってから5日しかたっていないはずだが、まるで十年来の腐れ縁のようにやり取りをする二人。……まぁその内容はアレがアレしてアレなのだが。 「ていうか何でそんなに私とそういう……命のやり取り的なことしたがるんです? 私すごく不可解なんですけど」
2016-07-05 18:51:53@ameori_z 「理由など決まっている」 魔王は獰猛な笑みを浮かべて言った。 「我が魔王で、貴様が勇者だからだ!」 「いや勇者てあぁた」 「少なくとも我にとっての勇者、倒すべき好敵手である!! なぜなら!」 なぜなら? 「我がそう定めたからだ!!!」 えぇ……?(困惑)
2016-07-05 18:55:03@ameori_z 大いなるドヤ顔で語られたその言葉に、アルカは困った。 昨日ダンさんやドーラさんに「あいつ魔王だよ」と言われて驚いたけど、これ本気でただの自称魔王じゃねーのか。……ていうかもう、そういうことでいいや。 「あーはいはいわかりましたわかりました」 「おざなりな……」
2016-07-05 19:06:50@ameori_z 不服げな魔王にアルカは続ける。 「まぁ今余裕あるから構っ……付き合ってもいいですけど、殺されるのは勘弁なんですけどねぇ……」 「おい! なんか今本音っぽいのが透けて見えたぞ!?」 「え、じゃあ私このまま行きますけどいいですか?」
2016-07-05 19:12:23@ameori_z 「そんなことしたら後ろからズドンしてやるぞ?」 「ぐぬぬ……」 「ぐぬぬ……」 しばし見合う二人。ややあって、アルカが口を開く。 「……ではこうしましょう。今日は追いかけっこで勝負」 「追いかけっこ」 「アナタ追う側、私逃げる側。制限時間一時間」
2016-07-05 19:16:39@ameori_z 「理力の使用は」 「アリですが、ワープ的なのは禁止です」 「うむ。では勝ったほうが負けた方のいうことを聞く、ということで」 「!!? ちょ、それは流石に――」 「よーいどん!!!!!!!」 言うが早いか火炎をぽんぽん投げ打ってくる魔王。
2016-07-05 19:21:36@ameori_z そうだそういやコイツ元々話が通じない系なの忘れてた……!! 今日に限ってちょっと会話できた気がしてしまった。不覚。 どうにかこうにか火炎を避けて近くの森に突撃する。森は私のフィールドだ!! 「ふむ、アルカのヤツめ。地の利を取るか! 小賢しい」
2016-07-05 19:35:41@ameori_z ふん、と鼻をならす魔王。 「しかし我の力を持ってすれば、この程度の森を燃やし尽くすなど造作もなきこと!! ゆけい、超火炎!!!」 轟々と燃え盛る大きな火球が森を焼きつくす!! 「おっと……やり過ぎてしまったかな?」 ドヤる魔王。
2016-07-05 19:40:01@ameori_z しかし、焼け落ちた森をいくら探しても、アルカの姿はなかった…… 「え、ちょ、なにそ……待て待て、我が好敵手がこの程度で死ぬわけ無かろう!? ちょっと……アルカー! どこだー!! でてこーい!! 死ぬなーーー!!!」 一体アルカはどこに!? 大陸診断に続く!!
2016-07-05 19:43:07アルカ・セプター 人間・女 職業:狩人 所属:北大陸 LP:48→42 DK:28 伝P:18→22 オプション:癒しのアンプル、エルザイト爆弾 闇を打ち払う決意をした系女子。 長期的視野で物事を考えられない。調子に乗りやすい。 アルカの行方はいかに!!?
2016-07-05 19:48:46【北/危機/探索4】アルカ・セプター@北が遺跡に入ると入口が閉ざされてしまった! 脱出口を探すべく歩き回り、LP-3、DK-4、伝説P+3。騎士か詩人の支援を得られれば一度だけDK減少を2軽減。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者ONLINE
2016-07-05 20:01:23@ameori_z 森に入ったアルカは、急いで通りぬけてどっか行こうと思っていた。 私が森に隠れたのを見たらあのアホ(魔王のことだ)はきっと、森ごと焼き払おうとするに決まっている!! だからその前にもう少し隠れやすい地帯、に――!?
2016-07-05 20:10:48@ameori_z 考え事をしていたアルカは、足元に現れた穴に気づかなかった。 「うひゃあああああああああぁぁあぁぁあああ!!!!!?」 勢い良くけつまずいて穴に落ちていくアルカ。そのままべし、と地面に突き当たると、入ってきた穴が閉まっていく……! 「と、閉じ込められた……!?」
2016-07-05 20:21:37@ameori_z 一気に絶望感が襲い来るが、こういう時は良かった探しで前向きになるのが肝要だ。 「そう、きっとここなら魔王に見つからない。ふざけた勝負は私の勝ちだ!!」 ぐっとガッツポーズを決めるアルカ。わざと大きく出した声があたりにわんわんと響き、寂寥感が募る。
2016-07-05 20:36:11@ameori_z 「う、うぅ……こういうのやだなぁ……」 何が一番嫌って、闇との距離がわからないのが嫌だ。あとさっき魔王の放った火炎がちょっとかすめてやけどが痛い。 「そ、そうだ! こういう時は歌おう!! 誰かいたら気づいていくれるかもしれないし……」 そういうことにした。
2016-07-05 20:44:10