『のび太の人魚大海戦』にみるSF者的「業」の欠如+ドラにおける父親と母親

『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』を劇場で観賞した直後、2010年4月10日の深夜に連続Tweetしたツッコミを発掘しました。 -------- 4月13日に思い出して追記した、『ドラえもん』という作品における「父親と母親」についてのTweetを追加しました。 -------- 続きを読む
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森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

この情報の空白には、一体どのような理由があるのでしょうか。僕にはちょっとわかりません。「世界のカブトムシ」というテーマは、劇場版ドラのメイン客層である小学校低学年の子供たちにたいそう人気のある題材だと思います。

2012-03-17 22:14:47
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

2010年に江戸東京博物館で開催された「大昆虫博」は子供たちで大賑わいでした。中でも、コーカサスオオカブトとマンディブラリスフタマタクワガタ(だった気が)の対決映像が流れる「虫シアター」が大人気でした。大阪のATCでも、同じ年に「世界のクワガタ・カブトムシ展」が開催されています。

2012-03-17 22:20:35
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

カブトムシについての空白は、ひとつの象徴です。ベレーガモンド島全般について情報が足りず、過去なのか、未来なのか、どこにあるのか、住人のロッコロ族というのはそもそも何者なのか、ついにわかりませんでした(パンフにもなし)。物語を乗せている舞台のあやふやさは、物語もぐらつかせます。

2012-03-17 22:30:27
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

藤本弘の冒険物語は、ヴェルヌ、ハガード、バローズの後継たろうとした作品です。『宇宙開拓史』は『火星のプリンセス』であり、『大魔境』は『洞窟の女王』であり、『海底鬼岩城』は『海底二万リュー』です。『奇跡の島』は、よくできた子供向けファンタジーなのだけど、その辺の匂いは感じられない。

2012-03-17 22:42:28
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

この辺の「業」について、もうちょっとこう、フォローして欲しいなと思うのは森瀬繚個人の願望であって、そうでない部分に藤子作品への魅力を感じられていた方々も無論、数多くいらっしゃると思うのです。

2012-03-17 22:46:59