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In the Eyes of Étranger: 【和訳】イタリア経済紙特派員が行った邦人人質全員殺害事件に関する総括 in-the-eyes-of-etranger.blogspot.com/2015/02/il-sol… ブログ版も再掲。 #IamKenji #ImNotAbe pic.twitter.com/wCECBN7QJ9
2016-01-05 14:16:02
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イタリア老舗経済紙"Il Sole 24 Ore"特派員が行った邦人人質全員殺害事件に関する総括 『安倍政権が犯した７つのミス』 邦訳完全版（注釈+参考ソース付き） イタリア版経団連といわれるコンフィンドゥストリ… twishort.com/sC9hc
2015-02-11 00:36:56
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1. （東京 [2015年2月］1日）その日は、後藤健二氏の斬首刑という悲劇的なニュースと、首相官邸前での平和主義者たちの抗議デモという形で始まった。
2016-07-07 18:17:19
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2. 護憲団体により開催されたこのデモでは、安倍首相が国際安全保障への貢献と称して、解釈改憲という改正を経ない憲法改正により海外への軍事介入の可能性を広げ、国際的な立場を強化しようとしていることに対する抗議がなされた。
2016-07-07 18:18:10
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3. それは、安倍首相が、後藤氏の斬首の恐怖や、ISISの脅迫（”日本の悪夢がこれから始まる”という明白な脅し）、そして政府の事件への対応の不満を利用して、いわゆる「積極的平和主義」を推進しようとしようとしていることに対する危惧の表れだった。
2016-07-07 18:19:03
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4. 本件で安倍政権が犯した一連のミスを以下に列挙する。 ①民間による仲介努力の阻害
2016-07-07 18:20:11
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5. 最初の人質の湯川遥菜氏が捕まった時（1週間前に斬首刑にかけられた）、イスラム教に改宗した二人の日本人が解放交渉に備えていた。ジャーナリストの常岡浩介氏と、イスラム法学者の中田考氏である。彼らはシャーリア法に基づく裁判プロセスで通訳を務めるためにＩＳ側に招致されていた。
2016-07-07 18:21:53
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6. しかし日本の警察は土壇場（昨年10月の段階）で彼らの渡航を阻止。学生のシリア入国を手伝った疑いで彼らのパスポートを差し押さえた。 後藤健二氏の出発も、彼の友人である湯川氏を再び救出するためだった。一度目は、彼は湯川氏の救出に成功していたからだ。
2016-07-07 18:22:23
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7. ※訳注１：その後、今年1月になって両氏の拘束が発覚してから中田氏らが独自のルートで交渉を模索したことは、『報道特集』の報道や外国人特派員協会での会見内容から明らかになっている。 lite-ra.com/i/2015/02/post…
2016-07-07 18:23:58
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8. 政府は中田氏が警察に捜査を受けた問題人物であるという理由でこれらの努力も一顧だにせず、まったく彼らのルートを活用しなかった。後藤氏に至っては、3回にわたり渡航の自粛を要請し、湯川氏の救出に成功したことのある後藤氏の実力を信用し援用しようとはしなかった。
2016-07-07 18:24:37
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9. ②長きにわたる沈黙 日本政府は昨年11月の中頃には確実に、ISISにより二人の邦人が拘束されていることを把握していた。しかし政府はこれを公にせず、また公にしようとする者には箝口令を敷いた。例えば『週刊ポスト』は、外務省から明示的にそう要請されたと報じている。
2016-07-07 18:25:55
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10. その理由は、人質の命を危険に晒すことなく、解決策を模索するためだったというが、意地悪な見方をすれば、12月中旬に安倍首相が行った解散総選挙の争点になることを避けるために公にすることを避けたのではないかと疑うこともできる。
2016-07-07 18:26:26
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11. ※訳注2：湯川氏が8月末に拘束されたことは政府は承知しており、交渉を行っていることも昨年時点で明かしていた。 news-postseven.com/archives/20150…
2016-07-07 18:27:47
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12. しかし解散・総選挙の機運が高まるにつれ湯川氏に関する発表や報道は消え、総選挙前後のあいだ政府の対応は事実上「沈黙」した。選挙期間中の事件対応の争点化を避けるためだったという分析はもっともである。
2016-07-07 18:29:00
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13. ③カイロ演説 漏れた伝わった情報によれば、中東への長期歴訪（エジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナへの6日間の日程）の直前に行われた定例の国家安全保障会議において、ＩＳにより拘束されている邦人人質について安倍首相に進言した者は一人も居なかったという。
2016-07-07 18:30:01
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14. カイロで行った演説で安倍首相は、イスラム国と対峙する国々に対し2億ドルの支援を行う用意があると強調した。そのすぐ後に、ＩＳは人質二名の解放のために同額の身代金を要求した。日本政府が、支援金は人道支援目的で、難民救援のためだということを主張したのは、後になってからだった。
2016-07-07 18:32:43
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15. ※訳注3：政府はカイロで行った演説の後で、公にＩＳ対峙国への支援は人道支援であることをしきにりアピールするだけでなく、民間を通じて中田氏に日本政府の同様のメッセージをＩＳに伝えさせようとしたことが『報道特集』の取材により明らかになっている。
2016-07-07 18:33:46
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16. 続き。この”民間”というのは、政府が仲介を委託したCTSSである可能性があるが中田氏はその正体は明かさない。 blog.tatsuru.com/2015/02/09_143…
2016-07-07 18:35:51
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17. しかし、これはＩＳが求める「身代金支払いの可否」への回答にはなっていなかったため、「それでは即人質の処刑に繋がる」と不測の事態を恐れ、中田氏はそのメッセージの仲介を拒否したという。個人的には中田氏のこの判断は賢明だったと思う。問題はその後の政府の対応だ。
2016-07-07 18:37:22
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18. ④アベ・イスラエルに対するアラブ世界の反応 アラブ世界からすれば、安倍がイスラエルで行った最初の記者会見の内容は、イスラエル側からの恫喝ともとれるものだった。
2016-07-07 18:38:01
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19. あと数時間待てば、故アラファト議長の眠る大霊廟に花輪を添えようとしていたパレスチナから、同じ宣言を行え、より効果的であったのにもかかわらず。
2016-07-07 18:38:50
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20. ※訳注4：6日間の日程のうち3日間をイスラエルに置いた安倍首相の中東歴訪は、結局事件対応のためイスラエルに長く居座り、パレスチナ訪問を数時間で済ませるという結末になった。
2016-07-07 18:39:34
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21. [エジプト、イスラエルで対ＩＳ対峙国支援を打ち出したため、ＩＳ側をより強く刺激し、法外で実現不可能な身代金要求に至らしめた責任は否めない。著者の指摘通り、パレスチナで支援の表明を行えばより効果的かつ正当な人道支援であると受け止められたことだろう。］
2016-07-07 18:40:51
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22. ⑤対策本部設置場所の選択ミス 多くの者が最も深刻なミスだと考えているのは、アブドラ国王の命により対ＩＳの有志国連合に参戦したヨルダンに、外務副大臣が率いる対策本部を設置したことだ。よりよい選択は、最近人質の解放に成功したばかりのトルコだっただろう。
2016-07-07 18:41:45
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23. [※訳注５：この指摘も最もで、米欧メディアでも最も指摘されているのがこの点である。なぜイスラム国と明示的に対立しているヨルダンを選んだのか。］ wpb.shueisha.co.jp/2015/02/09/431…
2016-07-07 18:43:28