参院選で誰に投票するかを考えた。

堀井とき @toki_holy

自民、公明、おおさか維新の候補者に投票しようと思ってる人は、この記事の特に５ページ以降を読んで欲しい。2/3議席を与えるとはどういうことか。｜憲法学者・木村草太が各党の「改憲」マニフェストを読む〜いま最も危惧すべきポイントは？ bit.ly/29fZE3U

堀井とき @toki_holy

自分が民進党（元民主党）に期待できないのはただ１つ、経済に対する暗愚その１点だ。これは実績としてもまさにそうで、「デフレ脱却による支持率上昇という安定政権の実」を取れる立場にありながらそれに手を出すことなくデフレを深刻化させ、今のアベ政権の基礎を築く結果になった。これは大罪だ。

堀井とき @toki_holy

と、これを前提として、明後日になった参院選で誰に投票すべきかを考える。

堀井とき @toki_holy

さて、まず端的に、「選挙の結果、変わるもの」を考える。政権交代はありえず、自民党が政策を転換させるかと言えばありえない。参院選の影響なんてその程度のものだ。下馬評では与党が安定多数という観測も出ている。何も変わらない……果たしてそうか。そうじゃない。とても変わることがある。

堀井とき @toki_holy

それは、「改憲政党による2/3議席の確保」というもう１つの壁を越えるかどうか、だ。衆議院ではすでに確保され、参議院でも確保されれば、日本会議的なるものが熱望する改憲発議が可能になる。「野党の言うことを一切聞くことなく改憲発議できる、2/3議席」だ。戦後、このチャンスが初めて訪れる

堀井とき @toki_holy

では、次に考えるのは何か。「変わりそうなことが許容できるかどうか」だ。これはもう議論の余地が無い。オヤジ慰撫とか馬鹿みたいな愛国心発露が好きなクソ野郎どもなら賛成するかも知れないが、そもそも憲法の意味すら理解してない連中の言うことに国民は巻き込まれてはならない。

堀井とき @toki_holy

「自民党による改憲は許容できぬ」と考えるなら、「どう行動すべきか」が決まる。選挙はいいと思う人に一票を入れる儀式ではない。戦略的に誰を当選させるべきかを国民が考える代替戦争だ。ならば、改憲政党は論外、当選しそうにもない泡沫候補も除外、結果、当落線上で与党と争っている野党候補となる

堀井とき @toki_holy

どうか、この程度の簡単なことが考えられる国民が多くいることを自分は望む。というか祈る。参院選は、改憲政党に参議院の2/3議席を与えていいかどうか、を問う、ただただその一点のみの選挙と言って間違いない。それ以外のことは予想されるどんな結果でも今と何も変化しない。安心して野党に一票を

堀井とき @toki_holy

ぶっちゃけた話、国民投票過半数には何の期待もしていない。この2/3議席の壁すら守れないようでは、マスコミを動員した改憲攻勢に勝てる気がしない。憲法学者が違憲だと言っても危機感を覚えず、シールズがバッシングされて久しい。比較的少数票でまだ可能性がある今しか、この改憲を止める術はない