- Uroak_Miku
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1)名探偵シャーロックが匿名の仕事依頼状を分析して「動詞をこんなに文の終わりのほうに置くのはドイツ人だ」と喝破する話があって子どものとき感心しましたが、習ってみたらそれは副文のときのみで実際はドイツ語では動詞は必ず前から二番目の文節に置くのです。
2016-10-13 13:49:412) >“Precisely. And the man who wrote the note is a German. Do you note the peculiar construction of the sentence
2016-10-13 13:55:433) >—‘This account of you we have from all quarters received.’ A Frenchman or Russian could not have written that.
2016-10-13 13:56:355)「その通り。それからこの書き主はドイツ人だ。文構造に特徴があるだろ。『あの事件での鮮やかな腕前についてあらゆる方面から耳にしています』 フランス人やロシア人はこんな風には書かない。動詞をこんなに虐待するのはドイツ人の特徴だ」
2016-10-13 14:07:416)‘This account of you we have from all quarters received.’ どうでしょうドイツ語が母語の人間が書いた英文でしょうかこれ。私にはそう思えないのですけど。
2016-10-13 14:09:027)ドイツ語の統辞法のくせがある英文にするのなら This account of you have we from all quarters received. ではないでしょうか。
2016-10-13 14:13:419)This account of you have from all quarters we received. でもドイツ語の統辞法っぽくなります。
2016-10-13 14:20:0310)動詞が二つ目の文節に来るのがドイツ語の基本だからです。それさえ守られていれば主語がどこにあってもいい。もっともこの文の場合は現在完了なので文末に主語は置けない。そこは動詞(過去分詞形)を置くのが鉄則です。
2016-10-13 14:22:28いま大作を書いていてしんどいので息抜きに語学や音楽のうんちく語りをしています。ちなみにモーツァルトが歌劇『ドン・ジョヴァンニ』執筆のあいまに息抜きで作った小品がこれです。youtu.be/ZsuwENCCSAY
2016-10-13 14:29:22