物語の基本パターンを守れば物語の方で勝手に動き出す

空と旅人 @inoue_sp

女性【主人公】は向上心が強い人にすると物語が進む。それを表現する為に、貧困、背が低い、地方出身などのハンデを背負う事になる。「スチュワーデス物語」等の大映テレビはこのパターンを外さない。

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【主人公】の友人は、【主人公】の性格を際立たせる必要があるので、夢見がちなホンワリした性格になる。「ちびまる子ちゃん」のたまちゃんがそうだ。このタイプを【メルヘン】ちゃんと呼ぶことにしよう。

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だが、【主人公】と【メルヘン】だけでは、同じ空間をぐるぐる回ることになる。現実的な思考が出来る人が必要になるのだ。その人は【主人公】【メルヘン】と違う外見が望ましい。髪型がショートとか背が高いということになる。その人を【ボーイッシュ】と名付けよう。パヒュームの のっち ですね。

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【主人公】【メルヘン】【ボーイッシュ】の主役３人チームには、ライバルが必要になってきます。美人で金持ちの【お嬢様】がその役になります。「エースをねらえ」のお蝶婦人ですね。【お嬢様】にも仲間がいますが、その人達に自身の考えはありません。その人達は【とりまき】と呼びます。

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続いて【主人公】を更なる高みに導く存在が必要になってきます。【コーチ】と名付けましょう。「とと姉ちゃん」では 花山伊佐次 です。この【コーチ】は、この【主人公】の憧れの存在【プリンス】を兼ねることができますが、別の存在にするのが基本でしょう。

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ほとんどの話が、この基本パターンか、その変形の中に収まります。具体的な事例に当てはめまてみます。 キャンディーズの場合、スーちゃんが、【メルヘン】でミキちゃんが【ボーイッシュ】にあたるのは誰の目にも明らかです。そこで、ランちゃんを【主人公】にして売れた訳です。

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「逃げるは恥だが役にたつ」は違うのではと思うかもしれませんが、男女を入れ替えてみてください。誰からみ選ばれないというハンデを背負った【主人公】津崎のもとに【コーチ】兼任の【プリンス】みくり が現れているのです。 原作は知らないのでドラマだけのことですが基本パターンの反転版です。