世論調査の操作方法について解説

@kinokuniyanet氏のツイートまとめ。
3
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 「新聞は大事86%」。協会やNIE関係で、のべつ流れている類です。断末魔の叫びなので大目に見たげて下さい(笑)。ついでに世論調査の操作方法について解説しますね。

2011-05-14 08:02:32
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 「世論調査の操作」。ニコ動に代表されるネトウヨ系は専らサンプルに偏りを持たせます。宣伝目的だと調査自体が適当で、結果の切り出し方で工夫。既存メディアは、もっと伝統と格式があり、設問で操作するのが普通です。

2011-05-14 08:05:44
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 「世論調査の操作」。設問での操作方法は、「どちらかといえば」を付けて、普通は賛否2個ずつ4択のところ、付帯条件をいろいろ付けて奇数にする。分水嶺の位置を変える訳です(笑)。いま問題になっている原発がらみや臓器移植などの世論形成?はコレで行われました。

2011-05-14 08:09:22
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 「世論調査の操作」。設問での操作、もう一つの方法は、誘導です。本丸の設問の前に、前提条件をつけて、流れで対象者の意思を作らせる。極端に例えると「電気が止まると困りますか?」「冷房はよく使いますか?」「原発に反対ですか?」

2011-05-14 08:13:07
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 「世論調査の操作」。ネットで「世論調査は出鱈目」という声も多いのですが、報道機関は、自社の消長にかかわるデータ収集には真摯です。政党や内閣支持率、プロ球団支持率などは、非常に厳格な統計的精度が保たれ、自社の論調形成や、FAか純血かなどに役立てます。

2011-05-14 08:16:52
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 つまり「世論調査」には、「欲しい結果を出す」ための調査と、「本気で大衆の意向を測る」調査の2種類があります。また操作方法は、既存媒体では、調査方法をイジることなく、中庸を好み・意見表出を好まない国民性を利用するのが普通です。

2011-05-14 08:19:47
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 世論調査について返信したら、斉藤淳さんじゃないですか。地方版担当時に当選の紙面作らせていただきました。懐かしい。

2011-05-14 15:56:32
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 私は「世論調査の政治性」とは言いません。ただ実務面で「原発がらみの時は選択肢が奇数だなぁ」とか、技術的な面のみ御紹介。

2011-05-14 16:00:20
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@junsaito0529 御指摘の通り、学者さんと記者のギャップは感じます。実務者には積極的に世論誘導する自覚はなく、ましてネットで言われる陰謀や作為もありません。ただ、他の日本企業と同様、集団の中で「空気」に縛られている。この辺の浄化は社会学者さんの御助力必要と思います。

2011-05-14 16:03:37
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@tarou1998 世論調査は実務しか知りませんが、社会学でいろいろ論じられているのですね。勉強になりました。ネットで言われる「世論調査はウソばかり」は否定します。単に自分が気に入らない結果を「ウソ」と言うのが怖い。ただ、人々が世論調査を疑いだした風潮は喜ばしいですね。

2011-05-14 16:13:16
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@shibayama_t 同業の大先輩。世論調査で「メイキング(回答捏造)」の危険性は、学生バイトよりも多忙な記者の方が少し上だったかと(笑)。バイトのせいにしたら現職記者みたいです(笑)。それよりも「社名を聞いて、論調に合わせ回答する」空気を読む国民性が問題かと。

2011-05-14 16:21:54
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@naokunpapa 「世論調査はウソ」という意見は、結果が気に入らないからインチキって言える風潮が怖いと思っています。ただ、誘導もあります。簡単な判別法は、選択肢が賛否同数か、奇数で賛否分岐点が偏ってないかですね。

2011-05-14 16:23:55
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@django8930 世論調査の対面法と電話法。私の知る時代は、AYとNHKが対面、M電話、Sもらい。今は電話多いのですかね。対面は、申請して選挙人名簿から等隔に抽出でしたが、今は難しいのでしょうか。対面法だと各社間の差はコンパ%、そこまでの精度も要らないのかも。

2011-05-14 16:31:03
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@KN0111 対面調査当時の学生バイトは、接客慣れも要るのでレギュラーを使い、手順はマニュアル化していました。捏造は、担当社員が挙動や内容で見抜き、その調査員を切ってました。「俺の目は誤魔化せない、こんなに支持政党どおり一貫した回答は出る訳ない!」って(笑)。

2011-05-14 16:35:27
kinokuniyanet @kinokuniyanet

@shibayama_t 対面式の世論調査のバイトはマニュアル通りにやり、サンプル数もあるので、そこそこ精度は出ていました。支持率は各社でほとんど差がなかったですし。一方、各社別の設問は、設問の組み立て方で差が大きい。調査と主張が同じ「世論調査」の看板で行われてた訳です。

2011-05-14 16:40:41