宇宙豆腐職人の朝は早い。 「GMTで動いてますから、仕込みを始めるのは、日本の豆腐屋がお昼頃ですね。まぁ好きで始めた豆腐作りですから」 最近はウエイクアップコールまでに出来てないと、終日クルーの機嫌が悪いと口をこぼした。
2009-12-04 11:30:42まず、宇宙農場で収穫した宇宙大豆を、軟らかくなるまで煮る事から始まる。 「やっぱり一番うれしいのはクルーがおいしいと言ってくれる事ね、宇宙豆腐職人をやっててよかったなと」 「毎日毎日再生される水のphが違う 素人には出来ない」
2009-12-04 11:38:18今日は特売日 彼の所には、月や小惑星の基地からも馴染みの客がやってくる。 ユーザーも多種多様に渡る為みんなの好みを合わせるのが辛い所、と彼は語る。 「やっぱお持ち帰りは鮮度の点ではキツイね、愚痴ってもしかたないんだけどさ(笑)」 「でも自分で選んだ軌道だからね。後悔はしてないよ」
2009-12-04 11:51:03NASAのフィンクさんとはもう10年来の付き合いです。 「この赤出しはダメだ。ほら、味噌カツに合わない」 彼の目にかかれば、見るだけで出来不出来が分かってしまう。 宇宙食の多様性をリードする国日本、ここにあり。
2009-12-04 11:53:12今、一番の問題は後継者不足であるという。始めた当初は、何人もの宇宙豆腐職人がひしめき合ったこのISSだが 今では職人は彼一人になってしまった。問題は、無重量状態で丸く固まる豆腐を、崩さぬ様に取り出すには、3年はかかる、と匠は語る
2009-12-04 12:22:11対流が無いので、均一になる様、優しく水中で転がす。この時のタイミングで品質はガラリと変わってしまう。そこで編み出されたのが型に圧力を掛けて注入する方法。大量生産が可能になったが、風情が無いと嘆き、古来の方法を好むユーザーのほとんどが日本人だという。
2009-12-04 12:22:45「自分が楽しいのはもちろんだけど、丸い豆腐を見た人も楽しくならないといけないね」「この仕事を始めたばっかの時は何度も親父さんに殴られてたよ。でもあの厳しい指導があったからこそ今の自分がいるんだと思うんだよ(笑)」
2009-12-04 12:23:32ここ数ヶ月は、類似の球状の型を使った充填豆腐に押されているという。「いや、ボクは続けますよ。待ってる人がいますから」下町宇宙豆腐職人の灯火は弱い。だが、まだ輝いている。「遠くのG型小惑星からわざわざ語りかけてこられる方が何人もいる。体が続く限り続けようと思っとります」
2009-12-04 12:24:12まだ需要がある、それだけで匠は頑張れるという「この歳でこの商売ってのも、世間様から見ればおかしいんでしょうがね。私は続けますよ」最近は、手作りの良さが再評価され、全太陽系から注文が殺到しているそうだ。うれしい悲鳴ですね。
2009-12-04 12:25:01@Suematsu さいしょはISSで自家用の宇宙豆腐を作る職人の話をつぶやくつもりが、段々大袈裟になるのは、テンプレートの仕様ですかね(^^;RT:宇宙豆腐職人にそんなドラマがあったと
2009-12-04 12:35:17@kippis_sg もう少し宇宙豆腐作りの工程を作り込んでいけば、出番が有ったのにと、悔やまれます(^^;。RT:やはり遠心分離器必須なのかなと妄想中
2009-12-04 12:43:59@chocopa S型小惑星にはケイ酸マグネシウムの形で、マグネシウムが有る様ですが、塩化マグネシウムに加工すると、天然モノと言えるのでしょうかね(^^;RT:宇宙豆腐のにがりは、天然物ですか?
2009-12-04 12:51:09@suzutukiDS ありがとうございます。余り宇宙らしさが表現出来なかった様な気もしますが(^^;RT:宇宙豆腐職人、楽しく拝見いたしました^^
2009-12-04 13:36:33@nyossi クオリティが高すぎて豆腐食べたくなりましたよ!あ、後、宇宙空間フリーズドライで高野豆腐とか妄想(もうええっちゅうに
2009-12-04 13:44:59@kippis_sg ”絶対零度の真空に曝した味は、地上では再現出来ない、被曝量の制限を見極めるのは、職人の勘だけが頼りだ”<-しつこい(^^;RT:宇宙空間フリーズドライで高野豆腐とか妄想(もうええっちゅうに
2009-12-04 14:14:03