イラン・アフマニネジャド大統領のインタビューより

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＜ABC放送の最新インタビューからアハマディネジャド・イラン大統領の愉快な回答を抜粋＞（オサマ・ビン・ラディンがイラン国内に在住しているのではとの質問に） アハマディネジャド大統領：「そんな質問は滑稽ですな。」 質問者（ステファノプロス）：「なぜ？」 （続く）

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（続き）アハマディネジャド大統領：「アメリカ政府はビン・ラディンを逮捕するためにアフガニスタンに侵攻したんでしょう？ビン・ラディンの居場所を知っていたはずでしょう？居場所を知らないのなら、なぜ侵攻したんです？」 質問者：「知っていれば見つけて捕まえてるはずです。」 （続く）

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（続き）アハマディネジャド大統領：「まず居場所を特定して、それから侵攻するべきですな。居場所も知らないのに先に侵攻して、それから居場所を探そうなんて、論理的と言えますか？あなた、論理的だと思います？」 質問者：「質問に答えてくれてませんね。彼（オサマ）はテヘランに居る？居ない？」

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（続き）アハマディネジャド大統領：「我が国の立場は明確です。ビン・ラディンがテヘランに居ると主張するジャーナリストも一部居ます。そういう主張は法的価値を持たない。アフガニスタンとテロに対する我々の立場は明確です」 質問者：「（オサマがイランに居るとの情報は）真実ですか？」

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（続き）アハマディネジャド大統領：「あなたはご存じかもしれんが、我々は知らない。」 質問者：「あなたにお尋ねしてるんです。イランの大統領でしょう？」アハマディネジャド大統領：「知りませんねえ。妙なニュースが流れるもんですな。」

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（続き）質問者：「質問の角度を変えましょう。テヘランにオサマ・ビン・ラディンが居るとあなたが知っていたとして、彼を歓待しますか？あるいは国外追放しますか？逮捕しますか？」 　アハマディネジャド大統領：「私の聞いた話では、オサマ・ビン・ラディンはワシントンDCに居るそうですよ」

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（続き）質問者：「ありえません。」　アハマディネジャド大統領：「いやいや、オサマはこの国に居ますよ。なにしろオサマはブッシュの元パートナーですからな。実際、旧友だったんです。ご存じでしょう？彼らは一緒に石油ビジネスをやってたんだから。・・・」

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（続き）アハマディネジャド大統領：「ビン・ラディンはイランには決して協力しなかったが、ブッシュ氏には協力できたんです。」

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＜アハマディネジャド大統領インタビュー途中解説＞オサマ・ビン・ラディンとブッシュが友人というのは誇張だが、オサマの兄サレムはブッシュ元大統領の起業に出資し、興した石油会社の共同経営者という立場であったのは事実。サレム氏は1988年にテキサスで軽飛行機操縦中に事故で死亡。

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ブッシュ元大統領がテキサスで石油会社（アルブストオイル社）を興し、サレム・ビン・ラディン氏が出資したのが1978年。サレム氏が事故で死亡したのが1988年。その年にブッシュ前大統領家は父ブッシュの大統領選挙キャンペーンでテキサスからワシントンDCに引っ越し。

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ブッシュ家とビン・ラディン家の縁はさらに深い。父ブッシュが大統領退任後役員になったカーライル投資グループにはオサマ父ムハンマドも出資者であり役員として名を連ねた。9/11テロ当日にもカーライル重役会議でオサマの兄シャフィク・ビン・ラディン氏とブッシュ父は同席していた。

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そういったブッシュ家とビン・ラディン家の関係について9/11直後かなり問題になったのに、いつの間にか米メディアはそれに触れないようになっている。アハマディネジャド大統領はそうした過去事情に巧みに触れてインタビュアーを困らせた。実際、ブッシュの名が出ると早々にインタビューは終了。

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アハマディネジャド大統領の選挙戦当時のキャッチフレーズは「やればできる」、これを英訳するなら「YES, WE CAN」。つまり、バラク・オバマと同じだ！(*^_^*)

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アハマディネジャド大統領のインタビューでは前半部分の、ヒラリー・クリントンとの関係を巡る問答も大変愉快だ。こんな巧みなスピンはカール・ローブでも思いつかないだろう。もしもアハマディネジャドが米国に移住したら、大統領選挙戦の頭脳役くらいはすぐに出来るんじゃないかなあ。

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「オサマ・ビン・ラディンはワシントンDCに在住」とのアハマディネジャド大統領の主張を受けて、米国務省広報部がさっそく定例記者会見で応酬。

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米国務省フィリップ・クロウリー広報担当官：「我々は国務省内部を隅々まで、岩を持ち上げたりして捜査してみたが、オサマ・ビン・ラディンはここには居ない。」　米記者：「捜査したのは国務省施設内だけ？それともワシントン全体？」 http://bit.ly/aNT65V

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米国務省フィリップ・クロウリー広報担当官：「捜査したのは国務省施設内だけだ。アハマディネジャド大統領の話ではオサマ・ビン・ラディンはワシントンに居るというが、初耳だ。・・・皆さん笑ってくれてありがとう（笑い）」http://bit.ly/aNT65V

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米国務省側のジョークは笑えない。国内捜査もせずに他国へ慌てて軍事侵攻？あげくに数千人の同盟軍兵士と数万人（数十万人？）の犠牲？大量破壊兵器ジョーク同様、遺族が聞いたらどう思うだろう？