丸山天寿先生の「美味かったレトルトカレー」

丸山天寿 @tenjumaruyama

さて日曜日のお遊び。１月２２日は「カレーライスの日」。昭和５７年、全国学校栄養士協議会が、この日の給食をカレーにする事に決めたらしい。私は体を壊して刺激物が駄目になったので今は食べられないが、昔は好んで食べた。本日のお題は「美味かったレトルトカレー」。あくまで私の好みである。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ボンカレーゴールド」－知名度が高く、入手が容易。具の中身は、ジャガイモ、人参、牛肉、玉葱と一般的。辛口タイプが良い。具も味もスタンダードで価格が安いのが魅力だ。肉が小さいのが少し惜しまれるが、価格を考えたら文句は言えない。まず、レトルトカレーの王者と言って良いのではないか。→

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「ククレカレー」－具の中身はボンカレーと殆ど変らないが、味付けが辛くない。カレーは辛～でないといけない、と思う諸氏には少し不満。だが、リンゴとヨーグルトのまろやかカレーのキャッチフレーズでお子様達の人気を掴んだ。気になるのは牛肉の大きさがパッケージと違うところ。探さねばならない→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ジャワカレー」－スパイスが強く自己主張する辛いカレーの代表。カレー粉ではなく、カレー粒を思わせるきめのあらいスパイスが特徴。「さわやかな辛さ」と書いてあるが、むしろとげとげしさを感じる。日本米とは相性が悪そうだが、「カレーに甘味は無用」という人には最適。肉は小さかったな。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「LEE」―具の中身はマッシュルーム、牛肉、玉葱らしい。らしいと言うのはあまりの辛さのせいで認識不能だから。辛いというより痛い。一パックで白米一升は食えるかも知れない。昔、子供に食わせたら「私、何か悪い事した？」。ううむ。よほどのマニアか、罰ゲームに使った方が良いかも知れない。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「こくまろカレー」－具の中身はいたって忠実。しかも一見して大きな具がゴロゴロしていてお得感がある。「コクのあるまろやかさ」が売り。酸味を少し感じるほどのうま味とコクは流石である。スパイシーさに欠けるのが気になるが、大人も子供も美味く感じると思う。お子様のいる家庭向きだろう。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「１００時間かけたカレー」－確かに長い時間をかけたと思う。美味いとは思うが甘すぎる。ミートソースのようなトマトの味が強く、スパイス感が極端に薄いから、カレーというより、ハッシュドビーフに近い。カレーを食べたい人には不向きかも。美味ければなんでも良いという人には申し分ない。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「よこすか海軍カレー」－大きな具にはしっかりと味がしみこんでいる。最初の一口は甘いが、次第に辛みが広がる。明治４１年当時の海軍食を再現したそうだが、当時の物より確実に美味い(と思う)。私は横須賀駐屯地でしばらく勤務したが、駐屯地カレーはこんなに美味くなかった。私の一番のお勧め→

丸山天寿 @tenjumaruyama

他にもあるが割愛。カレーはインドが発祥の地で、英国が世界に広め日本で完成した食べ物だと私は思う。カレーライスの名付け親は「少年よ大志を抱け」のクラーク博士とも言われ、それに様々な人の智恵と工夫が付け加えられて、現在のカレーが出来た。レトルトは日本人の偉大な智恵ではあるまいか。了