液体燃料とガス

ぬりさんの『サウジアラビアが石油輸入国になる日』をきっかけに、ひろさんとNGLなどについてやりとり
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末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

サウジ他GCCで石油需要大幅増加は確かだけど、産油国は原油輸出から付加価値をつけた石油製品(ナフサ・ガソリン等)輸出へ、国内需要も石油消費からガス消費へシフトする政策を取っている点考慮する必要あり。サウジアラビアが石油輸入国になる日 http://t.co/7FUj5SeD

2012-03-12 12:44:27
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare ガス化が追いついてないから問題になってるのと、輸入国の製油プラント稼働率低下も問題に・・・

2012-03-12 12:49:31
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon 全体の消費量から見たら少量ですが、バイオ燃料の輸入も大幅に伸びています。ただ、原油のみの統計データでは実際の流れの一面しか見えません。輸入国の製油プラント稼動低下は輸出国の精製能力増の反映では?

2012-03-12 13:23:44
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

海水の塩分が油層内の流動性を下げてしまうので、回収増進としては淡水の圧入が普通。アラブでは淡水が不足しているのでやむなく塩水(地下水・海水)を使用しているケースが多いです。@greenpost: @nuribaon 「海水注入は世界中の油田で、生産開始後数年で普通」

2012-03-12 13:29:24
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare そこは痛い所なんですが、外部レポートを引用しようとすると、皆原油のみに絞っているので、まずはそこに準拠しないと話ができないんですよ><。最後の点は、まだその影響は軽微かなと思っています。

2012-03-12 13:29:40
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare @greenpost 塩分除去コストが油田の生産停止の最後のネックになる事が多いという話を聞きました。淡水もありますが、最近は海水もかなりあると思ったのですが。

2012-03-12 13:32:36
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

岩塩の岩盤がClosureとなっている油田では圧入水に塩分が溶け込むので、塩分でライザーパイプが腐食してしまい生産継続できないといったことはあるようですが。@nuribaon @greenpost 塩分除去コストが油田の生産停止の最後のネックになる事が多いという話を聞きました。

2012-03-12 13:43:00
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon 製品のきちんとした統計が取れなくて苦労してるのは私も同じ。商売のネタになりそうなのでいろいろ調べてるのですが(笑)。ちなみにNGLはLPGのことです。

2012-03-12 13:47:57
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare NGLって天然ガス由来だけじゃないんですか。それにLPGだけじゃなくてコンデンセート(C5+)も含むと思うんですけど。

2012-03-12 14:20:17
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon 天然ガス田生産物からメタンとエタンを除いたものが広義のNGL、ここから常温常圧では液体のコンデンセートを除いたC3・C4が狭義のNGL。サウジはガス生産があまりないので原油から分離したC3とC4を指していると思います。

2012-03-12 15:06:06
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumar じゃあ、EIA統計のNGLって、狭義の定義にも入らない石油由来のLPGのことで、crude+NGLはダブルカウント分がある?

2012-03-12 15:12:53
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare EIAの統計って、CrudeとNGLと分けてるじゃないですか。あれって、NGLを天然ガス由来のLPGに限ってるっていう意味だと思っていたんですけど。

2012-03-12 15:13:54
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon 統計上は輸送形態で分けていると思います。石油タンカー(常温(又は加温)常圧で液体)→Crude、LPG船(常温加圧で液体)→NGL、LNG船(極低温加圧で液体)→Gas。パイプラインも混合輸送はありますが、概ねこれに順ずる分類だと思います。

2012-03-12 15:27:08
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare なるほどー。定義もクソもないでしょうが、天然ガス生産量×含有率にある程度比例するもんだと思っていたので、ちょっと意外でした。原油随伴ガスは、発電所で直ぐ燃やしてるというイメージだったので、輸送形態もクソもないというイメージでした。

2012-03-12 15:33:14
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon EIAもBPも統計は物流をベースにした積算だと思います。石油由来かガス由来かという区別は学術上はありえても、実務上の区分は無理な場合が多いです。

2012-03-12 15:36:04
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare ですよねー。ありがとうございました。なんでLPGって書かないんだろう。ややこしいな。

2012-03-12 15:44:02
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon 石油随伴ガスもLPGは販売しているのが普通で、サウジはLPG輸出大国。液化しずらい随伴ガス(C1・C2)は近くの発電所で燃やすかガスパイプラインにつなぎこむか。ガスを使うインフラがなければフレアするか地下圧入(EOR)ですね。

2012-03-12 15:44:14
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

Liquid Petroleum Gasだと石油(原油生産)由来に限定した印象を与えてしまうからじゃないでしょうか@nuribaon なんでLPGって書かないんだろう。

2012-03-12 15:49:35
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

Petroleumの方がNGも含むニュアンスがあると思うんですがRT @nagasakiumare: Liquid Petroleum Gasだと石油(原油生産)由来に限定した印象を与えてしまうからじゃないでしょうか@nuribaon なんでLPGって書かないんだろう。

2012-03-12 15:51:55
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

学術的定義ではその通りで契約書でもそう定義するのが普通なんですが、英国口語ではガソリンをPetroと言いますし、LPGは原油副生物だった歴史的背景から原油生産由来限定のイメージが強い気がします@nuribaon Petroleumの方がNGも含むニュアンスがある

2012-03-12 16:08:30
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare それを言ったらそうなんですが、原油由来の方が多い場合もあるのに、NGLと表現する方が、ミスリーディングなきがしたまでです。

2012-03-12 16:10:12
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

この業界で仕事してると、日本国外では「NGL」は良く聞くのに対して「LPG」はほとんど聞かないんですよね。NGLはGasと同じパイプラインで輸送して出口で分離することが多いからかも。「石油ガス」はガス開発隆盛前のコトバという印象です。@nuribaon

2012-03-12 16:22:28
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

NGLとLPG、もう少し調べたところ生産・輸送ではCrude、Gasと並列してNGL(輸送方法の違い)、配送・消費では都市ガス(Pipeline Gas)と並列してLPG(Cylinder Gas)と言うのが実態のようです。

2012-03-13 08:37:28