いい医者とは。そして自分の領分に目を限ること。

@qwertl

（１）以前、母親が歯が痛いっていってたから、僕のオススメの歯医者紹介したんだよ。で、この前通院してみたらしいんだけど、母の歯は簡単な虫歯と違って、歯が歯茎に陥没していたらしく、ちょっと複雑なケースだったらしい。

@qwertl

（２）で、その医者から「この症状ならうちじゃなくて、あそこがいい」と、違う病院を紹介したらしいんだよね。それを、母は「お前それでも医者かよ」って思ったらしいけど、俺は「ああ、やっぱりいい医者だな」と思ったんだ。

@qwertl

（３）自分の出来ること自分が完遂できることを、恐れなくそして誤解なく、しっかり捉えていて、かつ、その患者へのベストを提案する。その時は、紹介状を書いて、母に渡したらしく、大した診察はしていないから、診療代は受け取らなかったらしいけど、

@qwertl

（４）それも含め、患者が完治するためのベストなある種の"治療"だったんだと思うんだよな。見積立てにくいかも知れないけど、診療代を受け取っていいって思うんだよ。

@qwertl

（５）もしかしたら、出来ない事を出来るといって、とんでもない治療をしだす先生もいるかもしれない。もしかしたら、自分の技量や施設のインフラでは実際は完治できないのに、安易に引き受けてしまい、中途半端な成果にしかならないかもしれない。

@qwertl

（６）そういったところに陥らずに、総合的に自分にとっては引け目になるような判断を下せた。その医者の能力って、「できないことはない」っていう奴よりも、二手三手優れていると思うんだよね。

@qwertl

（７）世の中、「総合力」とか更に漠然と「人間力」とか言い出す方もいて、なんとなく「自分で、何でも出来て、何でも成果を出せる」ことに非常に重きが置かれて、そのための訓練を基礎教育以前からさせられてきて、更にビジネス上では「できない」というと失格の烙印を押されてしまうことだってある。

@qwertl

（８）でも、そういう風潮は何か違うようなね、気もしているわけです。ただ難しいのは、今までの文章読んで、 だったら何でも「できない」でまとめるって言う安直な奴も出てくるもんで、通り一遍とはいかないんだけど。

@qwertl

（９）出来る領分を増やして肥やしていく生活を怠らず、しかし一方で冷静になって、「自分の領分に目を限る」ことができる人ってのは、僕にとって、非常に羨ましい才能だなぁと思ってます。

@qwertl

（１０）まぁ、こんな長い文章、ブログかミクシィで書けって言われるんでしょうが、なにせ、両方やってないもんで、ツイートさせて頂きました。失礼いたしました。

@qwertl

（11）ちなみに、その医者はかなりの名医だから、「歯の陥没」じゃないケースであれば、痛くなくそして完璧に治せる技量をもってるよ。あと、「今のブラッシングだと、この歯が虫歯になるから気をつけろ」とか、現状から予想までして今後の歯との付き合い方を提案してくれるんだよね。いい医者だよ。