わたし、東電社員への批判ばかりしてますが、それほど簡単な線引きをいちえふに当てはめる訳にはできませぬ。複雑な愛憎が絡みあっているのです。
2012-07-04 20:22:521号機原子炉建屋の「調査」をしに行くのは東電社員なのです。東電安定化センターでは「突入調査」「特攻」などおどろおどろしい隠語で呼ばれてます。
2012-07-04 20:38:58都会の反原発運動関係者は言うことでしょう「東電社員など危険な作業現場で死ねばいいんだ、ざまあみろ。死んでこい。」と。
2012-07-04 20:43:23だけど、一番危険な作業現場に行かされるのは「現地採用の社員、高卒採用の現場作業専門の社員」ばかりなんですよ。
2012-07-04 20:46:38東電のピラミッドでは本社採用の超エリートと、現地採用の社員では生涯交わることのない階級なんです。大袈裟に謂うとね。
2012-07-04 20:49:44現地採用の東電社員とは、まさに311大震災以降の放射線災害を予測していたかのように40年間採用し続けてきたと謂っても過言ではありません。
2012-07-04 21:02:21地元から採用され、その故郷が原子力災害で汚されたら、「地元民出身の人質」として収束作業の一番危険な作業をやらなくてはならないように仕向けられるのです。
2012-07-04 21:06:56このような背景を知らない都会人は、「東電社員が危険作業に従事していること」を以て溜飲を下げるのです。「東電社員なら死んでも構わない」なんて叫ぶ反原発運動関係者の残酷さ、冷酷さとは、これまで述べた社会背景を「知らない、知ろうとしない」ことに端を発しているのです。
2012-07-04 21:14:04現地採用社員は汚染地域=自分が生まれ育った場所、を少しでも昔の美しい風景を取り戻したいがために身を投じて収束作業に当たっているのです。都市住民の「東電社員は危険作業で死ねばいいんだ」という言説は、原発を他人ごととしてしか捉えられない思考の未熟さの表れです。
2012-07-04 21:23:35原子力マフィアだけを悪者にしておけば、自分たち都会人が福島現地を植民地のように扱ってきたことに加担してきた犯罪性に言及しなくて済むのです。
2012-07-04 21:27:43