戸羽太・陸前高田市長の高槻市での講演録

津久井進＊きまぐれノート @tukuisusumu

陸前高田市長を招いての講演会ｉｎ高槻市　戸羽太市長　演題は『陸前高田の被災状況と今，そして復興へ』なう

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戸羽太・陸前高田市長／国の無責任さに怒りを感じる。時には闘わなければならない。途中で投げ出してお遍路をしている菅首相に苦言。

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戸羽太・陸前高田市長／国は何を考えているのだろうか？同じ日本人なのに・・・。未だに瓦礫の処理も出来ないということが，都市部で考えられるのだろうか。

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戸羽太・陸前高田市長／東北では津波・地震が予測されていた。１０年近く地域訓練などを行ってきた。全戸に津波ハザードマップを配った。しかし１６００人が亡くなった。想定していた宮城県沖地震と，現実の災害が違っていたから。想定を鵜呑みにしていたから。

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戸羽太・陸前高田市長／市では１１０人余の公務員・消防団が亡くなった。今回の被災で，公務員や消防団の仕事はどこまでやるべきなのかを考えてしまう。民間のスーパーでは全員逃げて無事だった。公務員は逃げてはいけないという責任感を負っていた。日頃から考えておく必要がある。

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戸羽太・陸前高田市長／情報の出し方に困惑をした。人としての対応にギャップを感じた。「津波てんでんこ」という言葉が先人の言い伝えだ。そういう行動を取れば被害は小さかったかも知れない。しかし，今の社会で，行政が，そういうことができるのだろうか。

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戸羽太・陸前高田市長／「復旧」は元に戻すこと，「復興」は新しいまちを創ること。若い人が少しでも住みやすいまちにすることを目標にしている。８年で復興する計画だが，現実には非常に厳しい。あえて短期に設定したのは「希望」を持ってもらうため。

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戸羽太・陸前高田市長／震災復興計画を８年と定めたのは，現実的な計画性よりも，希望が持てるように，一桁の８年にした。

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戸羽太・陸前高田市長／復興計画は三本の柱。一本目は「世界に誇れる美しいまちの創造」。これは，客観的に比較するつもりではなく，そこに住む人々がそう思えるようにすること。ノーマライぜーションという言葉が不要なまちづくりをしたい。陸前高田が，誰にでも住みやすいまちを。

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戸羽太・陸前高田市長／子どもたちが心配。小中学生１６００人のうち，２９人は両親を亡くし，１５０人は片親を亡くした。仮設から通学する子どもが大勢。こんなに傷付いた子どもたちのに何が出来るか。子どもの笑顔を取り戻せるために全力を尽くす。

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戸羽太・陸前高田市長／最後のお願い。後生のために，市役所の建物を残すべきという意見をもらったが，多くの悲しみを思い，取り壊しを決断した。しかし「奇跡の一本松」は七万本のうち樹齢２７０年・高さ２７ｍ。５月に枯死の判断を受けたが「希望」として残す。１．５億かかるので募金を呼びかける。

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戸羽太・陸前高田市長／「奇跡の一本松保存募金」のページhttps://t.co/8MwgFf5Z

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戸羽太・陸前高田市長／Rikuzentakata / がんばっぺし陸前高田【陸前高田市】　http://t.co/6hL4IqKS

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戸羽太・陸前高田市長／陸前高田市に笑顔で来ていただきたい。

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戸羽太・陸前高田市長と濱田剛史・高槻市長の対談／タイトル「今我々にできる被災地支援とは」

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戸羽太・陸前高田市長と濱田剛史・高槻市長の対談／両名は同じ学年とのこと。（戸羽）自分一人では無理だと判断し，いろんな人に助けてもらおうと思ってやっている。ワタミの渡辺社長もその一人。

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濱田・高槻市長／震災直後は支援の機運が高まっていた。しかし，今，冷めつつある。だからこそ，今こそ，支援を考える必要がある。パフォーマンスではなく，本当に役に立つ支援を行いたい。

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陸前高田市長と高槻市長の対談／とにかく被災地に来て欲しい。「ボランティアでないといけない」と考えず，現実を見て欲しい，仮設店舗に訪れて欲しい，人は「必ず忘れる」が，忘れないで欲しい。被災地では今年を『復興元年』と呼んでいるが，経産省の役人は『関西では忘却元年』という。

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戸羽市長／陸前高田市に来て，是非，市民に声を掛けて欲しい。年寄りには「また来るからね」と言って欲しい。「それじゃあさよなら」ではなく，期待や希望を残して欲しい。

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戸羽市長／ボランティアのコーディネートできる方を，普段から要請をしておく必要がある。社協は大きな力を持っている。

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戸羽市長／訓練はたくさんやっていた。実践，参加意識は大事。しかし，マニュアル化された訓練はダメ。点呼や区長挨拶まで盛り込み，現実的ではなかった。訓練の実態を知っていたので，直ちに妻の犠牲を確信した。軽信をさせる情報は有害，当初の情報で安心してしまい，被害が拡大した。

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陸前高田市の『氷上太鼓』の「氷上共鳴会」のみなさんの勇姿がＨＰで紹介されている。http://t.co/p1PsZJzY　「これからもまだまだ新顔が増えますよ！！」とある。そうであって欲しい！祈・奮闘！

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陸前高田市の『氷上太鼓』を聞いた。高槻市に訪れた「氷上共鳴会」のみなさんの熱演に感動。「氷上共鳴会」のメンバー中７人が亡くなったとのこと。震災前のＨＰが開設中で，震災前の状況を見ていると目が潤む。http://t.co/Q6dndrWr