LH2NHIさんによる2001年以降のプロトンロケット打ち上げ基数と失敗数

題名通りです。
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LH2 @LH2NHI

せっかくの機会なので、2001年以降のプロトンの打ち上げ基数と失敗原因をおさらいしてみます。

2013-07-02 23:40:10
LH2 @LH2NHI

2001年:打上/失敗6/0 うちM-BM:2, K-DM3:2, K-DM-2:3

2013-07-02 23:43:14
LH2 @LH2NHI

2002年:打上/失敗9/1(P) 部分的失敗:Astra 1K 原因: Block-DM3 再点火失敗 この時の対応:「次はBreeze-Mだから大丈夫。」

2013-07-02 23:45:57
LH2 @LH2NHI

2003年、04年、05年 打上:5、8、8 すべて成功 このころBreeze-Mへの移行期

2013-07-02 23:47:37
LH2 @LH2NHI

2006年:打上/失敗6/1(P) 部分的失敗:ARABSAT 4A 原因: Breeze-M 第2回燃焼中破損 この時の対応:「コンタミでブーストポンプが詰まった。これからはちゃんと検査する」

2013-07-02 23:52:16
LH2 @LH2NHI

2007年:打上/失敗7/1(F) 軌道投入失敗:JCSat11 原因: 第2段姿勢制御系故障 この時の対応:「分離用点火ケーブルがおかしかったのでまともに分離できなかった。ちゃんと直す」

2013-07-02 23:57:52
LH2 @LH2NHI

2008年:打上/失敗10/1(P) 部分的失敗:AMC14 原因: Breeze-M第2回燃焼中破損 この時の対応:「ガスジェネレータとターボポンプの間の配管がエロージョンと低周波圧力変動により破裂した。品質管理を強化する。」

2013-07-03 00:02:12
LH2 @LH2NHI

2009年:打上/失敗10/0

2013-07-03 00:02:48
LH2 @LH2NHI

2010年:打上/失敗12/1(F) 軌道投入失敗:GLONASS Uragan-M34,35,36 原因: サブオービタル飛行中に大気圏突入 この時の対応:「Block-DM-3に推進剤を多く入れすぎちゃいました。てへっ」

2013-07-03 00:07:25
LH2 @LH2NHI

2011年:打上/失敗9/1(F) 部分的失敗:Ekspress-AM 4 原因: Breeze-M第4回燃焼後消息不明 この時の対応:「第3回燃焼前の姿勢制御コマンドミスにより、ピッチ軸姿勢制御基準用ジャイロがジンバルロック」

2013-07-03 00:15:28
LH2 @LH2NHI

2012年:打上/失敗11/2(F) 部分的失敗1:Telkom-3/Ekspress-MD2 原因: Breeze-M第3回燃焼早期停止 この時の対応:「加圧システムが品質要求を満たしていなかったのでエンジンが非常停止した。これからは品質要求を守ります。」

2013-07-03 00:21:38
LH2 @LH2NHI

部分的失敗2:Yamal402 原因: Breeze-M第3回燃焼早期停止 この時の対応:「フライト環境によりNTO側ボールベアリングのコンディションが悪化し破損した。ちゃんと直す。」

2013-07-03 00:26:24
LH2 @LH2NHI

で、今回の失敗と。 なんかプロトンの失敗、結構対策が付け焼刃なんですよね…。品質守るよ~という対応も多いし。品質もそうですが原因究明能力も落ちてしまっているのかもしれません。

2013-07-03 00:28:08
LH2 @LH2NHI

しかしこうしてみるとプロトン失敗しすぎ&失敗してから再開まで速すぎ。 お客さんを待たせたくないのはわかるけど、こんな失敗してると保険料が上がってお客さんが来なくなっちゃいますよ。

2013-07-03 00:29:08