2012年11月時点のイスラエルとハマスの緊張

怪力熊女 @M_Igashi

France24によるパレスチナのニュース解説がすばらしかったので、少しつぶやいてみようか。

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ハマスの軍事部門（非合法部門）への軍事支援は近年までイランとシリアからもたらされ、とくにイランのファジル・ロケットは材料があれば内製できるところまで技術移転が進んでいる。

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しかしながら、シーア派のイランはハマスから距離をおきはじめ、中継地になるシリアの混乱で軍事物資の直接支援は現在では皆無となっている。しかし、テルアビブとエルサレムを射程におさめるファジルを相当数在庫している。

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解説を行った専門家は、一部でレバノンのヒズボラが保有している改良型のファジルロケットが流通している可能性を示唆した。南レバノンからはイスラエルの主要都市に届かないが、ガザからはほとんどの都市に到達できる。

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ハマスの合法部門に公然と支援を行なっているのはカタールとエジプトだが、両国とも軍事面で米国と協力関係にあるところでバランスが保たれていた。しかしエジプトの軍部は依然として混乱しており、イスラム文民政権と協調して冷静な対処を継続できる保証はない。

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地上戦になればイスラエルはハマスを圧倒するが、陣地守備で高い経験値のあるスンニ派義勇軍が結成されれば、長距離ロケット砲の陣地は壊滅できない。ハマスが強気なのは、イスラエルにとって周辺の穏健派イスラム諸国の動向が予測しづらくなっているからである。

怪力熊女 @M_Igashi

選挙を前にして引くに引けないイスラエルと、自爆テロではなく、自陣からイスラエルの主要都市を直接打撃できる武器を有したハマス、そして混乱を調停できないばかりか拍車をかけるエジプトという構図は非常に危険で、国連を通した西側諸国の介入は不可避であると解説は締めくくられた。