茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1474回「英語圏におけるemojiの流行」

脳科学者・茂木健一郎さんの4月9日の連続ツイート。 本日は、このところ気になっている現象について。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート第1474回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、このところ気になっている現象について。

2015-04-09 06:06:17
茂木健一郎 @kenichiromogi

ソーシャル・メディア、その中でもツイッターは、トレンドになっているものを知るにはとても良い。私は、「艦これ」の存在を初めて認識したのはツイッターだし、One Directionの人気爆発もツイッターで初めて実感した。不特定多数の心の動きが、ツイッターを通して感じられるのである。

2015-04-09 06:08:09
茂木健一郎 @kenichiromogi

ツイッターに時代の流れが現れるのは、英語圏も同じこと。私はアカウントを日本語用 @kenichiromogi と英語用 @kenmogi の二つ持っているが、英語圏のツイッターを見ていて、この数ヶ月、おやっと思ったことが、emoji という単語を頻繁に見るようになったこと。

2015-04-09 06:09:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

日本のユーザーにとっては馴染みの深い、絵文字、すなわち emoji が英語圏で大流行している。日本語がそのまま英語になっており、日本でもともとつくられ、隆盛したもの、という認識といっしょになって、英語圏のユーザーも使うようになってきている。

2015-04-09 06:10:27
茂木健一郎 @kenichiromogi

広義には、アルファベットや記号を用いた ( ^ ^ ); や ( - - ) ? などの顔文字もemojiであるかもしれないが、狭義には、いわゆるガラケー時代からのユーザーにとってなつかしい、まさに絵を用いた文字の体系が emoji として認識されている。

2015-04-09 06:12:57
茂木健一郎 @kenichiromogi

英文のwikipediaの記事 en.wikipedia.org/wiki/Emoji には、emojiの起源、歴史とともに、多数のemojiの事例が並んでいて、日本のユーザーにとっては、「ああ」とむしろレトロな気分にさせられる。英語圏のユーザーは、この世界をようやく「発見」しつつある。

2015-04-09 06:14:30
茂木健一郎 @kenichiromogi

日本の文化が、ヴィジュアルな表現の多様性、洗練においては世界の先端であることは言うまでもないけれども、絵文字も、ついに「発見」されてしまった。「ガラパゴス」なものがすべてよいわけではないが、「ガラパゴス」の中に原石があることもあるという、グローバル化時代の見事な実例だろう。

2015-04-09 06:15:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート第1474回「英語圏におけるemojiの流行」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

2015-04-09 06:16:39