アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、元祖天才バカボン35話B脚本

まきもgpfb @makimogpfb

元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本a 32話で出崎統氏脚本×高屋敷氏演出の立場あべこべ回直後、高屋敷氏が脚本にまわる。ここまででも数々の作品で脚本は疑惑・記名含めて結構あるが。ただここらあたりから近年の「まるで脚本から演出を操ってるような不気味さ」(ありえないが)が出てるかも。

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本b 脚本からも高屋敷氏特徴全盛りで、詐欺、物や自然=キャラ、出崎兄弟、連呼、早口長台詞、秀逸モブ、煙草、豹変、自殺防止、金と愛、疑似家族、裏切りなど。今回特徴的なのは、自殺防止概念と、月や太陽=キャラが明確になっていること。月や太陽が硬貨になってる

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本c 演出は福富博さんで、ど根性ガエル元動画。だから、ど根性全コンテを実際描いた側だから相当その影響がでかい。だがその中から出崎哲式ばっか出るのが何か怖い。高屋敷氏と同じく哲さん大好き組なのか、高屋敷氏の好み知ってるのか。柔道讃歌演出陣同士でもある

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本d 話自体、かなり意味深。子供が当たり屋で、父の為の高い薬を割ってしまったと泣く→父が出てきて発作の真似→父、自殺の素振り→カモが止めようとして金をめぐんでやる、という結構複雑な詐欺をする父子が登場。ひっかかったパパはやりすぎなくらい父子の為に貢ぐ

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本e バカボンが貢ぐ切欠になったのは、父子の貧乏な部屋を見たのと、自殺を止めた上で何とかしてやると言い、神様と言われて増長し、施しの快感を覚えたから。自分の家の物を貢ぎ、家族をおろそかにしたパパは家を追い出される。だがパパは父子のために働き続ける

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本f だがパパは、父子が全く同じ詐欺を他の人に実行するのを見てしまう。善良モブ(特徴)は騙され金を与える。パパは鬼の形相で出て来るが急に無表情になり、現代はそれくらいじゃないと生きていけないと父子を褒める。その間、カメラの角度が何回も変わるのが意味深

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本g 新しい神様が見つかってよかった、神様は二人もいらない、とパパは言い去る。父子は気まずい表情。パパは父子のために稼いだバイト代で、バカボンと共にテレビ(前のは父子に貢いでしまった)を買い、皆が食べたいものを全部買おうと提案。食べ物列挙も同氏特徴

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本h パパとバカボンは星空を眺め、買ったテレビのブラウン管にも星が映り、流れ星が流れる。梅干しばかり食べてたらホントの病気になるのだ。皆も病気になったら困るのだ、とパパは言い、バカボンも「そうだね」と同意し家路を急ぐ。月が100円玉に一瞬変わり戻る

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめa これは相当凝った話で、善行をする快感がとまらず自分の家族・自国・現地人を疎かにする、今でもある偽善自己満ボランティアの愚かさが出ており、貧乏が人を荒ませ本当の心の病気にすること、自殺を止める場合責任を取ること、金は神か？等が盛られている

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめb 高屋敷氏のポリシー、月や太陽=重要キャラ、がここも明白。パパが父子に貢ぐと夕陽が100円玉になり沈む。パパが妻子を疎かにし追い出された場面は月が5円玉に(大切なものを失う)。パパが本当に大切なものに気付いたラストは月が100円に(返金)

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめc 場面転換アイキャッチも、一万円札の穴からウナギ犬が出るもので意味深。 また、パパが父子の詐欺現場を目撃した際一瞬本気で怒っているように見える場面は、カモモブが必死で自殺を止めている場面。これも数々の作品で見れる自殺対処ポリシーが出てる

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめd 父子の詐欺現場を捉え、パパが鬼の形相で出て来るが無表情になり、逆に偉いと褒める場面でカメラが色々な角度に傾くのは、クズ行為でも色々なものの見方ができるということか。新品テレビに星空と流れ星が反射するのは、本当の愛とは何かを映してるのかも

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめe 皆で美味しいもの食べて病気にならないように…は同氏チエ脚本にも出ていて、独り、寒い、ひもじい、もう死にたい…という思考になるから、まず温かいものを食べよう、とおバァがチエと一緒にラーメンを食べる名場面へ繋がる。本当の病気=心の病も入るかも

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめf 金、お人好し、裏切り、はまさに原作からしてカイジで出るテーマ。お人好しなせいでカイジは地獄を見るが、本当の愛を失わず、自力で理論的に勝つ道を探る。それが知略を使い安藤らから取り返した金で石田さんを助けたり45組+1を助けたりするのに繋がる

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめg お札意味深アップはカイジ破戒録22同氏直接脚本「諭吉の威光」でも出て、更に迫真。カイジが目隠しとして貼った万札の諭吉のアップの不気味な間が続き、今回のように色々な角度で諭吉を映る。カイジはチャンスを見つければ馬鹿でもクズでも勝者と言う

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめh カイジ原作・アニメとも、奇跡なんか望まず理論的・具体的に勝つ道を探せ、だが後押しをしてくれた神には感謝しろというテーマが出る。今回パパは善行に酔い神の気分で浮かれ、カイジは金に基づき神気取りの帝愛に歯向かう。どちらも「偽神」への批判がある

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本まとめi 今回はわずか12分足らずの話なのに深すぎて戦慄した。近年と同じく、今回の演出の福富博氏は作画出身の絵が凄く上手い人。それを存分に生かせる脚本を書き、絵の上手い人ほど高屋敷氏の脚本の意図を汲み取れるのが怪現象の一因か。これ相当大人向け話だわ

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そうなると、まるっと一人原画するくらいの神アニメーター○橋氏が高屋敷氏のコンテ絵を褒めたのも、なかなか考えさせられる。絵が上手い人ほど同氏の意向が汲み取れる何かが脚本やコンテに潜んでいる？何しろ同氏をジョー1脚本に抜擢？した出崎統氏自身、絵が超絶上手い。アニメ特化脚本とも言える

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本画像1 再び明白な自然や物＝重要キャラ。太陽や月が硬貨になりパパが大事なものを失う表現、最後は月が百円玉になり星が瞬く。大切なものを取り返した。顔が無い万札、詐欺父子の貧しい部屋=心も貧しいも意味深 pic.twitter.com/mi95WyKnZl

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元祖天才バカボン35高屋敷氏脚本画像2 パパ、詐欺目撃で鬼の形相→父子を褒めるのを色々な角度で映すのと同じくカイジも諭吉を色々な角度で映す。パパはTV、カイジは石田さんに金を使う。カイジ22の万札取る→カイジ有利→会長アップも深い pic.twitter.com/9QHyzAPklO

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今回の元祖バカボン35高屋敷氏脚本は相当に深くて何回も見てしまった。直後に同氏脚本、カイジ2期22話を見たら、諭吉が回転していくのが相当に今回パパが父子を褒める際カメラが回転するのとシンクロしていて戦慄。カイジ2期22話も「これはオレの力じゃなく"天"の力」が強調されお天道主義？