茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1583回「『サンダーバード』新シリーズに期待する!」

脳科学者・茂木健一郎さんの8月22日の連続ツイート。 本日は、このところ考えていたこと。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1583回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、このところ考えていたこと。

2015-08-22 06:50:11
茂木健一郎 @kenichiromogi

周囲の人たちが何人か言っているので、マジか! と思っていたのだが、今日のラテ欄を見たら本当だった。NHKで、サンダーバードの新シリーズをやっている。私の小学校低学年時代を特徴付けた、魅惑的な空想科学ものの新シリーズ! これは、冷静ではいられぬ!

2015-08-22 06:51:38
茂木健一郎 @kenichiromogi

サンダーバードというと、主題歌を思い出す。「サンダーバード〜」と始まるあの旋律。子どもの頃、あれを聞いただけでわくわくした。中学校になってしばらくして、む? と思った。あれって、英語の歌詞はどうなっているんだろう?

2015-08-22 06:52:55
茂木健一郎 @kenichiromogi

Thunderbird....と歌い出すんだと、英語は日本語の「ど〜」と違って、最後の「d」を伸ばすことができない。元の歌詞はどうなっているんだ、と思ってずっと不思議に思っていたら、やがて、答えがわかった。元のは、メロディーだけで、そもそも歌詞がなかったのだ!

2015-08-22 06:53:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

それがわかって、すげえな、と思った。日本語版をつくるということは、一つの創造なのだ。テーマに歌詞をつけて「歌」にしたり、ペネロープの吹き替えを黒柳徹子さんがやっていたことなど、サンダーバードの日本語版をつくることは、元のとは別の何かをつくることなのだなあ、と納得した。

2015-08-22 06:55:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

似たような経験は、これもNHKで放送していたが、『刑事コロンボ』でもしたことがある。英語でほとんど全部見なおしたが、日本語版の小池朝雄さんの「うちのカミさんがね・・」というキャラクターは、ほとんどゼロからの創造だと知って驚いた。英語の元のコロンボは、もっと鋭利で、容赦無い。

2015-08-22 06:57:04
茂木健一郎 @kenichiromogi

『刑事コロンボ』では、もうひとつある。ぴゅーぴゅーぴゅ、ぴゅーぴゅーぴゅ、ぴゅーぴゅーぴゅ、ぴゅうう。みたいな、あのテーマは、元々の英語版の放送でなくなくて、いきなり始まっていきなり終わる。あれも、日本語版だけの創造で、あの感じは、一つの別世界だとずっと後で知った。

2015-08-22 06:58:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

日本語版をつくる人は、ほんとうに丁寧につくっていらっしゃる。深いリスペクトである。だから、日本語版の方が好きだ、という人も当然出てくる。新しい『サンダーバード』のシリーズ、『サンダーバード ARE GO』thunderbirds-are-go.jp に期待したい。

2015-08-22 07:00:37
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1583回『サンダーバード』新シリーズに期待する! をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

2015-08-22 07:03:21