阿久根市における竹原市長と議会との対立の本質
- k_fujimaki
- 3577
- 0
- 2
- 0
今日は阿久根市長選挙の日。味方になってくれるはずの東京のフリーランスのジャーナリストにも誤解されたまま現職市長は投票日を迎える。東京の民主党政権で起こっていることの全てが阿久根にもある。一市長が既得権益を地方の弱小都市で壊す難しさを感じる。 http://ow.ly/3Ewed
2011-01-16 08:42:28阿久根市民は田中康夫を放逐した長野県民と同じ間違いをしでかしたね。でもこれが今の日本の地方都市のレベルか。 RT @47newsflash: 鹿児島県阿久根市長選は、新人の西平氏が864票差で前職の竹原氏を破った。 http://bit.ly/17n4iz
2011-01-16 22:47:27阿久根市市長選挙で現職だった竹原氏が負けたことについて、普段検察の横暴や菅政権の権力志向を糾弾しているようなフリージャーナリスト達もが、竹原は専制政治で民主主義でないから竹原市政が終わったことを当然したツイートと流していることに不快を感じる。
2011-01-18 08:51:23田舎を知っている人なら分かるとおり、田舎で大企業の工場や販売店等サービス業や親の跡を継ぐ農業などを除外すると、就職口は公務員(役所の職員や公共施設関連職員、警察、消防、清掃事業職員等)しかないのが現状である。阿久根などの場合人口比で最も大きいのはこうした公務員準公務員だろう。
2011-01-18 08:54:55それ故市議会議員の構成はそうした公務員とその親類縁者票で当選した議員が多数を占める。彼らが阿久根市の公務員関連の既得権益を代表することになる。そしてここにそうした既得権益に反する市長が出てきた時、議会は徹底的に反抗しようとするだろう。この時数で圧倒的に有利なのは既得権益側である。
2011-01-18 08:58:43この構図を理解しないと竹原元市長を専制・独裁と呼んだり、民主主義でないなどとほざく結果になる。これは市長と議会との世界中どこにでもある対立の一つであって珍しいことではない。何よりも議会は既得権益を代表していることを忘れてはならない。本当に専制政治を行っていたのは議会の方である。
2011-01-18 09:03:14そして何よりも馬鹿馬鹿しいのは民主主義を否定しているなどと言う意見だろう。阿久根市のどこに民主主義があるのだろう。民主主義は手続きだ、などと言ってる馬鹿もいるが、そもそもの基本となるべきフェアネスが担保されていない状況なのだ。また少数意見の尊重という概念も忘れ去られている。
2011-01-18 09:06:47つまり既得権益を死守しようとする団体の総和である議会と、それを破壊しようとする市長が戦った場合、数の論理ではなく、それぞれの根源的な力を結集し戦うのが当然である。多数の議会に抗すべく市長が権限を存分に奮うことは、それが市長側への利益誘導でない限りある程度は認めなければならない。
2011-01-18 09:11:16政治とは手続き云々以前に結果を求められるべきであり、議会と対立した専制市長だから駄目というのは理屈として幼稚すぎる。竹原市長の鬼のように徹底した情報公開の先に何かを見いだす力が有権者に備わっているかどうか、だけの問題だった。その意味で阿久根市市民にそれはなかった。
2011-01-18 09:15:05そして普段は小沢擁護でネットの小沢支持派に媚びを売っているフリーランスのジャーナリストの一部も日本の弱小地方都市議会で何が起こっているのか深く考えようともしない。今回竹原元市長を専制的と断じたフリーランスジャーナリストは結局既得権益側に力を貸しただけ。
2011-01-18 09:17:53要するに議会と対立したとか、市長の専制特権を振りかざして独断で市政を牛耳ったとか、そんなところばかりを見るのではなく、竹原元市長が何を破壊しようとしていたのかまで見通すべきだった。そしてある意味確信犯的に、竹原元市長を擁護するべきだった。
2011-01-18 09:20:29竹原を落選させた結果を見ればいいだろう。もはや阿久根市が全国にその名前を報じられることもほとんどなく、既得権益は温存され公務員だけが高水準の給与を受けて温々と生活することになるのだろう。その下では一般の市民が解雇に怯えながら工場勤務をしたり零細農家を続けたりしている。
2011-01-18 09:23:25そもそもまともな民主主義など存在していないところに、「民主主義は手続きだ」なんて笑わせるよまったく。あとは、この結果に責任をとれよな、といいたい。フランス革命で民衆が王政を倒した時、暴力で行ったからこれを否定する、というのかね。馬鹿馬鹿しい。
2011-01-18 09:27:11