桜島の予知：（ホンモノの）火山専門家2人の意見がこれほど違う。

中村美千彦 @Nakamura_Mitch

蓋を吹き飛ばした後、短時間だがストロンボリ的な噴泉を出しているようみ見える。マグマヘッドは浅い。粘性が低いのは、わりと短時間でスッと上がって結晶が少ないからか。今日出た発泡火山灰は重要。お盆の貫入イベントの影響が有るのか無いのか。ひょっとして少しマフィックに寄ったか。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

@Nakamura_Mitch さっきの爆発で「発泡火山灰」が出た事実が確認できたのですか？

中村美千彦 @Nakamura_Mitch

@HayakawaYukio いいえ。ガラス転移点以下の溶岩がガス過剰圧で脆性破砕しただけには見えないという意味です。と聞かれるということは、むしろ、いつもよりマグマが脱ガスしているという印象をお持ちでしょうか？ともあれコメントありがとうございます。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

@Nakamura_Mitch 今夜の桜島爆発が過去のブルカノ式爆発と違うようには見えませんでした。何か違いが見えましたか？それとも、桜島のブルカノ式爆発で出る火山れき程度でも発泡していると認める用語法ですか？

中村美千彦 @Nakamura_Mitch

@HayakawaYukio これまでのブルカノ式と何ら違いは見出しません。お考えのとおり、想定する発泡度の違いだと思います。私の言い方では、これまでも、発泡した火山灰は出ています。

中村美千彦 @Nakamura_Mitch

今日の噴火は、噴火としてはこれまでと同じようだが、休止期が長かったにもかかわらず同じ、ということは、必ずしも自明ではない。定常と非定常の違いが出ていないということは、マグマ上昇・噴火のサイクルをどのような時間刻みで見るべきかを示唆している。

Ryusuke IMURA @tigers_1964

個人的見解です→昭和火口の平成噴火は昨年8/15に基本的に終わったと思っています。昨日の爆発は後始末の一環。数日くらいは昨日のような爆発を何度かするかもしれないけど、こういうパターンを繰り返しながら、昭和火口での噴火は全体としては収まって行くんじゃないか？と思ってます(つづく)。

Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)そして南岳山頂火口の噴火に戻っていくんじゃないかな？と思ってます。当然、噴火がもうないというわけではありません。←あくまでも個人的見解です。

中村美千彦 @Nakamura_Mitch

今回、最初の爆発で遠くに運ばれた溶岩片は、いつ上がってきたマグマなのかよくわからない。後半、シャーと出てきたものを、火口のごく近傍から採取できるとよいのだが。技術的には、もうドローンでできる。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

桜島昭和火口。12月2日と比べて大きな変化はないと気象庁はいうが、火口底がずいぶん上昇している。20メートルくらいの上昇か。 pic.twitter.com/CDph2V32jA

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

桜島昭和火口。2015年8月15日1325に毎日新聞ヘリから山下恭二さんが撮影（6月からこうだったらしい）。 このあと12月6日に下がって、2月6日にまた同じくらいまで上がってる。 pic.twitter.com/Q8nF9BkvtU

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中村美千彦 @Nakamura_Mitch

もし火道内のマグマがマグマ溜まりまでつながっており、マグマ溜まりの圧力（深さ）が一定なら、火口底の上昇は、火道内のマグマの平均密度が低下（発泡度が上昇）している可能性を示す。いちど火口縁から溶岩があふれ出すと、減圧→発泡→減圧のフィードバックに入らないとも限らない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

このように（ホンモノの）火山専門家の意見はこれほど違う。安心と心配と、まったく逆方向だ。一般の利用に適合する噴火予知ができる見通しはまったくないと言うべき。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

桜島がこのあとどうなるか私自身にもまったくわからない。火山専門家が一般の利用に適合する情報を出したいと思うなら、火山を観察してできるだけ詳しく正確にその状態を把握して遅延なく発表することに専心すべきだ。

Ryusuke IMURA @tigers_1964

チマチマやっているな．一週間たって，収まりそうもない．私の昭和火口の平成噴火終了説は間違いだったかな． pic.twitter.com/E9J5b07ank

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