【#TRPG】『胎より想えグラノセラ』紹介【C90】

オリジナル同人TRPG、『胎より想えグラノセラ』の、メインデザイナーに寄る紹介です。
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木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

諦念と感傷 巨像と虚像 在りし日を騙るTRPG 『胎より想えグラノセラ』    想い患え貴方々    たとえ全てが嘘だとしても    #グラノセラ pic.twitter.com/zuNbI55iqt

2016-05-06 01:18:21
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木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

当選して後、改めまして、『胎より想えグラノセラ』(以下本作)は、『黒絢のアヴァンドナー』と共に、サークルどらこにあんとして夏コミ2日目、東マ12bにて頒布予定のオリジナルTRPGです。私、木野目理兵衛のデザインデビュー作品であり、現在、鋭意制作中でございます。

2016-06-18 18:24:54
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei ジャンルとしてはSFファンタジーに加え、(ゴーレム的な意味での)ロボット物となります。テーマは諦念と感傷、そして『ケ・セラセラ』。成る様に成る、つまり、成らない様には絶対に成らない。そんな無常観を基に美しい物語を見出していく、今までに無かった作品です。

2016-06-18 18:38:45
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei その舞台となるのは、緑の空に白い砂の惑星『セラノグラ』。そして、滅び去りし地球より遠く隔たるこの惑星の、表層を覆い尽す“砂の様な何か”=『セラ』の、記憶や感情、思慮等を受けて形を変える性質に寄って象られた存在、『始源』(マイン)が本作のPCとなります。

2016-06-18 19:40:59
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 過去に存在した(或いは存在すらしていない)者や物の思い出=『想念』(フィール)の化身として、白砂が形を変えたものである一点を除き、PCの設定は自由です。同時に象られるかつての環境、在りし日の世界=『望郷』(ホーム)共々、好きに作成する事が出来ます。

2016-06-18 19:41:52
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei その“何でも出来る”事への配慮として、また思い出であるという世界観を元にして、本作は所謂エターナルチャンピオン=キャラクタの流用をお勧めしています。あの活躍よ、もう一度。◯◯と●●の夢の共演、というのも容易に行う事が出来るでしょう。

2016-06-18 19:42:26
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 但しその『夢』とは、二重の意味を持つものです。有り得ざる、そして、眠りの中で見るもの。何せPCは本物では無い、少なくとも“そのもの”では無いのですから。更に言えば、再現それ自体は、決してゲームの目的ではありません。

2016-06-18 19:42:52
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei セッションにて行われる事、それは一つの旅となります。マイン同士がホームを離れ、旅をするのです……覚えの無い様で覚えの在る風景、覚えの在る様で覚えの無い風景を垣間見ながら、幾つもの場面、シーンを渡り歩きます。

2016-06-18 19:48:37
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei “彼女”と過ごしたあの放課後の教室、窓の向こうには碧い空に海原が広がり、直ぐ側には輝ける銀の灯台が、彼方には多脚の巨大機械が蠢いて、更に向こうには廃墟と化した摩天楼が並び、上空では、騎士とエージェントが龍なる神と戦っている……等など。

2016-06-18 19:51:37
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 何の光景か? 何の為の旅か? それは、PCが一つの存在、世界の守護者たる巨像=『グラノセラ』に成る為のものです。彼等が進む場所、それは目覚めようとするグラノセラの胎内であり、そこに広がる景観は、PC全ての心象風景が一緒くたに反映されたものとなります。

2016-06-18 19:52:42
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei グラノセラが顕れる理由。それはマイン達から零れ落ちた忘却、虚無=『欠落』(フォール)が積み重なって、虚像『ラセノラグ』が誕生するからです。巨像が何もしなければ、それは全てを破壊し、全てを砂に還すでしょう。エライコッチャです。

2016-06-18 19:53:26
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei その虚像から、巨像を以って己が世界を護る事。そして旅を経て、己が世界に帰って行く事……それがセッションの一通りの流れとなります。が、必ずしもそうする必要はありません。

2016-06-18 19:53:51
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei ラセノラグの中心たる虚無とは、元々PCにあったもの。言うなれば、敵側もまたPCであり、事実それはデータの反映等を以って描写されます。胎内での旅がグラノセラを、巨像を育むなら、同時にそれは、虚像をも育むのです。

2016-06-18 19:54:11
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei だからもしPCが、マインが、自身の存在を偽物と嘆き、砂に還る事を望むならば……敵側が勝利し、全てを壊してしまう、そんな結末でも構わない訳です。

2016-06-18 19:54:46
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 勿論その逆でも、或いは別のものでも……ゲームである事を汲んでいるならば、何でも構わないのです。答えは、PC、PLの数だけあるでしょう。大別すれば分類する事も出来ますが、重要なのは、答えを自ら導き出す事です。

2016-06-18 19:55:33
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 重ねて言いますが、本作のPCは砂の塊です。偽物です。キップルです。■□■□です。それは観測された事実であり、変え様の無い代物であり……ですが、それを受け入れた上で、一体どんな答えを示すのか。

2016-06-18 19:56:07
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 旅の果て、戦いの末に、自分だけの答えを導き出す。そこに意味を読み取る事、それに笑って納得する事……それこそが本作の真の目的、このゲームの勝利条件です。そして全ては、貴方の心の中にこそあるでしょう。文字通りに。

2016-06-18 19:57:38
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei 以上、本作の概要を些か締まり無く、語って見ました。デザイナー当人も捉え切れていない部分があり、ちゃんと解説になっているのか不安ではありますが、これまでに無い事は多分間違いないと思います。後は実際お手に取って頂き、愉しんで貰えれば幸いでしょうか。

2016-06-18 20:00:39
木野目理兵衛@どらこにあん @Kinome_Rihei

@Kinome_Rihei また世界観やシステムの詳細は、機を見て宣伝して参ろうと考えておりますので、どうぞどうか、宜しくお願い申し上げます。

2016-06-18 20:02:21