九重親方が受けた「4次元ピンポイント照射療法」って何?:腫瘍内科、放射線科の専門家のコメントを中心に

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たとえば膵臓癌の場合、ステージ(進行度)分類はI, II, III, IVa, IVbの5段階に分かれていますが、ステージIII以上は最初に発生した病巣(原発巣、この場合は膵臓内)に隣接する臓器に癌が広がっている(浸潤)か、リンパ節に転移している状態です。
くわしくはこちらのページをごらんください。
http://suizougan.rdy.jp/5-1.html

Andrea @ta_andrea

(ぼやき)臨床的な意味がなくても、他にすることがないから放射線治療お願いします、みたいなことが未だにあるという現実。それに対し、実際どういうふうに対処していくかは施設ごとに異なると思ってマス。少なくともがんセンターと市中病院では全然違う。

2016-08-01 11:28:20
Andrea @ta_andrea

こういうニュースのせいで、今まさに少しずつエビデンスを積み上げている段階の早期癌に対する定位放射線治療すら、(医療関係者にも)アヤシイ物と思われてしまうのが凄く心配ですわ。

2016-08-01 11:39:33
Andrea @ta_andrea

最初こうは書いたものの、調べれば調べるほど変な方向にしか行かずいろいろモニョってる。 twitter.com/ta_andrea/stat…

2016-08-01 12:30:25
Andrea @ta_andrea

植松先生が手がけてるとなれば放射線治療的には別にオカシイことをやってるとは限らないし、K藤誠と違ってそこまでアヤシイ治療はしていない可能性が有ると思うよ 抗癌剤を拒否した理由はわからないけどね

2016-08-01 08:37:56
うめの同居者【ふくちゃんとも同居者】 @aoyamaume

@ta_andrea 自分もこの施設で治療を受けた人の話を一人だけですが聞きましたが、やはり標準治療で治癒も望めそうなレベルでも放射線治療だけで乳癌をなんとかしようとしているのは、患者の希望云々としてもやっぱり解せないですねぇ…。

2016-08-01 12:39:18
Andrea @ta_andrea

@aoyamaume そうですか… ありがとうございます。実際にそういう例があるとなるとやはり問題アリと考えるべきでしょうね。放射線治療はがん治療としては後発な訳で、放射線治療医って本来他モダリティには寛容なはずなんですけどね。テクに走りすぎてしまわれたのか…

2016-08-01 12:51:22
うめの同居者【ふくちゃんとも同居者】 @aoyamaume

@ta_andrea おそらく先生の最後のご指摘の辺りかなぁなどと思ったり。

2016-08-01 13:04:33
Andrea @ta_andrea

@aoyamaume 自らもおなじ道を歩まないよう気をつけたいです。

2016-08-01 13:15:07
takuya @medphys6MV

四次元ピンポイント照射療法って何のことだろう

2016-08-01 14:03:04
Andrea @ta_andrea

@takuya3211 元防医植松先生のFOCAL UNITにchasing機能をつけたもののようです。どうやってchasingをしているのか詳細不明ですが。

2016-08-01 14:05:17
takuya @medphys6MV

@ta_andrea ありがとうございます nikkeibp.co.jp/style/secondst… で紹介されているスーパーフォーカルユニットという装置のようですね。chasing beamの情報が全くないので何が何やら分かりませんが、腫瘍を見ながら追尾出来る構成では無いように思います

2016-08-01 14:15:50
Andrea @ta_andrea

@takuya3211 写真の載っているページを有難うございます。どうみても普通のリニアックに見えますね。。。

2016-08-01 14:17:05
Andrea @ta_andrea

Veroを上回るスーパーマシンを想像していた

2016-08-01 14:17:26

(↑Veroは一番最後のセクションで取り上げる京都大学と三菱重工が共同開発した自動追尾機能付きの定位照射装置で、すでに国内外10数カ所に納入実績があります)

takuya @medphys6MV

@ta_andrea むしろどちらかというと旧式と言っても良い部類に入る気がします…

2016-08-01 14:18:19
Andrea @ta_andrea

@takuya3211 仰るとおりですね(苦笑

2016-08-01 14:19:45
Andrea @ta_andrea

ここにも「逆に向いていないのは、あちこちに転移した例とか、とても大きながんだ。」とはっきり書いてるね nikkeibp.co.jp/style/secondst…

2016-08-01 14:41:52
Andrea @ta_andrea

言われるがままに適応拡大していってしまったのか(経営者からなのか、患者さん側からなのかはわからないけど)、或いは自身がのめり込みすぎてしまわれたのか

2016-08-01 14:45:13
Andrea @ta_andrea

【念のため今一度】「四次元放射線治療」という言葉、確かにインチキ臭い雰囲気がどうしてもありますが(苦笑)、三次元治療(ピンポイント照射)に時間(要は治療中・照射中の病変の動き)の要素を含めた治療という意味で名づけられたものであり、決してそれ自身はイカガワシイものではありません。

2016-08-01 15:51:51
Andrea @ta_andrea

ただ明確な定義がなされていないところから、それを拡大解釈して宣伝に用いられるリスクは有ると思います。呼吸移動を加味して照射野をただ大きくして照射するだけではそれは四次元治療とは呼ぶべきではありません。

2016-08-01 15:56:44
Andrea @ta_andrea

呼吸移動の影響を少なくするためにはいくつかの方法がありますが、北大等のGatingや京大等のtumor trackingのごとく、本当に呼吸を追尾or追跡して照射するのはものすごいハイテクが必要となります。当然臨床応用まではしっかり基礎実験から順を踏んで検討しています。

2016-08-01 16:08:03
Andrea @ta_andrea

四次元治療としてのエビデンスが現時点では存在しないのはそれを出来る施設が限られているから当然であって、前立腺の3D-CRTやIMRT、肺癌のSRTにしても初めは同じでした。それを可能なら標準治療、或いは少なくとも手術不能例の標準治療に持っていくべくエビデンスを積んできた訳です。

2016-08-01 16:12:32
Andrea @ta_andrea

ただ今回のように(まだ実態が明らかになったわけではありませんが)標準治療を否定・或いはすっ飛ばして、そのリスクを説明することなく行っていたとすれば、これは学会レベルで議論或いは批判されるべき話だと思います。私は問題提起できるほどエラくありませんが。

2016-08-01 16:15:35
Andrea @ta_andrea

今回の九重親方の場合どういう経緯で抗癌剤無しとなり、何故本来局所治療であるはずの定位照射が4期(しかもPK)を対象に行われたのかは分かりません。各所で書かれている如くガイドライン否定・抗癌剤否定が前提の医療機関であったとすれば、ガンガン批難・批判すべきだと思います。

2016-08-01 16:20:35