【片道勇者オンライン】　～狩人ンクの終点への旅路～

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「@xAg/！」 鎧は下半身の力だけでぐいんと起き上がり叫ぶ。元気すぎる。私の人生はここで終わるかもしれない。 「bq ppo！」 だけど先ほどまでの殺意を感じない。 代わりに人の言葉も使えなくなったようだが。 そしてしきりに盾を構えてみせ、跪いて胸に手を添えている。

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「守ってくれるって？」 「＃＆f！」　 うなずく鎧。うわあ、どうしよう。コレを連れて歩けというのか。 かわいい女の子を連れ帰ってくるのとは訳が違う。くそうロイスめ。うまくやりやがって。 「少しでも迷惑かけたら置いていくからね！」 「＿）a）！」 なんて旅だ……。

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色々な意味で死闘を乗り越えた私と鎧は闇からの逃避行を続けるのだった。 明らかに怪しい闇液の漏れを塞いだりするのに伝説P15を消費してしまったが、《仲間：気高き騎士》と言い繕えるようにはなった。 ----- ロイスはいまもどこかで誰かを毒牙にかけているに違いない。いいなあ……。

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「ねえあなた、名前はあるの？」 「bTwy」 「ビーティー？変な名前だね」 「hA/aG dzGp##」 「わかったわかった。よろしくね」 「fbGf」 【今日のステータス】　ンク　狩人　獣人　＜北大陸＞ 　LP：37　DK：14　伝説P：18 《◆貫通射》《仲間：気高き騎士》

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【北／休息／探索３】ンク＠北は凍った街で猛吹雪に襲われた！　慌てて避難した先で、先客のマゾな騎士といい雰囲気になった。ＬＰ＋４、ＤＫ－１。シーンを一部描写するとさらにＬＰ＋３。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者オンライン

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「pIg！！！」 「ああ！自分も肉球で踏みつけてほしいであります！！」 「違うし！そういうあれじゃないし！」 「有料なのでありますか！」 「違うし！！」 ……なぜこんなことになったのかを説明するには少し時を遡らなければならない。

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吹雪から避難するために灯りのついた建物に避難した私たちは、ひとりで暖炉の番をしている若い男の騎士と出会ったのだった。 昨日のビーティーとは違って軽装で顔が見えていたし、その表情からも普通の人間であることがわかる。 簡単に挨拶をしてお邪魔させてもらうところまではよかった。

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ところが彼に近づいた途端にビーティーが彼に襲いかかろうとしたのだ。咄嗟に足を払って転ばせたところを踏んで押さえつけたのだけど、そこで元からいた人が盛り上がってしまったというわけだ。 ……こんな世の中では普通じゃない人の方が生き延びやすいのかもしれない。まともなのはわたしだけか。

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ビーティーがダメな騎士に襲いかからないように外に転がしてきたけども、いくらダメ騎士でもこの猛吹雪のなか放置されるのは無理なようだった。 やめてほしい。そんな尊敬のこもった眼差しで私と外を代わる代わる見ないでほしい。 これは遊びの一貫じゃないんだ。 レベルが高いわけじゃない。

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安全に吹雪をやり過ごした後、ダメ騎士は大きく頷いて「次お会いするときまでにあなたにいじめてもらえるよう自分も心身を鍛え上げます！」と言って去っていった。 もう二度と合わなくていいように切に祈る。 騎士なんてろくなやつがいない。

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さて次の進路を考える前に完全に凍りついたビーティーを解凍しなくちゃいけないな……。こんなのでも一応は何かの役に立つはずだ。 【今日のステータス】　ンク　狩人　獣人　＜北大陸＞ 　LP：44　DK：13　伝説P：3 《◆貫通射》 《仲間：気高き騎士》

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@Albert_swolf 「借りを返すよアルバートさん！」 支援します。

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【北／戦闘／探索４】ンク＠北は突然、元気な冒険家に助けを求められた。その後ろには……雪原オオカミの群れだ！　共に戦って切り抜けるならＬＰ－８、伝説Ｐ＋４。一緒に逃げるならＤＫ－３。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者オンライン

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今日も今日とて雪原を歩いていると前方から狼の群れに追われた人がやってきた。 関わらないようにしようと思ったら大回りしないといけないようだ。やめてもらいたい！ 振り返ってビーティーを見ると「a'##」などと奇声を発して身構えすらしない。 だめだこれ。頼りになりゃしない。

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諸々見捨てて逃げようかどうか悩んだけど、こういうときは手っ取り早く力で片付けるのが一番だ。 矢を弓につがえて乾坤一擲の力でひく！ 貫通射だ！ ……目論見通り、オオカミの群れは砕け散り、わたしはハタ迷惑な冒険家から謝礼をせしめることに成功したのだけどまったく割に合わない。

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弓に負担をかけすぎて、新調しない限り貫通射を放つのはもう無理だろう。まったく、実に迷惑だ。 「やんなっちゃうよねホント」 「dfAGf！」 旅はまだまだ続く。 【今日のステータス】　ンク　狩人　獣人　＜北大陸＞ 　LP：44　DK：13　伝説P：7 《仲間：気高き騎士》

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【北／入手／探索１】ンク＠北はマゾな赤ずきんの少女と出会った。彼女は薬売りらしい。「これ、“よくなる”薬なの……」　余った薬を一つ譲ってくれた。《癒しのアンプル》を取得してよい。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者オンライン

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「pIg！！！」 「ああ！わたしも肉球で踏んでください！！」 「違うし！そういうあれじゃないし！」 「有料なんですか！ほらお薬をタダであげますから！！！！！」 「違うし！！そういうのじゃないし！！！！」 ……なぜこんなことになったのかを説明するには少し時を遡らなければならない。

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………… ということがあり、少女は去っていった。 「次会うときまでにあなたにいじめてもらえるようマッチョになります！」と言い残して。 もう二度と合わなくていいように切に祈る。 少女なんてろくなやつがいない。

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さて次の進路を考えよう。完全に凍りついたビーティーは戸板に載せて引きずっていけばいい。こんなのでも一応は、いつかは、何かの役に立つはずだ。きっと。 【今日のステータス】　ンク　狩人　獣人　＜北大陸＞ 　LP：44　DK：13　伝説P：7 《仲間：気高き騎士》《癒しのアンプル》（

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【北／交流／探索５】冷たい荒野にて、病弱な氷の精がンク＠北に話しかけてきた。「いい道を教えてあげる！」　氷の道を案内されＬＰ－２、ＤＫ＋６。剣士の支援を得られれば一度だけＤＫ＋３。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者オンライン

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妙に手慣れた感じの人外が話しかけてきた。いい道ってなんだ。怪しいことをされるんじゃないのか。 凍りついたままのビーティーが視線で大丈夫だと言っている気がするので案内に乗ることにする。目、見えないけど。

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この氷の精、「もう何十人もの勇者様を案内してきたんですよー。 この危機が去ったら観光名所にしようと思ってるんですゲホッゲホッ」 などとしきりに話しかけてくる。ガイドの真似事か！ 確かに新旧様々な足跡が残っていてウソではないようだけども。

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足跡の中に見知ったものがあったような気がしたけど、勘違いかもしれない。みんな無事かなあ。 ガイドトークを聞き流しているうちに開けたところに辿り着いた。方角的にかなりショートカットできたようだ。

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「わたしはもう長くなくてあと300年くらいしか生きられないんですよー。憐れだと思ったらこのお土産を買っていってくださいよー」 セールストークが遠くなっていく。暴れるんじゃないビーティー。もう饅頭は十分買ったんだからそれ以上はいらないよ。