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悠貴「Pさんは、50m何秒で走れますか?」 P「あまり脚力に自信はない___いいとこ6秒台…」 悠貴「…十分です……じきに下の階から追手が上がってきます、外を見てください、あの窓の下、隣のビルとの連絡橋になっています。あの窓を突き破って外へ出ましょう」 #終末のアイドル
2016-09-25 19:25:40P「分かった…やるしかない…」 悠貴「合図を出しますから、全速力で走ってください。…行きます……3、2、1、走って!」 悠貴と共に走り出すP。階段からは追手の声。窓を突き破って外へ____ 出たのはPだけだった。 #終末のアイドル
2016-09-25 19:29:30P「悠貴!」 悠貴「さよならです、Pさん」 そう言った悠貴の腰には、無数の時限爆弾が取り付けられていた。 悠貴「走って!ゴールは向こうだから!」 P「でも!」 悠貴「……お願い__ッ」 Pは叫びながら走った。その数秒後、元いたビルから爆破音が聞こえた。 #終末のアイドル
2016-09-25 19:32:30ウサミン「本当は、最後まで見せたくなかったんです。でも、こうなっちゃったらしょうがないですよね、ナナは……Pさんを、守ります!……古いなんて、笑わないで下さいね、…変身!」 辺りが光に包まれ、次にPが見たのは、巨大なウルトラセブンであった___ #終末のアイドル
2016-09-25 19:39:18アイドルを探して崩壊した世界を旅する武内P。何故か素肌に革ジャンで。 #終末のアイドル 「む…胸に346個の傷!」
2016-09-25 21:49:14#終末のアイドル 首都防衛線。街が灰に包まれ硝煙と爆撃の音が響く戦場で、オペラの旋律が流れた。力強く爆音をもかき消す非日常の中に強く確かな日常が反旗を翻した。その旋律がたった一人の女性の声である事を理解するまで、そんなに時間はかからなかった。その声の主は長い黒髪で歌い続けた
2016-09-25 22:10:18拓海「ヒャッハッハッ水だぁ~~!」 里奈「食料もたっぷり持ってたぽよ~~!」 早苗「こんなもの(万札の束)まで持ってたわ。今じゃちり紙にもならないのに」 #終末のアイドル ヤバい似合うw
2016-09-25 22:27:03荒廃。地平線まで剥き出しのコンクリートに支配され、緑はもはや消え去っていた。行く宛などない。 それでも遊佐こずえは歩き続ける。 「…ひとりは…さみしいねーって…いったのにー…」 空には紅い軌跡が、一本、二本、と。 いつか見た流星群が、すぐ手が届く所に来ている。 #終末のアイドル
2016-09-26 00:12:22ため息を一つ吐いた。 隕石によって残骸となったビル群の瓦礫の頂上に座って、桐野アヤは、降り注ぐ宇宙からの紅い雨を眺めている。 身を燃やし輝く隕石。 アタシもあんな風に見えていたのかな。そう呟き立ち上がると、靴を脱ぎ蹴り上げ、その場に倒れた。 「…明日は晴れか…」 #終末のアイドル
2016-09-26 00:27:26「やっぱり…プロデューサーとまゆは運命の赤い糸で結ばれていたんですね…だって…薬指だけ…こんなに綺麗…」と、プロデューサーの千切れた左手を抱き抱えたままうっすら笑みを浮かべ、幸せそうな表情で事務所の倒壊と共に消える佐久間まゆ #終末のアイドル
2016-09-26 12:29:21イモータン・シャチョー「アイドルを称えよ!」 Pボーイズ「「「アイドル!アイドル!アイドル!アイドル!」」」 #終末のアイドル
2016-09-26 17:11:21世界を救ったさくらのことは、みなの記憶から消えていた。 ある日、スーパーで買い物しながら、なにげなく桃を手に取る泉。 その桃に、ぽとっ、と滴が落ちて…。 「あ…あれ…? なにこれ…私の涙…? おかしいの。どうしても止まらないの。私、なんで泣いてるんだろう」#終末のアイドル
2016-09-26 18:06:29世界を救ったさくらのことは、皆の記憶から消えていた。 たった一人を除いては…! 十年後、とある実験室 「大石博士。マシンの起動準備が整いました。いやあ、さすがは量子力学の天才といわれた方だ」 「(さくら。私はあなたを探してみせる。たとえ次元の彼方でも…!)」#終末のアイドル
2016-09-26 18:11:38…だが、いまだ実験段階というのに、無情にも開発費の援助が打ち切られてしまう。悲嘆する大石博士。 お金が…お金が足りないせいで…! そこへ、ふと足音が。 「ふっ。なんて顔しとんのや。せっかくの美人さんが台無しやでえ。大石博士…いや、泉!」 謎の美人実業家の正体は!#終末のアイドル
2016-09-26 18:13:51みちる「誰も…いないんですか~…パン、一人で全部食べちゃいますよ~。あは…は…誰か…誰かいないんですか…」フゴ…… みちる「誰もいないけど今日もパンがうまい」 #終末のアイドル
2016-09-26 18:16:29#終末のアイドル 荒廃してしまった世界 荒くれ者達が跋扈する現在 女性「やめてー!だ、誰か助けてー」 荒くれ者達「グヘヘ、こんな所に人なんて来ねーよ!」 だがそこにメシアが現れる!! みちる「あたしがメシアです!お米は無いですがパンならあります!」 P(それは飯屋では…?)
2016-09-26 18:33:58こんなん描いてたらこんな時間 #終末のアイドル twitter.com/gougasha/statu… pic.twitter.com/j08iPSjxt6
2016-09-27 02:44:27藍子「私が、『刻』を贈らせます…だから…!!」 瑞樹「いえ、行きなさい、藍子ちゃん。若い子に無茶はさせられないわ…」 藍子「そんな!川島さんの『能力』はもう…!!」 瑞樹「何てことないわよ、私の最期の『時の反逆』魅せてあげるわ…この世界に!」 #終末のアイドル
2016-09-24 20:46:53「ねぇ、プロデューサーサン」 「なんだ、柚」 「あの日出会った夜も、こんな感じで、雪、降ってたね」 「そうだな」 「……あのときの雪は、もっと綺麗だったね」 「……そうだな」 モノクロームの世界。取り残されたPと柚 二人の頭上からは、白い灰が、舞いおりてきた。 #終末のアイドル
2016-09-27 03:17:16「あらあら、本当にわるい子が空から来たわ……CAST IN THE NAME OF GOD, YE NOT GUILTY……秘拳・ナース拳」 清良のナース拳が、地球に迫る隕石を消し飛ばしたのだった。 人類は、救われた…… 完 #終末のアイドル
2016-09-27 07:28:48