例の52連投をまとめた
- yoshihirohorii
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発表者は10名程度なのに対し、審査員は26名(!)。小嶋一浩、西沢大良、藤本壮介、藤原徹平、長谷川豪・・・など、とにかく濃いラインナップ。
2011-02-13 18:57:02そして毎年恒例の公開審査と投票。議論をしながら段階的に投票して行くので票が動き、誰が選ばれるのか最後までわからない。
2011-02-13 18:57:111回目、都市空間のモデルを提案した藤代君が23票の大量得票で通過。2位が雨のパタンを建築形態に置き換えた真崎君の案が2位。結局この2案の対決となった。
2011-02-13 18:59:16しかし、2回目の投票では15票ずつで藤代案と真崎案で並ぶ。アルゴリズムを用いてネットワーク社会のコミュニティ感覚を表現したというコンセプトの藤代案に対し、否定的な意見が続く。
2011-02-13 19:01:11しかし、否定調の意見が「アルゴリズムとか何とか言ったって、結局は・・・(以下略」的な曖昧な議論に終始。提案者の論理を読み取るという姿勢というよりも、自分の想像できる範囲で議論を展開してしまっている。
2011-02-13 19:04:10「元気があっていい」「本気が感じられていい」「これが建つならなかなかいい」は印象論に傾いている証拠。「ここには住みたくない」も同様。
2011-02-13 19:06:25思わず「講評会の場で印象批評的な曖昧な議論をするよりも、提案者の論理をしっかりとみるべきではないか」と問題提起するなど。少々出過ぎたかも知れないが、休憩時間に初見先生がやってきて「重要な問題提起をしてくれた。素晴らしいと思う」と激励を頂く。
2011-02-13 19:10:06以前、東工大でTAをしていた際、TAの分際で講評会で口をあれこれ挟んでいたら藤岡先生に「議論に絡もうとすることはいいことだ。どんどんやれ」と激励されたことを思い出す。背筋が伸びる。
2011-02-13 19:13:30次第に藤代作品の論理の検証に議論が移り、吟味が続く。比較というよりは藤代の見解を問うという展開。議論のまな板の上で、作品がどんどん強くなって行く。安中フォーラムの公開審査でもこういう場面があった。
2011-02-13 19:16:563回目の投票の末、圧倒的に差がつき、藤代健介 @kensuke__が最優秀に。質疑応答の内容というよりも、論理的一貫性が評価されたという印象を持った。よくよく議論を重ねていたのか、答えにブレがなかった。
2011-02-13 19:20:14理科大の講評会にはこれまで3年間連続で参加させて頂いたが、次第に傾向が変わってきたという印象。「私小説的なもの」から「モデル的なもの」へ。モチーフは「住宅」から「都市」へ。
2011-02-13 19:24:06ただし、「都市」といっても私的な身体感覚で論じるというアプローチそのものはあまり変わっていない。身体感覚を感覚的に(=非論理的に)論じるという姿勢から、論理的に(=超論理的に)論じるようになってきたということ。
2011-02-13 19:25:57「都市」を、社会的なニーズから論じるというアプローチは建築意匠系ではまだあまり見られないようだ。50年前の丹下研究室では卒論生が国土計画上のニーズと方法論について精緻な研究をしていたことを考えると、隔世の感がある。
2011-02-13 19:29:40ともあれ、情報社会におけるコミュニティのあり方という時事問題的なテーマと、アルゴリズムという論理的なアプローチを採った作品が卒業設計の講評会で一位になる瞬間を初めて見た。ちょっと前までの建築学科では「情報社会」「アルゴリズム」と口にした瞬間袋だたきという雰囲気もあったので。
2011-02-13 19:35:37東京理科大での非常勤講師は今年度でひとまず終了となるので、卒業設計の講評会に参加させて頂くのもこれで最後となる。毎回大勢の建築家による濃密な議論が展開され、とても勉強させて頂いた。特に小嶋さんの絶妙な審議の運び方には学ぶことが多かった。
2011-02-13 19:40:23.@kensuke__ というわけでおめでとう。1位というトラウマwを無駄にしないよう頑張って下さい。
2011-02-13 19:44:27お疲れさまでしたー。来年度よろしくお願いします。 RT @ryuji_fujimura 今日は午前中TRA定例>東洋大設計製図会議と打ち合わせが続いた。終了後、伊藤君と話込むなど。
2011-02-20 22:43:56今日はお疲れさま。先ほどはどうもありがとう。 RT @strito お疲れさまでしたー。来年度よろしくお願いします。 RT @ryuji_fujimura 今日は午前中TRA定例>東洋大設計製図会議と打ち合わせが続いた。終了後、伊藤君と話込むなど。
2011-02-20 22:54:49自動ドアって、むかしは足元のマットが体重感じて開いてたけど、その後赤外線で、になった。で、最近は「ここに触れてください」が多い。手動に戻っている。そのうち「引いてください」とかになるんじゃないか。
2011-02-21 19:34:55@sohsai 「ドア」ってそもそも、どうしようもなくレガシーな装置だよなあ、と思うんですよね。
2011-02-21 20:01:54建築なんて「モノ」としてはレガシーのかたまりですよ。そもそも人間という超レガシーが相手ですから。 RT @hajimebs @sohsai 「ドア」ってそもそも、どうしようもなくレガシーな装置だよなあ、と思うんですよね。
2011-02-21 20:56:02@strito 物体としてのモノがレガシーなのはべつに建築に限らないけど、なんか、特に、「ドア」って「遮断する」と「通す」という矛盾を引き受けてる割には、技術として古風な感じがします。
2011-02-21 21:06:13@strito そういう意味では、レガシーってモノ(物体)の頑固な保守性というより、「人に古風な対応を強いている」ということなんじゃないかと。確かに人は超レガシーとも言えるけど、人にすり寄ったテクノロジーは「レガシー」とはあんまり言いませんよね。
2011-02-21 21:10:23