時かけ2010に関する宮崎貴士さんとのやりとり

時かけ2010に関する宮崎貴士さんとのやりとり
0
関連がない @shimiyo1024

思いつきで『時かけ2010』に飛び込んだ。

2010-03-26 13:21:20
関連がない @shimiyo1024

セリフにもあったのが象徴的だったが、1974年というおたくが未成立、まして噂に聞くSF、映画サークルがヤマト、ガンダム以降のアニメファンに馴化される以前の状況ってのがこれだったんだろうなぁと。涼太⇔ゴテツ⇔和子の付き合いが可能なのもまだ人格類型的に未分化ゆえって感じするよね

2010-03-26 17:39:11
関連がない @shimiyo1024

涼太の部屋に貼ってあって度々アップになる『未来惑星ザルドス』のポスターが気になって仕方なかった。

2010-03-26 17:40:14
関連がない @shimiyo1024

未来の深町→現在の和子、現在のあかり→過去の涼太っていうヒロインの立ち位置、構造の転回がより物語の重層感に味を出している。涼太がバスに乗ることが判明する瞬間、現在において涼太が映画監督として大成していない=死が暗示され(ここまで別のラストも想像しえた)、ただひたすら悲しい。

2010-03-26 17:49:11
関連がない @shimiyo1024

再会の希望を残すがために記憶を無くしてもホロリとした余韻を残す知世ちゃん時かけに対し、今回の仲里依紗時かけは相当に残酷なのがすごい。恋人は死してフィルムのみがメメントとして残る。個人的にも、あかりが「今」を選び直そうと試験管を投げ割る、宇野常寛も褒めそうなシーンで一番グッときた。

2010-03-26 18:01:51
関連がない @shimiyo1024

あかりが無理矢理現在に帰されてからラストまでの容赦無さが受け容れられるかが評価の如何。父として終わってるゴテツ描写(髪はハゲさせ、太ましい方が良かったと思う)、お前ばっかりずるいぞ、という感情さえ湧き、再び和子の記憶を消す深町、故にあかりとのすれ違いにもあまりロマンは感じ得ない。

2010-03-26 18:20:00
@takashimiya

@shimiyo1024 むむ。観たね!。 そう、あの消費傾向で人格分類がなく、SFも映画も趣味の延長で あった幸福な時代があれで、あれはリアルでした。 男は誰もジーパン、当たり前。 で、仲ちゃんはどう思ったの?

2010-03-26 18:25:38
関連がない @shimiyo1024

そしてエンディングのいきものがかり…これは普段から思いを馳せていることなんだがここ数十年の言語、音韻感覚の変容の観点でも考えさせる。とりわけ日本人の歌唱が言わばハロプロ以降?な駄目アイドル、歌手(もちろんポップスはピンキリです)にも象徴される声のひり出し方の趨勢に傾いたのは何故?

2010-03-26 18:29:15
関連がない @shimiyo1024

@takashimiya ええ!宮崎さんや宮台氏が言ってることに本当に納得がいきました。仲ちゃんは今までさほどツボではなかったんですが、銭湯のくだりなど素晴らしくてすっかり感染してしまいました。「美少女」の自己言及には参りました!帰り道は美少女って偉大だ…とずっと考えていました。

2010-03-26 18:39:36
関連がない @shimiyo1024

それと、今回ユーミン的80s、尾道、ハイソなイメージから離れて、むしろ対立する(ユーミンがdisりさえした!)かぐや姫、拓郎的四畳半イメージに転じたのも面白い。といってもマンタ氏が拓郎プロデュースしてたのは未だによく解らない。てか知世ちゃん時かけがそもそも72年設定だったのが意外

2010-03-26 18:48:58
関連がない @shimiyo1024

知世ちゃん時かけの映像、あまり記憶にないんだが72年の印象あったっけ?いやよく考えたら今回の2010年に設定から展開するゆえの後付けか。そもそもが普遍的で年代設定度外視という。

2010-03-26 18:56:34
関連がない @shimiyo1024

だから原田知世幻想から脱しても全然良かったんだと思う。

2010-03-26 19:03:04
@takashimiya

@shimiyo1024 でね、誰もがそれを消費傾向で相手を分類することが 楽しかったんですよ、80年代。 おいらは了解しながらわざと避けてましたが、。 で、現在は情報分け時代ですね。 とにかく、あの映画は(それが意図的かどうかは分からないけど) プレオタク時代の再現が白眉。

2010-03-26 19:08:03
@takashimiya

70年代前半の映画、SFカルチャー界隈の映像化、 って凄まじく美味しい題材と思っていて、 時かけ2010ではそれが中心ではないけれど そこが表現的に特筆でして、でね、 漫画でそれをやっているのが「アオイホノオ」。 あの時代へのタイムスリップモノは現在一番旬だと。 まだ本丸がある。

2010-03-26 19:15:19
関連がない @shimiyo1024

@takashimiya よく解ります!そして現代の僕や、同じようにナイーブで文化的な連中は決して楽しむためではなしに、ましてデータベース的に人を分別せざるを得ず、蛸壺的にメンタリティが分化した故のコミュニケーションの断絶感を強いられている訳です…。

2010-03-26 19:18:06
@takashimiya

例えば、コミケとワンフェスの黎明期辺りを青春映画にする手はあると思うな。 あの頃の熱量をそのまま映画化したらねえ、。 若き日の米澤さん、当然出てくる感じで。

2010-03-26 19:20:14
関連がない @shimiyo1024

そして決定的に辛いのが、そういった断絶感へのまなざしが、ナイーブな連中(それも有象無象の蛸壺)→動物的リア充な連中という形で、不可逆的にしか共有され得ないこと。

2010-03-26 19:22:10
@takashimiya

70年代のSF、漫画ファンが現代のアキバにタイムリープしたら、 どうリアクションするのか、とかね。 「わあ!日本はオレ達の夢の国になってるう!え?コナンの宮崎さんが 国民的映画作家?え~~~~~~!」とか、ネタありまくり。

2010-03-26 19:24:31
@takashimiya

@shimiyo1024 同感。で、以前も書いたけど、その感性を保持しつつ ゆるやかに社会化される職場があるのか?という。 過去はその受け皿が出版界全体だったんですよ。 社会的な人格と分離させるしかないのかしらね。

2010-03-26 19:32:34
@takashimiya

@shimiyo1024 その限界が現在のロックの限界なんです。 フェス?誰と?って事です。

2010-03-26 19:41:12