ライトノベル作家の「印税」のお話。「この金額で年に4、5冊出したら、これくらい。会社よし辞めよう」みたいなのが危険。でも売れた時のリターンはサラリーマンのボーナスの比ではないです

ライトノベル作家の「印税」のお話
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サト(編集者) @KISATO2022

「印税の話をしよう!」 6月新作「元勇者、印税生活はじめました。」はこんなお話です。 ga.sbcr.jp/bunko_blog/010… 新人賞の受賞者さんには、 「会社、辞めないでね」とはじめに言います。 ・続巻は部数が下がる ・新作立ち上げに時間がかかることがある 等々 pic.twitter.com/o4xmOYJDb7

2017-06-09 15:32:49
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サト(編集者) @KISATO2022

新作1巻の部数で計算して、 「この金額で年に4、5冊出したら、これくらい。よし辞めよう」みたいなのが危険。 重版かかればいいですが、続巻は売れ行きに準じて下がります。 新作も編集部で企画が通らないとポンポンは出せません。 その辺りも加味すると、ヒットしないと厳しい世界かと。

2017-06-09 15:35:06
サト(編集者) @KISATO2022

でも売れた時のリターンはサラリーマンのボーナスの比ではないです。 新刊が出なくても毎月の重版収入が定期的に。 夢の印税生活。 メディア化、海外版、電子版の売上も定期的に。 夢の印税生活。 読もう! 「元勇者、印税生活はじめました。」 amzn.asia/5nXdWMO

2017-06-09 15:37:53
サト(編集者) @KISATO2022

プロット通って、初稿が上がり、内容も問題なく、イラストレーターが決まり、刊行予定が見えて――で2、3年かかることもあります。 ネットで3年くらいで消えた認定を勝手にされてても、(イラストレーター決まって刊行準備中なのですが、その作家さん)みたいなこともあります。迷惑な話ですね。

2017-06-09 15:41:39
サト(編集者) @KISATO2022

執筆速度も、「きちんと書ける時期」に判断すると危険。 「書けなくなる時期」というゾーンに入る人もいます。ものすごく速筆の人でも。 「安定した執筆ペース」を守れる人は業界で強いですね。 「俺は大丈夫、書ける」と思っていても、書けなくなるものらしいのです。

2017-06-09 15:44:35
サト(編集者) @KISATO2022

あと、「読者さんの意見で動揺はしない。俺は大丈夫」と思っていても、 ネットで叩かれて、書けなくなる場合も、「あるある」ネタですね。 (脱線)

2017-06-09 15:45:56
サト(編集者) @KISATO2022

はじめにお仕事する人(商業未経験者さん)には、 ワ・)「こうこうこうと、お支払いのギャラの説明をしましたが――全額は入金されません!」 取引相手「!?」 ワ・)「みなし課税が斯斯然然で。税金対策がんばって、詳しくはご同業に聞いて、私は会社員なので詳しくなくて」 と話します。

2017-06-09 16:12:59
サト(編集者) @KISATO2022

それを売れてない人は、「売れてる人が贅沢な悩みを……」と思ってるのですが、いざ自分が売れると、 「税金って本当に理不尽」 「税金のシステムがおかしい」 となっていくという……

2017-06-09 16:15:58
サト(編集者) @KISATO2022

[PR] 以上、「印税の話をしよう!」でした。 「元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~」 amzn.asia/1AqaIPP

2017-06-09 15:48:01