第27回出版UD研究会 「障害者・高齢者の読書バリアフリーを実現するために」

3月27日(土)ゲストスピーカー:宇野和博(筑波大学附属視覚特別支援学校教諭)*あくまで@ulto個人的利用の講義メモであり内容も不正確です。出版UD研究会にTwitterでの内容のつぶやき自体の許諾を得ておりますが、2次利用等については許諾があるわけではありませんのでくれぐれもご注意下さい。
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@miwa_chan

私も関心大あり。自分の問題だし。RT @ulto 出かける準備!14時から専修大学。今日はこの道の第一人者筑波大の宇野先生のお話。 第27回出版UD研究会「障害者・高齢者の読書バリアフリーを実現するために」 http://bit.ly/9wPNav

2010-03-27 12:53:30
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

はじまった、今日はこの道の第一人者筑波大の宇野先生のお話。 第27回出版UD研究会「障害者・高齢者の読書バリアフリーを実現するために」 http://bit.ly/9wPNav

2010-03-27 14:05:07
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

出版UD研究会、ユニバーサルデザインは出版の話ばかりではなく、すべてのメディアやツールに拡がっている

2010-03-27 14:07:22
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

出版UD会は、本当にさまざまな分野の講義を行っている。カラーユニバーサルデザイン、図書館の話、とかフォントの話、障害者の方々ばかりでなく一般の方々に広く勉強になる講座がいっぱい開催されている。http://bit.ly/cqmTTx

2010-03-27 14:13:07
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

宇野先生:知的財産に関するUDがユニバーサルデザインに有効であると考えている。その中で情報は空気や水のように共有すべき存在。その中でも本は人類の知恵の集大成。国会図書館の図書はその集大成のひとつ

2010-03-27 14:15:51
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

情報には差が無くてはならないし、価値の差もある。そこから情報共有したい。コミュニケーションしたいという意思が生まれる。

2010-03-27 14:17:01
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

ある社会学者は[情報は軍隊の行進のようなものだ」といったことがある。頭の中の言葉の隊列が空気を振るわせてものが伝わる。並ぶべきところに並ばないと情報は伝わっていかない

2010-03-27 14:18:52
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

7、8年前サイパンに行った時に水中ウォークを奥さんと行ったがまだ当時は視力があったので視力不足をインストラクターに伝えなかった。奥さんに伝えてロープづたいに歩いた。インストラクタは目の前でOKか?サインを出してくれたが判らない。肩をたたいてくれても、もう言ってしまうのではと勘違い

2010-03-27 14:22:16
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

そのときに言葉を使わない伝達方法の難しさを実感した。当時、手話が使えなかったので、「危ない」と伝えるのいも難しかった。しかしながら私は人間は情報を知る喜びや伝える喜びを感じるものだと思います

2010-03-27 14:24:57
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

この前のオリンピックのフィギュアスケート、ひとびとは情報を知ったら、みんなに伝えたいということを実感しました。硬い言い方をすると知る権利といいますが、障害があってもいろんなことを知りたい。これは人間一人一人が持つ基本的な権利だと思います。

2010-03-27 14:28:03
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

「コミュニケーションの権利」を基本的な人権と唱える人もいます。

2010-03-27 14:29:03
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

さて歴史の話、それまで口伝で伝わるのが一般的だった情報は15世紀のグーテンベルグにより印刷が誕生、5世紀にわたって情報が伝達されてきました。しかしインターネットが誕生し、人の手が介さないでも障害があってもリアルタイムに情報が共有する可能性がでてきました。

2010-03-27 14:32:01
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

テキストでもXMLでもデータになったことにより、障碍者の情報入手に画期的な革命的なへんかを与えたのは事実だとおもいます

2010-03-27 14:33:30
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

障害の定義の話、アフリカの人は視力が4.0、日本は視力1.5や1.2といった、ことがあります。こっちは良くてこっちはいい、この基準をどういった形で決めていくか?ということです

2010-03-27 14:36:48
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

もう少し詳しい話、例えば内閣府の制度改革推進会議というのがあります。これまでは医者先生が基準を決めて測定を行い、障害者の判定をおこなってきました。しかしこれからは社会環境の相互作用というのが重要になってきます。ある人が行動するとき、そこに段差があると行動範囲に影響があります。

2010-03-27 14:40:16
@miwa_chan

@ulto 真面目な話、ハードカバーの本の取り扱いに苦労するのですが、PDF化に公費つかないかなあ。

2010-03-27 14:41:38
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

社会環境の相互作用とはそういうことです。絶対音感がある人はちょっと高い、低いということがわかりますし、戦時中B29の音を聞き分ける聴覚の人が借り出された。などの話もあります。どこで障害の区切りをつけるのか?というのはなかなか難しい

2010-03-27 14:43:42
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

「読書困難度」絵がそこに書いてあっても文字がそこに書いてあってもそこには10%から100%といった中間のさまざまなばらつきがあります。その困難度に応じた対応がさまざまにあります。

2010-03-27 14:47:37
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

点字が有利なのは点訳が著作権上誰でも出来るという優位性があります。ですので普及しました。拡大教科書は拡大についての著作権に対する配慮はありません。よって拡大というのは教科書以外には普及してこなかった

2010-03-27 14:49:37
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

「たいことばちもってきて」を太鼓とばち持ってきて。「たい」「ことば」「ち」鯛・言葉・血と受け取られる場合もあるので、漢字にルビを振ることは重要なのです。

2010-03-27 14:53:31
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

LLブックという本が有効であることも出版UD研究会で勉強しました。総括すると「メディアを選択する自由を与える」ということが大事なのだと思います。18ポイントが良い弱視の方もいれば30ポイントが重要な弱視の方もいます。人により最適なメディアを選んでいるのです。

2010-03-27 14:56:38
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

休憩時間、話は変わるが教科書のDAISY版を作ることをアメリカでは義務付けられているそうだ、障害者の差別を禁止する法律があるそうだ。

2010-03-27 15:03:14
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

すいません私は専門家でないので、出版UD研究には専門家の方々ばかりなのですが RT @miwa_chan: ulto 真面目な話、ハードカバーの本の取り扱いに苦労するのですが、PDF化に公費つかないかなあ。

2010-03-27 15:05:06
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

講義前半が終了し、やはり著作権・基本的人権といった法律において障害者への対応が具体的にどう盛り込まれるかが重要であるのかを実感する。

2010-03-27 15:07:08
石黒猛雄@未来予測 @ulto5

後半開始、宇野先生:読書バリアフリー法を制定してほしいという話。背景は、これまでは障害者情報提供施設やボランティアの方々に頼りがちだったが、図書館や出版社に環境を整えていただきたいということです。これまで出版社がなにもやってこなかったわけではありません。

2010-03-27 15:14:02