連歌~季移り、他~

連歌論のひとひら 其の弐
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朧月夢 @haruyumeoboro

@zrenga 85 印象の光に溶ける海と舟 夢  #jrenga 連歌 俳諧 連句

2011-03-19 02:56:06
秋篠 草栞 @aki_sino

@zrenga 86 題名のない曲の愉しみ 栞 #jrenga 連歌 俳諧 連句 85はクロード・モネの「印象 日の出」の世界ですね♪

2011-03-19 07:27:59
春蘭 @watashide

@zrenga たしかに、絵にしても曲にしても題名は不要かも知れないですね。題名は鑑賞者に先入観を与えてしまう訳で、想像する楽しみがなくなります。

2011-03-19 07:50:46
春蘭 @watashide

@zrenga 87 人生は変転やまぬストーリー 私 #jrenga 連歌 俳諧 連句

2011-03-19 09:30:11
不夜庵 @huyaan

@zrenga 88 終の棲家は雪積む里か 冬 不夜 #jrenga 連歌 俳諧 連句

2011-03-19 09:50:35
不夜庵 @huyaan

@zrenga これがまあつひの栖(すみか)か雪五尺 小林一茶(1763~1827)88句の下敷きはこの有名な発句。中七句末の「kaka」は「呵呵」と大笑しているんでしょう。確信犯ですな、この音韻配列は。でしょう?一茶どの。

2011-03-19 10:01:59
秋篠 草栞 @aki_sino

@zrenga 89 楼台の灯り眺めつ寒施行 冬 栞 #jrenga 連歌 俳諧 連句 一茶の発句は飄々としていますね。雪景色と言えば蕪村の鳶鴉図なども連想します。

2011-03-19 10:43:10
朧月夢 @haruyumeoboro

@zrenga 90ふと花の香の溢つ暗闇に 春花 夢 #jrenga 連歌 俳諧 連句 蕪村の花の香や 嵯峨のともし火 消ゆる時 と、夜色楼台図 からですが、ちょっとお色気入っちゃいましたか?他の方のとどんどん差し替えてね♪

2011-03-19 13:42:45
春蘭 @watashide

@zrenga 90 ふと花の香の溢つ暗闇に 春花 夢  #jrenga 連歌 俳諧 連句 90の花の香(晩春)と89の寒施行(晩冬)は季節として離れてますが、冬桜もありお色気もほしい所なので活かしましょう。二句一連(短歌)では前句の季節冬を受け継ぎ、90単独では春ということで。

2011-03-19 15:13:00
朧月夢 @haruyumeoboro

@zrenga 春蘭さんありがとうございます。私にとって 楼 という語のイメージが、色気を伴ったもので、それに燭が重なってなおなまめかしく感じましたので、あんな句になってしまいました。色々ご指摘いただくと嬉しいです!

2011-03-19 15:29:47
春蘭 @watashide

@zrenga 91 こころあてに待てば夢見の春の夜半 春恋 私 #jrenga 連歌 俳諧 連句 源氏物語:浮舟が薫を心待ちにしていたら強引な匂宮がしのんできたあたりをイメージして。

2011-03-19 15:49:16
不夜庵 @huyaan

@zrenga >夢様 間に雑の句をはさまず直接有季の句から有季の句へ移るのを「季移り」と言います。連歌は前句に付けて付句・前句でひとつの(短)歌の世界を描くものです。よって同一の世界に異なる季節の存在は不自然です。なので季移りにはそれなりの妥当性が要求されることになります。

2011-03-19 16:47:41
不夜庵 @huyaan

@zrenga 78→79の季節逆行の季移りは「陽炎」が春以外でも見られるものですからありえること、つまり不自然ではありません。が、89→90の場合、前句の「寒施行」の「寒」は期間が限定されたものでこれは動かしようがありません。

2011-03-19 16:48:09
不夜庵 @huyaan

@zrenga 一方の「花」連歌・俳諧で「花」といえば桜、とりわけ山桜を指しますが、これも咲く時期は限られていて少なくとも「寒」に山桜が咲いているのは不自然です。ですが、私宗匠の捌きがすでにでておりますので取り下げるにはおよびません。このままで行きましょう。

2011-03-19 16:48:27
不夜庵 @huyaan

@zrenga 雑の句を挟んで(句数去嫌を守って)他季に移るのが基本です。季移りするときはありえない世界を描かないように、不自然にならないよう注意しましょうね。(>私様 季移りの解説としてはこれでよろしいでしょうか?誤りがあれば正し、補足あれば補足願います)

2011-03-19 16:48:47
春蘭 @watashide

@zrenga ありがとうございます、完璧だと思います。(^^) たしかに季移りするときは、多季にわたってあるもの(eg. 月、露、霞とか)を利用するのが一つの手でしょうね。>私様 季移りの解説としてはこれでよろしいでしょうか?誤りがあれば正し、補足あれば補足願います

2011-03-19 17:21:07
朧月夢 @haruyumeoboro

@zrenga @huyaan さんありがとうございます。とてもよく分かりました。 皆様に教えていただきたいのですが、例えば、冬 と 春 の季語ををひとつの句に入れることは可能なのでしょうか? 季節の移り変わりを詠む際には、有り得ることと思うのですが…

2011-03-19 17:42:29
春蘭 @watashide

@zrenga 問:>冬と春 の季語ををひとつの句に入れることは可能なのでしょうか? 答:可能です。例えば、水無瀬三吟の発句、雪ながら山本かすむ夕べかな 宗祇。どちらが季語として強いか内容で判断するのでしょうね。この場合は雪(冬)より、かすむ(春)が強いとみて春となっています。

2011-03-19 19:45:28
春蘭 @watashide

@zrenga 芭蕉流では季語となっていても杓子定規ではありません。内容で雑にしたり、他季としたり、季語でなくても内容で季を認定するなど臨機応変、自由自在です。見習いたいですがなかなか身に付きません。多くの他流派のように杓子定規でやるのが一番簡単ですが、かなり窮屈になりますよね。

2011-03-19 19:46:11
朧月夢 @haruyumeoboro

@zrenga アドバイスありがとうございます。私は連句にはまだ疎く、詩は好きですが、ランボーやボードレールなど外国の詩中心なので良く分かりません。余情 前句の心が大事だと教えていただきました。これからも色々教えて下さい。

2011-03-19 20:30:44
afunai @afunai

@zrenga 92 お伊勢参りの草紙ひもとく 春 ふない #jrenga 連歌 俳諧 連句

2011-03-19 21:39:28